メインコンテンツへスキップ
見出し画像

坊主にスカート 第1話|二人の距離

    第1話|二人の距離

    席替えの日。
    新しい席へ向かう。

    隣の顔を見た。

    🐨こあら
    「…………。」

    🐨こあら
    「そっち、机はみ出してる。」

    🌰みちる
    「そっちが離れすぎなんでしょ。」

    🐨こあら
    「近づきたくないから。」

    🐨こあら & 🌰みちる
    「最悪。」と同時に言う。

    二人の机の間には、
    微妙な隙間。

    🌰みちる
    「まだ合唱コンクールのこと怒ってるの?」

    🐨こあら
    「はぁ💢」
    「ふざけるな。」

    🌰みちる
    「馬鹿じゃない。」

    🐨こあら
    「…………。」
    🌰みちる
    私の気持ちも知らないで・・・

    険悪な空気のまま、
    数日が過ぎた。

    音楽の授業。
    みんなが歌う中、
    こあらだけは、口を開かない。

    みちるが、小声で聞く。
    🌰みちる
    「歌わないの?」

    🐨こあら
    「下手だから。」

    🌰みちる
    「まだ気にしてるの?」
    「私、あんたに言ったっけ?」

    🐨こあら
    「お前が言ったんだろ。」

    🌰みちる
    「…………。」

    🐨こあら
    合唱コンクール。
    ぼくは、最悪の日を思い出していた。


    この記事が参加している募集

     
     
    小さな講座クリエーター🐨|放課後の小さな課外授業|エッセイ|占い|note活用・創作・音声コンテンツを実験中🌿読むだけで終わらない体験型コンテンツも制作。相互フォロー歓迎💕放課後にふらっと立ち寄れる場所です。

    あなたへのおすすめ