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🕊️🐔5時前に解散する、夏の日のスタート

    🕊️寝苦しくて、ふと目が覚めた。


    リモコンに手を伸ばしてエアコンを消し、窓をそっと開ける。


    途端に飛び込んできたのは、鳥たちの大合唱。


    今日はいつものメンバーだけじゃない。


    蝉の声も、カラスの鳴き声も加わって、朝からずいぶん賑やかだ。


    「今日は大混雑だな。」


    そんなことを思いながら耳を澄ませていると、5時前になるころ、あれほど賑やかだった声が、まるで示し合わせたように静かになっていった。


    きっと鳥たちは知っている。


    今日も暑くなることを。


    だから暑くなる前に、朝の活動を終えるんだろう。


    鳥も人も、考えることは案外同じなのかもしれない。


    ……と思っていたら、今度は少人数の鳥たちのさえずりが聞こえてきた。


    「あれ? 寝坊してあとから来た集団?」


    そんなことを考えていると、その声につられたのか、またあちこちから鳥たちが集まり始める。


    気づけば、静かになっていた空は再び大合唱。


    でも、蝉の声だけはもう聞こえない。


    鳥にも蝉にも、それぞれの朝の過ごし方があるんだろうな。


    そんなことをぼんやり考えながら、静かになった部屋でゴロゴロとスマホを眺めていると、いつもの目覚ましが鳴り響く。


    鳥たちはもうひと仕事終えたのに、私はようやく一日のスタート。


    そんな何気ない夏の朝が、少しだけ面白く感じた。



    ✦朝4時の鳥の大合唱が、いつの間にか「元気なおじいちゃん達」に聞こえてきた、夏の朝のちょっと笑える妄想エッセイです。↓

    🐱野良猫とのちいさな繋がりも書いています。


     
     

    tama

     
     
    40代|接客の仕事をしています。 徒歩通勤と、ひとりで落ち着く時間が好きです。 日々の小さな違和感や、うまく言葉にならなかった気持ちを書いています。

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