メインコンテンツへスキップ
見出し画像

⭐︎もしかしてモラハラとか? 1090


    私、被害者なんです。
    可哀想なんです。
    気の毒でしょう?
    と思いたくはないし、思われたくもない。
    考えないようにしていたけれど、でももしかしたらそうなの?


    ダイニングテーブル周囲の床には、修(仮名、長男)の私物が当たり前のように配置され、いつの間にか定位置になっている。
    先日、私が椅子から立ち上がったとき、修が勤務シフト表と常備薬を入れている帆布ケースに足が当たってしまった。
    蹴るというほど強くはなかったのだけど、ケースは倒れ中身が床に散らばった。


    「あ、ごめんなさい‼︎」と言って中身を拾い始めた私は、修の腕に振り払われて尻餅をついた。
    驚いたし怖かった。

    修(何年も前から私と喋らない)が腕で振り払ったのは、「自分で拾うから触るな」という意思表示だろうし、出勤直前で急いでいたからだろうし、ADHDで直情径行気味だからだろうし、ルーティンが崩れることを我慢しにくい質たちだからだろうし、痛みが残るほどの尻餅ではなかったから、暴力ではない。


    本当にそうなの?


    幼い頃から、泣きたくても腹が立っても痛くても、「我慢しなさい」と母から言われるのが当たり前だった。
    「はいと言いなさい」「親の言うことをききなさい」「逆らいなさんな」「甘えなさんな」と言われるのが当たり前だった。
    「やればできるはず」「もっと頑張りなさい」と言われるのが当たり前だった。
    面と向かって、「情けない」「育て方を間違えた」「お腹の中からやり直したい」と、言われるのが当たり前だった。


    「できて当たり前」「できないことは悪いこと」と刷り込まれているから、できない自分は悪い子だと思ってしまう。
    謝り癖がついていて、直ぐに謝ってしまう。
    自分が謝ることで、事がおさまるなら先に謝ろうと思ってしまう。


    やがて、家の中でも学校でも自分の家庭の中でも職場でも、「責任感が強くて頑張りが利く強い人」と見られるようになってしまった。
    違うのに。
    とっくにキャパオーバーしていても、「できるはず」と思われているのが解るから、期待に応えなくてはと、更に我慢を重ねてしまう。
    放っておけばいいのに。


    人様の機嫌を損ねることが、何より怖い。
    わざと機嫌を損ねようなんて思わない。
    良かれと思っていても裏目に出ることは避けられない。
    いくら気をつけていても、意図していなくても、機嫌を損ねてしまうことは不可抗力だと思う。
    感覚も感性も感受性も私とは違う。
    たとえ、どう受け止められるかを予想していたとしても、当たるとは限らない。


    (相手の)不機嫌の責任は私にあるの?
    私が責任を負わなければならないの?
    私が責められるのは、当然なの?
    感情は本人固有のものではないの?
    同じ気温であっても、寒いと感じるかそうでもないと感じるかは、状況や個人差。
    誰も責任を取る必要はないし、謝る必要もない。
    それでも私は、人様の不機嫌に謝ってしまうし、自分を責めてしまう。

    だからうつ病になったんじゃないの?


    今は、母からもH(元夫)からも職場からも離れている。
    周りにハラッサーはいないはずなのに、やっぱり我慢してるし緊張してる。
    なぜ?
    誰に?


    母から支配されるのが嫌で憎かったのに、母が怖くて歯向かうことも抜け出すこともできなかった。
    自分の子ども達には、同じ想いをさせたくなかった。
    支配したくなかった。
    恐怖を与えたくなかった。

    母が怖かった私とは違い、子ども達は誰も私のことが怖くない。
    彼らは何を言っても何をやっても、私が怒り狂ったり泣き叫んだりしないのを知っている。


    怒りたくないわけじゃない。
    泣きたくないわけじゃない。
    我慢してるだけ。
    不機嫌にさせないようにと萎縮しては、「何がいけなかったんだろう?」と自分を責めているだけ。


    たとえば無視するとか、喋らないとか、決めつけるとか。
    まさか、私が傷つくのを解ってやってる?
    怒らないし泣かないから、大丈夫だと思ってる?
    母親はこんなことを考えちゃいけない?
    我慢するのはもう沢山なんだけど。
    私、生身の人間なんだけど。


    明け透けに書いてるけど、実は3人ともいい子です。
    3人とも宝物です。
    勝手に片恋しています。
    子ども達が苦しんでないのは、私にとって幸せなことなんです。
    でも……


    今日は、すっかり穏やかで優しくなった母の誕生日。
    過去の記憶が朧な母は、私を見て名前を呼んで嬉し涙を流した。
    私は私に育てられたかったと思う。
                  (3/31)

    画像








    #エッセイ #ブログ #コラム #散文 #雑文 #身辺雑記 #うつ病 #無職 #失業中 #モラハラ #暴力 #ADHD #我慢 #緊張 #支配 #誕生日  868日目

    あなたへのおすすめ