私をつくった言葉に、もう一度会いにいく/ハッピーライティングマラソン68
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第68回のお題はこちら
今の自分だからこそ、もう一度読みたい本は?
三浦綾子さんの『道ありき』。
若いころの私は、
周りにいる大人たちを、ほとんど信じることができなかった。
大人が言う「正しいこと」も、
「こう生きるべき」という言葉も、
どこか疑って聞いていた。
でも、三浦綾子さんの言葉だけは違った。
なぜなのかは、今でもうまく説明できない。
ただ、
この人の言葉は正しい。
この人の言うことなら信じていい。
そう、直感的に思った。
『道ありき』を読んでいた頃の私は、
三浦さんの言葉に何度も立ち止まり、
何度も考え、
少しずつ自分なりの「生き方」を作っていったのだと思う。
今振り返ると、
私が大切にしていることの中には、
三浦さんの言葉から受け取ったものが、たくさんある。
人をどう見るか。
苦しいときにどう立つか。
自分の人生をどう引き受けるか。
気づかないうちに、
その言葉は私の中に根を張っていた。
今の私を作っているもののひとつに、
間違いなく三浦綾子さんの言葉がある。
だから今、
もう一度『道ありき』を読みたい。
あの頃の私は、
三浦さんの言葉に「答え」を求めていたのかもしれない。
今の私は、
同じ言葉から何を受け取るのだろう。
それを確かめてみたい。