
人間関係で辞める前に。40代からの「感情を削ぎ落とす」仕事術
人間関係を理由に「仕事を辞めたい」と思った時に、一度立ち止まって考えてほしいこと
「もう、今の会社を辞めたい……」 そう思う原因の多くは、職場の人間関係ではないでしょうか。
いつも嫌味を言う、話が長い、噂話ばかり、裏表がある。挙げ出したらキリがありませんよね。人生の多くの時間を過ごす職場が不快な場所になるのは、本当につらいことですよね。
しかし、もしあなたが「人間関係」を理由に転職を考えているのなら、少しだけ注意が必要です。理由は2つあります。
環境の変化はコントロールできない:次の職場が今より良い保証はありません。面接官の人柄が良くても、実際の現場は分かりませんし、そもそも会社は異動や新入社員によって環境は常に変化するからです。
採用側にはリスクに見える:人間関係の問題は「あなたの主観」として受け取られがちです。面接官は「自社でも同じ問題が起きるのでは?」と懸念し、あなたの能力が正しく評価されないリスクがあります。
※もちろん、明確なハラスメントや不当な扱いがある場合は別です。その場合は、転職よりも先に労働基準監督署や社内の窓口へ相談してください。
では、今目の前にある「しんどい人間関係」にどう対処すればいいのか。僕が実践して効果を感じている、**「感情に振り回されないための3ステップ」**をご紹介します。
ステップ1:主観を捨てて「事実」だけを見る
まずは相手を冷静に観察することから始めます。ポイントは**「主観(自分の感想)」を切り離すこと**です。
例えば、「Aさんはすぐ怒るから話しかけにくい」と感じているとしましょう。 この場合、「話しかけにくい」というのはあなたの主観です。他の人は「怒りっぽいから、週に1回だけ報告しよう」と戦略的に捉えているかもしれません。
例えるなら、一口食べたパンが「激辛」だったとき。 辛いのが苦手な人は「なんて嫌なパンだ!」と怒るかもしれませんが、冷静に見れば、それはただ「辛いという事実があるパン」に過ぎません。それと同じで、「Aさんは怒りやすいという性質を持っている」という事実だけをインプットするのです。
ステップ2:色んなアプローチを試して観察する
事実を認識したら、次は実験です。 こちらからの接し方をいくつか変えてみて、相手がどんな時に不快な反応をするのか、冷静にリアクションを観察(分析)してみましょう。
ステップ3:自分の中で「関わり方のパターン」を作る
分析結果を元に、自分の中で「Aさんの取扱説明書」を作ります。 「こういう言い方をすると、こういう反応が返ってくるだろう」と事前に想定して動くのです。相手のリアクションをスケジュールや作業工程に組み込んでしまえば、不意打ちでストレスを感じることも減ります。
究極のTips:自分を「ゲームの主人公」に置き換える
それでも「苦手な人と関わるのは面倒だ」と感じる方へ。僕がおすすめする裏技が、**「自分の中に、もう一人の自分を持つこと」**です。
自分自身を、RPG(例えばドラクエ)の勇者だと思ってください。 苦手なAさんに話しかけるときは、あなた自身が話すのではなく、コントローラーを持って「勇者」に「Aさんに話しかける」というコマンドを実行させている感覚を持つのです。
「自分」というキャラクターを操作している感覚を持つだけで、受けるストレスが驚くほど軽減されます。
大切なのは「相手は変わらない」と知ること
人間関係の悩みの根源は、「どうしてこの人はこんな言い方をするんだろう」という期待や不満です。ですが、**「相手は変わらない(変えられない)」**というのが真理です。
相手は変えられませんが、自分の「認識」や「関わり方」は今すぐ変えられます。 相手の言動に感情を振り回される必要はありません。あなたはあなたの意見を持ち、相手はそれと違うだけ。そう割り切ることで、心に余裕が生まれます。
今の職場で少しでも穏やかに過ごせるよう、まずは「事実だけを見る」ことから始めてみませんか?一歩引いて状況を眺めてみると、新しい解決策が見えてくるはずです。
いかがでしたか?
会社という場所は人生の多くの時間を過ごす場所です。そんな場所が不快な場所になるのは出来る限り避けたいですよね。
今回の内容が、みなさんにとっての会社員生活を少しでも過ごしやすくなるためのヒントになれば嬉しいです。