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Photo byshizuku_compass

「僕には誰も味方がいない」と呟いた君へ|次男への手紙


    リョウへ


    あらためての手紙は初めてだね。
    小さなメッセージカードは小学生の頃に渡したの、覚えているかな?あれは1/2成人式の時だったね。


    あれから8年が経って、リョウは人生二度目の受験を控えていて毎日毎日頑張っている姿を誇らしく思っています。


    今日はお母さんが思っていることを伝えたくて、この手紙に書いてみるね。


    本当は学歴なんて気にしたくないって言っていたよね。リョウなら学歴を気にせずどんな事も意欲的に頑張れることをお母さんは知ってるよ。


    でも、リョウが自分の将来のために決めた受験だから、お母さんは最後まで応援するだけです。


    応援しているつもりでいながら、年明けの願書の手続き、お母さんの不用意な言葉でリョウを落胆させてしまったね。


    今ここであらためて謝らせてね。あの時はごめんなさい。直接言葉で伝えたから十分わかってくれていると思うけど、親はどうしても心配の気持ちが先に立ってしまいます。


    落胆させた後のリョウの言葉、「僕には誰も味方がいない」こんなふうに言わせたこと、親として失敗だったと今も思う。


    リョウ、味方か味方じゃないか?そんな議論が存在しないくらいに、君が生まれた瞬間から君の人生が幸せであることを願ってここまできています。


    味方じゃない、なんてあり得ないことだよ。お父さんとお母さんのことを「信頼はしているけど、味方だと思えない」こう言われた時はかなりショックでした。


    でもね、そんな事もありだと思う。
    あの日二人で思いがけず沢山の話をして、リョウの想いを聴くことができたから、結果良かったんだと思う。


    大切な時期に長話になったし、お互い気まずい思いもしたけれど、これは絶対厄落としだね。小さな蟠りを持ったまま受験に挑まずに済んだから。吐き出してくれて、ありがとう。


    どんなことがあっても、最後まで君の味方でい続けるから。リョウがいてくれることが何よりも幸せです。


    母より


    *リョウは仮名

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    昨日投稿した「片想いのラブレター」
    に便乗し、同時に書いていた記事です。

    企画参加という形ではなく、次男への想いを記録の意味でnoteにしました。

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    次男のこと


    2022年1月8日、大学受験志望校スケジュール表をテーブルに置き、PCで各志望校の願書入力を一つ一つ済ませながら最後の一校の入力を済ませる段階で、どう見返してもタイトなスケジュールに心配が頭をもたげました。確認の意味も含めて「このままで大丈夫?一つ減らすのも有りだと思うよ」そう聞いてみたら、次男の表情が一気に曇り、俯いてしまいました。

    そうして、落胆の声で話したことが「僕の味方は誰もいない」少し涙ぐんでこの言葉を言わせてしまいました。

    タイトすぎる受験スケジュールを危惧した親としての声かけでしたが、「どんなに大変でもやり切りたい」と心に決めていたそうです。

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    遡ること3年前の今頃も、次男は受験勉強に勤しんでいて、本番ギリギリまで頑張る姿を目にしています。

    次男と二人で見に行った第一志望の都立高校の合格発表日。3月1日のその日は晴れていて、空気はツンとするような冷たさを感じながら志望校の最寄り駅を降りて「緊張するね」と声をかけたこと覚えています。

    落ち着つかないながら和やかな顔の次男と約5分の道のりを歩いて行き、ドラマで観るような大勢の人混みの中、二人で何度も貼り出された掲示板を目を見開いて確認しましたが、受験番号は見当たりませんでした。不合格。

    あの時の、次男の落胆した顔が今も割とはっきり覚えていて、切ない気持ちも蘇ってきます。どうしてだろう・・がっかりする場面を何度も見てきた気がして、次男には試練が多いなぁ、、言葉も見つかりませんでした。

    受験自体はそれが初めてでしたが、小学生時代はサッカーチームの中で活躍し、中学からのトレセンへのトライアルを重ね3つ受けて3つとも最終選考で落ちた経緯がありました。

    彼は、小学生時代から陰で涙を流す経験を重ねての高校受験失敗という現実が、ある種のトラウマになってしまいました。

    同時期、大学受験第一志望に成功した兄と自分を比較している様子も見受けられ、持ち前の明るさがなくなり一時は気になりました。

    それでも第一志望校ではない、滑り止めの私立へ通い出してから部活も励みつつ受験を見据えて頑張り、今この受験期を迎えています。一般入試は2月が本番、これまでの努力が実ってほしい、万全な状態で受験を終えてほしい。今はこの想いでいっぱいです。


    長文をお読みいただき、ありがとうございます。


    (裏話…次男の言葉にショックで凹んでいる時に私に一番に寄り添ってくれたのは大学生の長男でした。「愛情は絶対伝わってるから大丈夫だよ。今はナーバスな時期なんだって、それだけだから」思わず長男の前で泣いてしまうという、弱い母です( ;  ; ))

     
     

    chiyo

     
     
    2022年4/4から2023年4/4まで「毎日誰かのお誕生日」投稿しました🎂子育て経験や日々感じることを記事にしています。心地よく過ごすための情報発信🌿

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