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🤱【あなたの為を思って】父のこと

    前回⤵️

    マガジン⤵️



    読みやすさを考えると、1,000字程度にまとめたいと思う。
    実はいつも思っている。
    大抵調子に乗っちゃって、大した内容でもないのに3,000字前後になってしまう。
    前2回はハッシュタグを入れて約1,300字。
    こんなことを書いてるから字数が増えるんだよ。



    父は2019年10月に慢性心不全と重度の間質性肺炎で亡くなった。
    最期は溺れるように苦しむと、憎っくき元主治医から宣告されていた。
    元主治医よ、お生憎様。
    苦しむことなく、恐らく自分でもいつ事切れたのか気づかないまま永い眠りについた。
    身内の誰も傍に居なかったけれど、とてもお優しい看護師さんと、父と誕生日が同じだという素敵な主治医が見守ってくれた。



    姉1人、兄6人、8人きょうだいの末子で長兄とは18才差。
    父親(私の祖父に当たる人)は2才のときに亡くなり、母親(私の祖母)と兄姉(私の伯父•伯母)に育てられた……というか放っておかれた。
    私が生まれたときには、母親•兄2人•姉1人以外は亡くなっていた。
    夫や息子達を早くに亡くした祖母は辛かっただろうね、知らんけど……





    きょうだい全員が剣道を習い、その後はそれぞれ異なった種目を選んだ。
    長兄は確か相撲。
    父はラグビー。
    失神すると薬缶の水を「命の水」と呼んで頭からかけられたと話してた。



    高校卒業後は家を離れ、都市で働きながら自力で大学を卒業した。
    先に家を出て働いていた姉と仲良し。
    父が母親や兄姉を悪く言うのも、父が悪く言われるのも聞いたことがない。
    どうしてこんな娘(すみません、私です)ができてしまったんだか……



    妻(私の母)とはお見合いで出会った。
    紹介したのは母親の妹(父の叔母で私の大叔母)。
    祖母と大叔母は、長姉と末子で18才差。
    丁度、長兄と父のような関係。
    そして大叔母も都市で仕事をしていて、姪である父の姉と大の仲良し。
    私の妹と娘が、叔母と姪で仲良くしているのとおんなじ。
    文字だけだとわかりにくいな。



    お見合いの世話をしてくれた大叔母は、連れ合いを亡くしていて、子どもはいない。
    大きな日本家屋でひとり住まい。
    いずれ父を養子にしたくて、新婚の両親を自宅に住まわせた。
    優しくて表裏がなく意地悪とは無縁の大叔母だったけど、新婚の母にとっては窮屈だったんだろう。
    私が2才8ヶ月、弟が1才直前のとき、私達家族4人(妹は未だ生まれてない)は引越した。



    現在は忘却力が逞しい私だけど、大叔母の家での記憶は残っている。
    1才の誕生日のケーキにはチョコレートが塗ってあって、苺ではなく缶詰めのみかんを載せたこと、どんなテレビ番組を観てどんな絵本を読んでいたのか、弟が消防車の絵本の上で粗相をしたことまで。





    核家族になってからの父は忙しくて、真面目で、頑固で、理屈っぽくて、怖かった。
    後年、孫(私の子ども達)をハグハグしたり、エンディングノートの内容を私とふたりきりで話し合うことができたなんて、夢ではなかったかと今でも思う。





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