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⭐︎私信② 1047

    ※ヘッダー画像は #大橋ちよさん 作の「れれ子」を加工して使用しました
    ありがとうございます


    *****************


    いつかはこんな日がくるだろうと予想はしていたけれど、実際に訪れると驚くほど動揺するし、思った以上に寂しい。
    でもね円満に送り出したいし、門出を祝福したい。
    だから、いってらっしゃい。
    新生活を満喫してね。
    今日が晴れて暖かい日で本当に良かった。

    私としては、接点ゼロのままというのが唯一の心残り。
    あなたにとっては、ただ物理的な距離が加わるだけなんだろうね。


    誤解•曲解•言い間違い•言葉の選択誤り•聞き間違い•記憶違い……
    どれも私にある。
    認識できていないものも含めれば、無数に。
    そのうちのどれか又はいくつか、若しくは全部が気に入らなかったのでしょう。


    認識できていなければ自力で気づくこともやり直すこともできないから、拒否するのではなく、「違うよ」と気づかせてほしかった。
    気づきたいし、やり直したいし、非があれば謝りたいし、許しを乞いたい。
    許されなければ、許されていないことを自覚していたい。


    親子であっても、感性も感覚も感受性も違う。
    価値観は異なっていて当たり前。
    親だからって間違わないわけではないし、子どもだからって親に従わなければならないわけではないんだよ。


    私は母に自分の意見を言えないのが嫌だった。
    勇気を振り絞って希望を伝えても、問答無用で否定されるのが辛かった。
    せめて理由を伝えたいと思っても、「口ごたえしなさんな」「素直になりなさい」「親の言うことをききなさい」だもの。
    もし親を100%尊敬していたとしても、言いなりにならなきゃいけないなんて変よね。

    「親」というだけで子どもを押さえ(抑え)つけたり、コントロールしたりしたくない。
    私の言うことを「違う」「きけない」と思っても仕方がないし当たり前。
    ただ理由は知りたい。
    その理由に私が納得できなければ、何ターンでも意見を交換したい。
    歩み寄れるとは限らない。
    物別れに終わるときだってあるでしょう。
    それでも、そのやり取りが無駄だとは思わない。


    「子どもの言葉に耳を傾けることができる」のが私の理想の親像だけど、あなたは違ったみたいね。
    子どもの言いなりになる優しいだけの親が良かったのかな?
    いちいち理由を訊く私は、理屈っぽくて煩くてさぞかし嫌な親だったのでしょうね。


    昔から面倒くさいことが嫌いなあなたは、理由を訊かれる度に、否定されると感じて身構えていたの?
    理由や意見を訊くことが、否定に直結するわけではないのよ。
    深く解りたいってことなのよ。


    ほんとはね、私に対するあなたからの思い込みも解いておきたい。
    そんなこと少しも思ってない、そんなふうに言ってない、勝手に私の気持ちを決めつけないで、って。
    機嫌を損ねるのが嫌で、我慢して飲み込んできたけれど、さすがに苦しいわ。
    もう手遅れね。


    思い悩んだり自責の念にかられたりするんだろうな。
    あなたの決断なのにおかしいよね?
    あなたの決断と行動力に拍手を送ればいいだけよね?
    うん、そうしよう。


    私のもとに生まれてくれてありがとう。
    一緒にすごしてくれてありがとう。
    沢山の経験や素晴らしい思い出をありがとう。
    これからもあなたの味方。
    いつでも応援する。
    体だけは大切に。


    人生楽しめ。
    私も楽しむ。      (2/15)







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