
エンジンの冷却水が漏れている 吾が締め足らざる ネジは此処か
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https://note.com/chy_farm/n/n63eaf158ad48
エンジンを分解整備した古いバイク。
走ってきて 一晩 車庫におくと、ウォーターポンプの真下に、ほんのわずか青色の冷却水がしたたり落ちている。
「ウィープホール(淚穴)」ではない、ようす
ウォーターポンプの構造上の、わずかに冷却水を逃がす働きの「ウィープホール(淚穴)」からはこれほど毎日冷却水が滲み出るわけではないから、これはおかしい。
このボルトの締め付けは、トルクレンチで正確に測って閉めたはず。
柔らかい 銅のパッキンを挟んでいたし、それで良いと思っていた。
「フランジボルト」だった
ところが ボルトの頭の形が違っていたのだ。
六角形のボルトの頭にドーナツ状のリングがあらかじめ 一体成形されている「フランジボルト」を使わなければならなかったのだ。
元々ついていた純正のボルトは腐食してしまったので交換した。
その交換時に気がつかなかった。

それを使えばドーナツ状リングが、柔らかい 銅パッキンを強く押さえてくれて、ミクロの隙間がふさがる。
正しきと 思ひ込みたるネジにして 締り足らざる隙間 ミクロの
今更ながら、学ぶことができた。

この部位のパーツリスト。
ここで話題にしているフランジ・ボルトは#15(2本あるうちの下のもの)。
#10は銅製の平ワッシャに交換した。
これらのボルト、15番、16番は、ボルトの太さが6mmなので、一般的締め付けトルクは、8Nm〜12Nmとなっている。
追記)まだ漏れる
締め付ける相手のクランクケースがアルミなので、一旦12Nmで締め付けた。
しかし、走行の後、半日経過すると、このドレインボルトの向こうにあるパッキンの部分からにじみ出しが多いので、仕方なくさらに強く16Nmで締め付けた。

それなのに、また漏れていた!
仕方なくさらに強く16Nmで締め付けたのに、どうして???
強く締め付けたのに、漏れるのなら、#3のカバーと、それを取り付けるクランクケースの接触面が腐食しているのかもしれない。
パッキンを新しくしてみよう
#4のパッキンは一年前の整備で新しく作ったものだったが、念のためにこれも交換することにした。
その上、この新しいパッキンの両面にシーラントを塗布して対策してみた。
まだ、直らない。なんで???
こんなに対策しているのに、まだ水漏れしてくる。
こうなったら、最後の対策。
ホルツの「ラドウェルド」を使ってみようか?!
ラドウェルドは20年以上前に農場の古い古いトラクターで使用したことがあった。
あの時はラジエターの腐食が悪すぎて効果が無かった。
でも、今日の水漏れは目視ではさっぱりわからないほどの微細な腐食かもしれない。
ホルツの「ラドウェルド」が効いてきた
フュージョンのクーラント容量は1リットル。
ラドウェルドの混合割合は「3%」程度。
微細な腐食部分にラドウェルドのレジンが食いついて、
水漏れが止まったら、混入した液を全部排出するつもりにしている。
なぜって、そのレジンの微細な粒子が、ウォーターポンプのメカニカルシースの摺動面を傷つけるのは避けたいから。
そういうわけで、リザーブタンクに混入する必要はない。
3%ならば、30mlで良いが、少し濃い目に使って50mlにした。
混入してすぐに15分間走行してきた。
走行直後:漏れていない。
1時間後:漏れていない。
2時間後:漏れていない。
3時間後:漏れていない。
4時間後:漏れていない。
5時間後:漏れていない。
10時間後:漏れていない。
よ~~~し!
更に2~3日間、走行して内圧を与えて試そう。
運転し終わって数時間は漏れが無いのに、一晩放置すると、漏れている
完全に止まっていない。
これではラドウェルドを混入したクーラントを排出できないなぁ。
やれやれ、
様子を観よう。