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40代のおっさんがFable5で有料アプリを丸パクりしようとした話。

    こんにちは、クロクマです。

    今回は、本業や子育てで時間のない40代おっさんがQOL (生活の質) 向上のために 笑 AI (fable5)に作らせたものの話です。

    結論から言うと、

    コードが1行も書けない私が、AIとの会話だけで自分専用の素材管理アプリを作った。

    アプリ開発って話題はよく聞いてましたけど、やること多いし、本業あって時間もないので、頭の片隅にとりあえず置いといてたって感じでした。

    それがfable5の登場で話題が再燃してきたので、じゃやってみようかと。

    自分が関与することが多すぎると時間がなぁ・・とは思ってましたけど、

    思ったより簡単にできてしまったんです。しかも、開発中に私がやったことは、日本語で要望を言うだけ。

    今回はその話です。


    そもそも、なんで作ったのか


    私はAIで画像や動画を作っています。MidjourneyとかKlingとか、そのあたりです。

    で、続けていると必ずぶつかる壁があります。

    素材が増えすぎて、どこに何があるか分からなくなる

    私の場合、気づいたら画像と動画が3,000枚を超えてました。

    ダウンロードフォルダはぐちゃぐちゃ。Macの写真アプリ内もぐちゃぐちゃ。

    「あの青いネオンの街の画像、どこいった?」

    って探し始めて、気づいたら20分経ってる。

    時間がない人間が、1番やったらあかんやつ。

    この問題、実は “Eagle” という有名な素材管理アプリを買えば解決します。買い切り数千円で、クリエイターさんはだいたい使ってる神ツール。

    いろんな方がnoteなんかで紹介してるので存在はかなり前から知ってました。

    でも私は、あえて自分で作ることにしました。

    理由はあとで書きますが、先に完成したものを紹介させてください。


    できたもの : 「Talon(タロン)」


    名前は Talon(タロン) にしました。

    由来を少しだけ話させてください。

    参考にしたアプリが Eagle(鷲)なので、対抗心だけで、AIに「鷲より強い鳥の名前を出して」と頼んだんです。

    そしたら出てくる出てくる。

    象を掴んで飛ぶ伝説の巨鳥「ロック鳥」。 インド神話の神鳥「ガルーダ」。 世界最強の鷲「ハーピーイーグル」。

    どんどん神格化していく候補たちを眺めて、最終的に私が選んだのが、

    Talon = 猛禽類の「かぎ爪」

    そう、鳥ですらない。

    パーツです。

    神鳥と戦わせるつもりが、気づいたら部位を選んでました。

    一応それっぽく言うと、「素材をがっちり掴んで離さない爪」という意味を込めています。まぁ後付けですけど 笑

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    ロゴもAIに作ってもらいました。爪です。かわいい。


    UIと主な機能はこんな感じです。

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    フォルダ分けが全然進んでない 笑

    【取り込み】

    • ドラッグ&ドロップ、コピペ(⌘V or Ctrl+V)で取り込み

    • ダウンロードフォルダを監視して、新しい素材を全自動で取り込み

    • Chrome拡張で、Webページの画像を右クリック保存

    【整理】

    • フォルダ、タグ、お気に入り(★)

    • 画像の「色」で絞り込み(青系だけ表示、とか)

    • 縦長 (9:16)・横長 (16:9)・正方形 (1:1) で絞り込み(リール用素材を探すとき地味に便利)

    【検索】ここが目玉です

    • 「青いネオンの路地」みたいな日本語のふわっとした言葉で検索できる

    • 1枚選んで「これに似た素材」を全部出す

    • AIが全画像に自動でタグ付け

    • タグの「除外」もできる(「資料」タグを外して検索、みたいな使い方)

    【生成AI連携】

    • Midjourneyの画像に埋まっているプロンプトを自動で取り出して、日本語訳まで付ける

    • ボタン1つで画像をコピーして、外部AIき ⌘V or Ctrl+V で貼り付け

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    【その他】

    • 重複画像の掃除、ゴミ箱(復元できる削除)

    • iPhoneからも自宅のライブラリを見られる

    • 画像の簡易編集(切り抜き・回転・反転)と、リサイズ・形式変換しての書き出し


    自分で言うのもなんですが、3,000枚以上が一気に「資産」になりました。


    AI(API)には何をやらせているのか


    ここ、費用の話も含めて正直に書きます。時間もお金もない同世代には、たぶんここが一番大事なので。

    このアプリ、AIを2種類使っています。

    ① タダで動くAI(検索担当)

    「青いネオンの路地」で検索できるやつは、Mac の中で動く無料のAIモデルです。外部に送信しないので、何回検索しても0円。

    ② Claude API(タグ付けと翻訳担当)

    画像を見て「夜景」「都市」「ネオン」みたいなタグを自動で付ける仕事と、英語プロンプトの日本語訳は、ClaudeのAPIにやらせています。これは従量課金。

    で、気になる費用ですが。

    3,483枚タグ付けして、累計で約1,300円でした

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    こんな感じで推定料金が出ます

    1枚あたり0.3円くらい。ちょっと良いランチ1回分でで3,000枚の画像に司書さんが付いたと思えば、安いかなと。

    ただし、従量課金って「気づいたら溶けてた」が一番怖いんですよね。

    その点ClaudeのAPIは前払いチャージ式なので、そもそも入れた金額以上には使われません。さらに、

    チャージ分を使い切ったら自動で止まって、画面に警告が出る仕組み

    これも付けてもらいました。こういう「失敗しても大怪我しない設計」を先に作っておくのは、お金のない副業勢ほど大事だと思います。


    で、Eagleと比べてどうなの?


    このプロジェクトの最初の注文は、

    Eagleと同じようなものを作って

    でした。比べるも何も、最初から丸パクリを目指してたんです。笑

    結論から言うと、丸ごとは作れませんでした。

    PSDやフォントみたいなあらゆるファイル形式への対応、画像への注釈、複数ライブラリの切り替え、長年鍛えられてきた完成度と安定感。このあたりは諦めました。そりゃそうです、向こうはプロのチームが何年もかけて作ってる商品ですから。

    途中、「Eagleみたいにアプリのウィンドウから外部AIへ画像を直接ドラッグしたい」と頼んだら、

    「Talonはブラウザで動くアプリなので、それは確実には動きません」

    と断られたこともありました。私はコードのことは何も分からないので、ホントにムリなのかは知りません。ムリって言うならムリなんでしょう。

    ただ、代わりに「ボタンで画像をコピーして、Klingに ⌘V or Ctrl+V で貼り付ける方式にしましょう」と提案されて、使ってみたらむしろこっちのほうが楽だったので許しました。

    AIってたまに「それはできません」と言っておきながら、後日ぜんぜん別の流れで「できます、やりましょう」と平気で言ってくることあるんです。ありません?

    あれ、何なんでしょうね。

    まぁその日はめんどくさかったんでしょうか。

    ちなみに後日、「あれってホントにムリだった?」と問い詰めたら、

    「ブラウザで動く今の形のままではムリです。Eagleと同じ作り(ネイティブアプリ)に包み直せば可能です。そんな大変じゃないっす」

    みたいな感じで言ってきました。

    できるんかい。

    じゃあやるかというと、やりません。⌘Vで貼れば済んでるから。

    ここ、時間のないおっさんの大事な判断基準だと思っていて、

    「できるか」で決めると、工事が終わらない。「今の自分に要るか」で決める

    要らない機能を諦めるのは、負けじゃなくて節約。時間のね。

    で、逆に「EagleになくてTalonにあるもの」ですが、調べた限り、ほぼ唯一がこれです。

    Midjourney画像からプロンプトを自動で取り出して、日本語訳まで付けてくれる機能

    Stable Diffusion系の画像もいけます。逆にNano BananaやChatGPTの画像は、そもそもファイルの中にプロンプトが記録されていないそうで、

    「無いものは取り出せません。原理的にムリです」

    と真顔で言われました。それはそう。また原理的にムリって言われた。

    (ちなみにEagle本体も最近はAIがすごくて、似た画像を探す検索や自然言語での検索は、公式の無料プラグインですでに入っています。機能面の差は、正直どんどん無くなっています)

    あとは機能というより、

    気に入らないところを、その日のうちに直せる権利

    これだけは、どんな既製品にも絶対にないものです。

    でもひとつ言っときます。

    普通の人は、Eagleを買ったほうが早いです

    笑。


    じゃあ、なんで作ったのか


    それでも私が自作を選んだ理由は3つあります。

    1つ目。

    欲しい機能が、既製品にはなかったから

    「プロンプトの自動和訳」も「外部AIに⌘Vで渡す」も、AI生成をやってる人間には喉から手が出る機能ですが、ピッタリの既製品はない。自作なら「私の作業手順」そのものに合わせて作れます。

    2つ目。

    費用がほぼかからなかったから

    開発はClaude Codeとの会話だけなので、かかったのはAIの利用料くらい。アプリ自体は自分のMacで動くので月額もゼロです。

    3つ目。これが一番大きいんですが、

    「AIに作らせる」という経験値が手に入るから

    今回、私はコードを1行も書いていません。

    「Eagleみたいな素材管理アプリを作って」 「ダウンロードフォルダを自動で取り込めるようにして」 「削除したら復元できるゴミ箱を付けて」

    全部これです。日本語です。

    もちろん一発で完璧にはなりません。「ここが使いにくい」「これができてない」と何度も突き返しました。でもそれって、会社で言ったら部下や外部の方とのやり取りと同じで、大体の世のおっさん達が本業で何十年もやってきてること。

    コーディング能力ではなく、「何が欲しいかを言葉にする能力」で戦える。

    ここら辺が1番の収穫だったような気がします。


    時間がない人ほど、これはアリだと思う


    作業時間の実態を書いておくと、最初の動くバージョンは1日でできました。1日というか2時間?くらい。

    そこから隙間時間に「あれ付けて」「これ直して」を繰り返して、いま52回目の更新です。

    しかも、AIが作業している間、私は待ってるだけなので、子どもをお風呂に入れてから寝るまでの間とかで進みます。まとまった時間は要りません。やってもらってる間に別の作業もできるし。

    偉そうに書いてますが、実はこのアプリ、完成した後しばらく放置してました。サーバーを立ち上げてないと自動取り込みが動かない、という間抜けな理由で。笑

    先日それもAIに直してもらって、やっと「毎日使う道具」になりました。作って終わりじゃなくて、使いながら直す。ここまでセットで自作の価値だと思います。

    この「使いながら直す」が、想像以上に気持ちいい。

    たとえば最近だと、スマホで開いたら画面がぎゅうぎゅうで使いにくかったので、

    「モバイルのUIが詰め込みすぎ。メニューにしまうとかしてすっきりさせて」

    と、ほぼグチみたいな日本語を投げたら、検索バーが使いやすい位置に広がって、使用頻度の低いボタンはメニューの中に片付けられて帰ってきました。


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    モバイル画面
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    詳細を隠す、で拡大

    画像の切り替えも、最初はパッと一瞬で変わるだけで味気なかったので、

    「ページをめくるみたいに横にスライドする演出がほしい」

    と言ったら実装され、調子に乗って、

    「どうせなら指の動きに画像がついてきて、離した瞬間にページが決まる本格スワイプにして」

    と言ったら、それも実装されました。今はInstagramの投稿を横に送るのと同じ感覚で、自分の素材3,000枚をシュッシュッとめくれます。

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    スワイプしてるとこ 笑

    極めつけはAI検索。「青いネオンの路地」で検索したら関係ない画像がゾロゾロ並んだので、

    「この検索結果、絶対おかしいと思うんだけど」

    と本気のクレームを入れたら、AIが自分で原因を調べて、「検索に使っているAIモデルの性能不足です」と言い出し、で、より頭のいい上位モデルに勝手に載せ替えて、3,500枚ぜんぶ見直す作業を2時間ほどやって、「改善しました。検証結果はこちらです」と比較画像つきで報告してきました。

    優秀かよ。

    (ちなみに、それでも完璧にはならないそうです。画像の中に文字が入っていると釣られる癖などは「ローカルで動くAIの限界です」とのこと。EagleのAI検索のレビューを見ても「完璧ではないが、なかなかの精度」という評価だったので、たぶんこのあたりが今のローカルAIの相場なんでしょう。要らない完璧を追わないのも節約です)


    実際この記事を書いている最中にも機能が増えています 笑

    この記事に、TalonのUIなんかのスクショ入れようと思ったら、あれ?切り取りできないじゃん。ってなって、「入れて」で編集機能が増え、「検索結果に資料シートが混ざるのが気になる」と言ったら、タグを指定して検索から除外する機能が増えました。どちらも言ってから15分後には使えるようになっていました。

    既製品なら「そういう仕様なので」で終わる不満が、自作だと日本語のグチを言えば直る。

    この体験はなかなかのもんです。

    あとひとつ注意点なんですが、今回のように後々機能を足していくようにすると、別の正常に動いてた機能が不具合を起こしたりすることがよくありました。

    機能を足す場合は、すでに実装している機能に障害が起こってないかすべて検証して報告するよう指示するといいと思います。

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    自分でもどの機能が何をできるのかがわからなくなるので、
    すべての機能と使い方を概要に入れてもらってます


    まとめ

    • コードが書けなくても、AIとの会話だけでアプリは作れる時代になった

    • ただし既製品(Eagle)は優秀で、AI機能でも猛追してくる。「買ったほうが早い」は全然ある

    • それでも自作には「自分専用に作れる」「直せる」「AIに作らせる経験値」という値打ちがある

    • 費用はタグ付け3,483枚で約1,300円。APIは前払いチャージ式なので、入れた分以上は使われない


    Fable 5では、これ以外にも色々作ってみました。反応が良ければ、また別のやつも紹介してみようと思います。


    ここまで読んでいただきありがとうございました。
    今回のnoteはこれで以上になります。


    同じような40代の誰かの、何かのきっかけになれば嬉しいです。

    ではまた、次回のnoteで。


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    お願いします🙇‍♂️


    過去のnoteもよければご覧ください。




     
     
    2023年からAI副業スタート。40代、共働き、子どもは2人。20数年の社畜人生に終止符を打つためAIに全振り。同じような境遇の方に少しでも役に立てばうれしいです。40代がAI副業において考えることやつまずくこと、悩むことなんかをリアルな経験をもとに書いています🙇‍♂️

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