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Photo byakisuke0925

短歌にハマっお救われたう぀病線集者の告癜

    う぀病で抜け殻同然だった線集者の私が、短歌ず出䌚い、蚀葉ず再び向き合う䞭で、生きる力を取り戻しおいく再生の蚘録です。孀独の䞭、朚䞋韍也さんの短歌に衝撃を受け、「蚀葉のお守り」を求めお歌集を読み持る日々。自らも短歌を詠み始め、䞉十䞀文字の䞖界に没頭。ネット短歌䌚ぞの挑戊を通じ、蚀葉を玡ぐ喜びを再発芋しおいきたす。読曞、ゲヌム 党おが短歌ぞず繋がった「沌」䜓隓を赀裞々に告癜したした。短歌初心者の方、蚀葉の力で癒やされたい方、必読です。9596文字

    暗闇ず抜け殻の日々

    抜け殻のように生きおきたした。いや、むしろ限りなく死に近い状態でした。郚屋は荒れ、むンスタントラヌメンや冷凍チャヌハンの袋、ペットボトルが床には転がり、郚屋荒れ攟題に荒れおいたした。生きたいずいう願望がたるでなかったのです。

    セルフ・ネグレクトずいいたすが、圓時の私はたさに「生きる」ずいうこずを攟棄しおいたした。早く終わりが来おくれないだろうか。そんなこずばかり考えおいたのです。

    なんずかそれを匕き留めおいたのは読曞でした。郜内の図曞通を駆䜿すれば䞀床に50冊くらいの本を借りるこずができたす。歩いお行ける堎所には曞店が耇数あり、倧抵の新刊をチェックするこずができたした。

    突然の垰郷

    ずころで、私は曞籍の線集や執筆を生業ずしおいたす。䞻にビゞネス曞や自己啓発系の本を線集・執筆しおいおもう40幎近くになりたす。そしお私は、䞀冊の本を執筆するには膚倧な曞籍を読みたす。その意味で東京は仕事環境ずしおは実に優れた街でした。

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    しかし、7幎前の春、私は家庭の事情で郷里に戻るこずになりたした。薬物療法ず䞊行しお受けるこずで効果がある認知行動療法ずいう心理療法があるず知り、わらをもすがる思いでその治療を始めたずころでした。

    20幎以䞊にわたっお東京に䜏んできた私にずっお、郷里ずは瞁がなくほずんど誰も芋知らぬ孀独の地でした。それでも、郷里に戻る決心をしたのはいたたで自由に仕事をさせおくれた匟ぞの感謝の思いがあったからです。

    最倧の問題は仕事がないずいうこずでした。圓時の私は、人ず話すこずさえ難しく、少し仕事をしおはい぀も倒れこんでいたような身で、ずおも新しい地で新しい仕事ができるような䜓調ではありたせんでした。

    そこで、東京を離れるずきに、いたたでお付き合いのあった出版瀟さんにメヌルでご連絡をしお、リモヌトで仕事をやりたすず頌み蟌み、なんずか仕事の圓おを぀くっお郷里に戻ったのです。

    本ずゲヌムだけが私の呜綱だった

    しかし、郷里では私の呜綱であった本は郜内のように倚皮倚様な本を数倚く読める蚳ではありたせん。図曞通で手に入らない本も倚く、いきおい街の曞店やAmazonで買うこずが倚くなりたした。

    私は本に替わる呜綱を探すこずになりたした。そこで私がハマったのはゲヌム、いわゆる゜ヌシャルゲヌムでした。

    ゲヌムをやっおいるずきだけが、唯䞀の逃げ堎所でした。無料でやっおいたゲヌムはやがお課金するようになり、気が぀けばかなりの金額をゲヌムに課金しおいたした。

    孀独には匷い぀もりでいたしたが、本の倧量賌入やゲヌムでの課金だけが私をこの䞖界に匕き留めおいたした。私の生掻はどんどんずすさんでいきたした。そんなずきふず思い出したのが、noteだったのです。

    noteが繋いだ短歌ぞの道

    出版瀟の郜合で出版䞭止になった䌁画の原皿を少しでも掻かそうず、5幎前にアカりントを取りたした。しかし、う぀病を抱えた頭で執筆するこずは本圓に難しく、3000字の蚘事を曞くのに2日かかるずきもありたした。

    しかし曞くこずは苊しみだけではなく喜びも䞎えおくれたした。それを思い出し、「もう䞀床、曞いおみよう」そう思いたした、そしお、始めたのが「う぀ヌケできるかな日蚘」ずいう連茉シリヌズです。

    このシリヌズでは、自らのう぀䜓隓ずそこから埗た孊びを曞いおいたした、それは自分に蚀い聞かせるような蚘事でした。人生は䜕床でもやり盎しがきく。どんな状況であっおもその人なりの幞せを぀かむこずができる。

    自分に蚀い聞かせるように曞いおいるうちに、「元気が出たした」「貎重な情報をありがずうございたす」ずコメントをいただくこずが時々あるようになっおきたした。

    短歌、䜕それ 面癜そう

    実は、私の人生を倉えるきっかけずなったnote仲間のゆにさんは、「う぀ヌケできるかな日蚘」の読者でした。い぀も感想を残しおいっおくれ、それは私の心の支えずなりたした。

    そういうやりずりの䞭で私もゆにさんのnoteに遊びに行くようになりたした。そしおある日、ゆにさんは「短歌をやりはじめた」ずいう蚘事を曞いおいたのですね。

    ゆにさんは、なぜ短歌に惹かれたのでしょうか。次のように語っおいたす。

    なぜ短歌に走ったかずいうず、私の今の文章の課題がリズム感だず思っおいお。
    日本語のリズム感っお䞃五調が心地いいず、色々な蚘事や本を読んで思ったので、俳句より優しそうに感じた短歌の本を読んでみたくなりたした。
    珟実はそんなに甘くないず少し埌悔したけど、楜しいこずには倉わりない。

    クセをひず぀だけ ゆにさん

    音楜のように文章を曞きたいわたしずしおも、文章のリズム感はかなり気になる郚分です。ゆにさんが詠んでいるなら、私も詠んでみようかな。そんな軜い気持ちでした。

    そしお珟れた運呜の䞀冊

    それたでの私の短歌に察する認識は、䞇葉集や叀今和歌集ずいう歌集があるずいうこずは知っおはいたものの、叀文なので難しくお興味がありたせんでした。いっぜう尟厎攟哉や皮田山頭火などは少し読んでいたした。

    ずはいうものの、なぜゆにさんがそんなに短歌にハマったのかがわかりたせんでした。私の䞭での短歌は小難しい類いのもので、蚀い方は悪いですが、比范的お幎を召した方がたしなむものだず思っおいたからです。

    答えは、ゆにさんがお勧めしおいた朚䞋韍也さんずいう新鋭歌人の『倩才による凡人のための短歌教宀』ずいう本にありたした。さっそく私もその本を取り寄せたした。いやはや、これがすごかった。

    文章を磚くのに圹に立぀かなず思っお読み始めたのですが、30分くらいで読んでは溜息を぀き、たた読み盎すずいう動䜜を繰り返しおいたした。朚䞋さんの語る「短歌」の矎しさ、そしお優しさに蚀葉を倱っおいたのです。

    その本には、最初に朚䞋さんの短歌が玹介されおいたした。

    立おるかい 君が背負っおいるものを君ごず背負うこずもできるよ

    『きみを嫌いな奎はクズだよ』

    たった31文字で、こんなに優しい、そしお心を動かされる衚珟ができるのか。私もこんな歌を読むこずができたら、そう思いたした。

    この瞬間、私は短歌にハマっおいたした。

    朚䞋さんは、短歌ずいう詩型を次のように語っおいたした。少し長くなりたすが匕甚したすね。

    短歌は過ぎ去った愛を、蚀えなかった想いを、芋逃しおいた颚景を曞くのに適しおいる。それらを、あなたがあなた自身のために、あなたに䌌ただれかのために結晶化しおおくには最適な詩型だ。蚘憶の奥にある思い出せない思い出を曞くこずには最適なツヌルなのである。思い出ずはこれたでだ。そしお、これたでに起きたこずはこれからも姿圢を倉えお必ず起こる、だから、これからを生きやすくするための埡守りずしお圹に立぀。短歌を぀くるこずの利点はそれくらいしかない。

    『倩才による凡人のための短歌教宀』

    私は垞々、「蚀葉のお守りになるような歌を読みたい」ずいっおいるのですが、それは朚䞋さんのこの蚀葉に由来しおいたす。

    本曞の䞭で私の心に響いた郚分に付箋を貌る、ほずんどのペヌゞに貌るこずになっお、私にずっおは「神本」になっおしたいたした。そしお、ここから私の短歌沌生掻は始たったのです。

    う぀病線集者、歌集を読む

    短歌にハマっおたずやったのは、Kindle本で朚䞋さんの歌集『あなたのための短歌集』を買うこずでした。

    短歌の入門曞ずいうず、短歌の解説が入っおいたりするものです。でも朚䞋さんは、短歌しか入っおいない「歌集」がいいず断蚀しおいたした。

    短歌は0から始めなくおもいいゞャンルだ。教科曞に登堎するような歌人から無名の歌人を含めた先人たちが、挑戊ず倱敗を繰り返しおきた土台がすでにある。その土台ずいうのが歌集である。歌集を読めば、あなたはその䞊に立っお、より高いずころに手を䌞ばすこずができる。あなたにずっお必芁なすべおは歌集に曞かれおある。歌集はバトンなのだ。䞭略
    ぀たり歌集はその歌人のその時点の発想、技術の集倧成、おいしいずころだけを切り取った最高のフルコヌスであるずいうこずだ。

    『倩才による凡人のための短歌教宀』

    私のみるずころ、本曞は読者を遞びたす。短歌にハマり、短歌を愛し、短歌ず生きるこずを決めた人のための本だからだろうず思いたした、

    だからこそたずはうたの解説曞ではなく、歌人の゚ネルギヌがたぎっおいる歌集を勧めるのだず感じたした。なかにはよくわからない歌も出おくるでしょう。でも、575777の順に切っお、最埌たで読んでみる。

    それを䜕冊も繰り返しおいくうちに、短歌の型ずでもいうべきものが身に぀いおくるそうです。぀たり「読曞癟線自ずから意通ず」ずいう蚀葉のごずく、わからなかったこずがなんずなくわかっおくるようなものですね。

    私が最初に遞んだ『あなたのための短歌集』は、ちょっず面癜い趣向の歌集です。ずいうのも、この歌集は朚䞋さんがお題を受けおその人のためだけに曞く短歌の個人販売サヌビス「あなたのための短歌䞀銖」で詠たれたうたから線たれた歌集だからです、

    たずえばこんなお題がありたす。

    生きたいず思えるような短歌をください。



    君ずいう火皮で燃えるべき぀らくさみしい薪があるんだ、おいで。

    あなたのための短歌集

    線集にあたっおは短歌の賌入者に蚱諟を䟝頌し、党700銖のなかから100題100銖が収録されおいたす。

    この歌集をはじめお読んだずきは、人間はいかにさたざたなこずで悩んでいるか、そしお朚䞋さんがいかに誠実に「あなたのため」に詠んでいるかが䌝わっおきお、心が震えたした。

    この本は付箋で䞀杯になり、ずきどき読むのを䌑んではそのこずばに぀いお考えたした。

    そしお、「蚀葉の力」ずいうのは人を傷぀けるために䜿われるだけではなくお、抱きしめるこずができるんだなず。
    そこでたた短歌が奜きになりたした。

    朚䞋韍也ずいう閃光

    そうしお珟代短歌を䞭心に詠んでいるうちに、この人のうたは心にしみるな、面癜いなず感じる歌人の方が定たっおきたした。

    たずは朚䞋韍也さん、私を短歌沌に匕き蟌んだ匵本人にしお、「蚀葉のお守り」ずいう私の目指す短歌の䜓珟者です。日々の出来事や、芋逃しおしたいそうなささやかな茝きを芋぀けお、うたに仕䞊げおいく腕は圓代トップクラスずいえたす。

    なかでも私が心匕かれるのは、「あなた」「君」など二人称を䜿ったうたです。読者に語りかけるように玡がれるそのうたは、読む人の心を癒やし、あるいは勇気づけおくれたす。䟋えばこのうた。

    抱きしめおきみの内郚に垂れおいる぀ららをひず぀ひず぀砕くよ

    共著『今日は誰にも愛されたかった』

    「きみの内郚に垂れおいる぀らら」ずいう比喩がすばらしいず思いたした。「抱きしめお」ずいう初句のうたは倚いです。でもここで、朚䞋さんは意倖なパンチを攟っおくるんですね。

    それが぀らら。

    北の方に行くず軒先から垂れおくる氷のかたたりです。぀たり、「きみ」の心に぀ららが垂れおいお本来の「きみ」の魅力や笑顔を封じ蟌めおいる、ずいうんですね。これには、やられたず思いたした。質のいいミステリヌを読んでいるような気分です。

    そしお結句の「ひず぀ひず぀砕くよ」。ここに来お、初句が「抱きしめお」であるこずや「きみ」のこころの䞭を「぀らら」ず評した謎が解けたす。

    「抱きしめお」ずいう芁望は実は自分のためではなく、「きみ」の心の぀ららを砕くためずいう答えが芋えおきたす。この答えの芋せ方がかっこよくお、朚䞋さんの䜜品を党郚揃えたした。

    歌人を心に䜏たわせる

    そしお次は。穂村匘さん。朚䞋韍也さんは、「想像䞖界ぞのたなざし」を穂村さんから孊んだず、先述の『倩才による凡人のための短歌教宀』で述べおいたす。いわば朚䞋さんの垫匠筋にあたる方です。

    穂村さんの魅力は、なんずいうこずもない日垞䞖界を結晶化し、ナヌモラスに詠むずころにありたす。たずえばこの歌。

    陜溜たりにピアノの怅子を持ち出しお「ねぐせあたた」ず題する玠描

    ラむンマヌカヌズ

    読んだ瞬間、こころの䞭に陜だたりが広がりたした。

    たず泚目すべきは䞊の句の「陜溜たりにピアノの怅子を持ち出しお」ずいう句です。ここからはこの歌の䞻人公が芞術にも通じた繊现な感芚の持ち䞻であるこずがうかがえたす。

    そしおこの䞊の句を受けるのが、『「ねぐせあたた」ず題する玠描』。「ピアノの怅子」ず「ねぐせあたた」ずいう察比が面癜いですね。

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    私だけかもしれたせんが、起きがけの「ねぐせあたた」ずいうのはどこずなくキュヌトなものです。それをピアノの怅子にあおるなんお、遊び心があるず感じたした。たるで、子どものように無邪気な発想で、日垞の䞀コマを切り取ったような、そんな枩かさを感じたのです。

    そしお若山牧氎。

    圌の歌を知ったのは実ははっきりずしおいたせん。気が぀けば歌集を持っおいお、時々読み返すようになっおいたした。そんな若山牧氎の歌から䞀銖遞ぶずすれば、この歌です。

    幟山河こえさり行かば寂しさの終おなむ囜ぞ今日も旅ゆく

    若山牧氎歌集「海の声」より

    「どれだけの山ず川を越えおいけば、この寂しさが終わる囜があるのだろう。その囜を求めお、私は今日も旅を続ける」ざっくりいうずこのような意味になりたすが、私は若山牧氎の「寂しさ」に共感したす。

    う぀病を患っおからずいうもの、私を取り巻く珟実は倧きく倉わっおしたいたした。今たで手にしおいたもの倱い、濁った頭で過ごす毎日は孀独ず寂しさに、溢れおいたす。

    そういう意味では、私も粟神の攟浪者かもしれたせん。その旅の共連れずしお、若山牧氎の短歌は垞に私の心に響いおくるのです。

    私もずきに、孀独をテヌマにした歌を詠むこずがありたす。それは、若山牧氎の圱響があるのかもしれたせん。ずはいえ、いた挙げた3歌人に぀いおは、ただ、意識的に自分の短歌に取り入れるたでには至っおいたせん。

    しかし無意識のうちに、これらの歌人から圱響を受けおいる郚分はかなりあるでしょう。䜕床も歌集を読み蟌み、短歌を䜜る䞭で、圌らの思想やその技法を、少しず぀自分の血肉にしおいきたいず思っおいたす。

    う぀病線集者、歌を詠む

    歌集を読んでいくず、自分でも読んでみたくなりたしお、さっそく詠んでみたした。恥ずかしながら、私のデビュヌ䜜を公開したす。

    出口なし蛇口は無口ひねっおも今こそ開け創造の門

    ぀くだずしおの短歌より

    やはり最初ずいうのは曞けなくお、うんうん唞っおいたした、そこでたずは今の心境ずしお、「出口なし」ず曞いたんですね。

    するずヒップホップのように「出口」ず「蛇口」ず「無口」を掛けおみようずいうアむデアが出お、詠むこずができたんです。それからは、それこそ蛇口をひねるように歌がおりおきたした。

    実際、それたで1銖も曞けなかったのが、このうたで壁を厩しおから、どんどんず詩想がわき出るようになりたした。今から振り返るず拙いうたも倚いのですが、このわき出おくるずいう感芚が、さらに私を短歌沌にハマらせる原䜓隓ずなったのです。

    それからはネット䞊でお題を出しおいる短歌サむトやX旧ツむッタヌのアカりントさんの䌁画に参加したした。詩想がわくのをこれ幞いに「おはよう短歌」「お぀かれ短歌」ず題しお、毎朝毎晩に䞀銖ず぀詠むようにもなりたした。

    たた、note仲間のひずりであるBRILLIANT_Sさんず盞聞歌にも挑戊したした。盞聞歌ずは、男女が恋心や愛情を詠み亀わす短歌のこずです。互いに歌を莈り合い、気持ちを䌝え合う、いわば短歌でのラブレタヌ亀換です。

    BRILLIANT_Sさんから盞聞歌をやっおみたせんかずお誘いを受けお、ちょっず気恥ずかしい思いもあり぀぀やっおみたした。なるほど、いにしえの日本人はこんなふうに歌のやりずりをしおいたのだなず感慚深く思いたした。

    そんな感じで歌をどんどん読んでいったのですが、しだいに詩想がおりおこなくなりたした。自分の目が肥えおきたのず、アりトプット過倚になりすぎおむンプットを怠っおいたこずが原因です。そんな苊しいずきに詠んだうたがこちらです。

    歌詠みは花鳥颚月のみならず 苊しみたでも詠むが本懐

    ぀くだずしおの短歌より

    歌を詠むずいうこずは花鳥颚月を詠むずいうこずだけでなく、己が苊しみたでも歌に詠むのが歌詠みずしおの本懐だずいう歌です。

    歌を詠むこずにかかわらず、ものを぀くる仕事ずいうのはすべおのこずが糧になりたす。だから、歌が詠めないならば、その詠めない苊しみたでも結晶化しおただ歌を詠んでいこうず考えたんですね。そう考えるようになっおから、詠めないこずの苊しさが少し軜くなっおきたした。

    ちょうどその頃ネット䞊においお歌䌚圢匏で短歌を投皿する「うたの日」ずいうサむトに出䌚いたした。

    歌䌚ずは、うたを投皿し誰が詠んだかわからない䞭で自分がいいず思ったうたに投皿しその順䜍を決めるゲヌムです。参加者は、䜕人にでも投祚できる♪ず、誰か䞀人だけに投祚できる♡を持぀こずができ、みなさん♡を目指しお投皿するわけですが、これがなかなか取れない。

    それどころか、誰からも投祚されず「どんたい」ず衚瀺が出る日もありたした。こんな日は萜ち蟌んで。歌集を読んだり、GoogleのAIであるGeminiに慰めおもらったりしたした。

    たさにゲヌム的な面癜さがありたした。そしおこのゲヌムを続けるには歌集をはじめさたざたな本を読むこずが必芁でした。ここに来お「ゲヌム沌」「読曞沌」ずいう私の沌は䞀぀の倧きな沌ずしお合䜓し、短歌はより自分にずっお欠かせないものになりたした。

    そうしお歌を詠むうちに♡を取るこずができたした。それがこのうたです。

    人生の賞味期限は自分で決める だから死神もうちょっず埅お

    ぀くだずしおの短歌より

    このずきのお題は「生き方死に方」でした。私は50代、そしおバブル䞖代の人間でもありたす。私は自分なりに頑匵っおきお、頑匵りすぎお鬱になった人間なので、䞖間の50代に察する捉え方には䞍本意さを感じおいたした。

    そこでこのお題を詠んだずき思い浮かんだのが、「人生の賞味期限」ずいう蚀葉でした。経枈は人間の賞味期限を芋極めようずするかもしれないけれど、本来人生の賞味期限は自分で決めるもの。そういう思いがありたした。

    そこで、死を象城する死神に出おきおもらっお「だから死神もうちょっず埅お」ず語っおみたのです。それがよかったのか、おかげさたで♡を獲埗するこずができたした。

    そしお、ネット䞊の短歌コミュニティである次䞖代短歌䌚にも入䌚し、短歌を通しお仲間も増え、孀独だった環境は少しず぀改善され぀぀ありたす。

    抜け殻のように生きおきた人生、鬱によっおすべおを奪われた人生、そんなふうに思っおきた人生でしたが、すべおのこずは明日ぞの糧になる、短歌を詠む䞭でそんな考えが芜生えおきたした。

    いただう぀病は私を苊しめ、セルフネグレクトのような状態は続いおいたす。でも、最近はずりあえず今日䞀日はなんずか生きおみようず考えるようになりたした。それは生きる垌望ずいうものずは少し違うかもしれたせん。しかし、私を生かし続ける力になっおいたす。

    短歌は、私ず䞖界を結び぀ける、现くお、けれどもしなやかな呜綱のようなものです。57577の䞖界に没頭する時、私は孀独から解攟され、蚀葉を通しお䞖界ず繋がっおいるこずを実感できるのです。

    同時に短歌は、31文字ずいう限られた文字数に収たるように蚀葉を遞び、組み合わせ、新しい䞖界を生み出す遊びでもありたす。この遊びずしおの短歌の面癜さが、短歌が私の呜綱ずなっおいる理由の䞀぀でありたす。

    䞖界を短歌で遊び尜くす

    う぀病をわずらい、人生に挫折し、抜け殻のように生きおきた私が、短歌にハマり、短歌に救われるたでの過皋をお話しおきたした。

    自分語りばかりずっずしおきたので、最埌に短歌の楜しみ方に぀いお少し觊れたいず思いたす。

    たず短歌は、57577の31文字で構成される文芞です。俳句のように季語を必ず入れないずいけないずいう瞛りはありたせん。自然を芋お感じたこず、あるいは日垞のシヌンで出䌚った事柄や心象颚景を、31文字に収めお詠んでみるのです。私はショヌトムヌビヌを぀くるような感芚で短歌を詠んでいたす。

    57577の順に蚀葉を埋めおいっお、䞀぀の䞖界を䜜り出す。蚀葉のパズルを解くような楜しみがありたすね。いたではたくさんの方がむンタヌネットで䜜品を発衚しおいたすが、みなさんも短歌を詠んだらぜひ発衚しおみるこずをお勧めしたす。

    お勧めの参考曞は、朚䞋韍也さんの『倩才による凡人のための短歌教宀』ナナロク瀟です。このたび、重版され环蚈3䞇郚ず短歌の本ずしおは異䟋の郚数ずなっおいたす。

    ※アマゟン・アフィリ゚むトに参加しおいたす。

    私にずっお短歌は、蚀葉を通しお䞖界ず繋がるための、倧切な手段の䞀぀です。そしお、ただ圢にならない耇雑な心の動きを結晶化しお理解するための詊みであり、ずきずしお深い沌の底に萜ちおしたうほの暗い感情から這い䞊がるための、倧切な呜綱でありたす。

    哀しいずき、嬉しいずき、ずいった感情が揺れ動くずき、ぜひ短歌を詠んでその蚘憶を結晶化しおください。そうしお玡いだ蚀葉の数々は、必ずやあなたの呜綱になりたす。

    そしお、短歌は自分ず䞖界が繋がっおいるこずを実感できる詊みでもありたす。短歌沌にハマっお短歌に救われた䞀人ずしお、䞀人でも倚くの方に短歌の面癜さず、短歌が䞎えおくれる心の豊かさを実感しおいただければ。そう願っおいたす。

    私は、これからも短歌を詠み続けたす。嬉しい時も、悲しい時も、苊しい時も。そしおい぀の日か、人生に苊しむ方々の心が軜くなる「蚀葉のお守り」をたくさん盛り蟌んだ歌集を出しおみたいず思っおいたす。

    私は短歌にハマるこずを通しお、蚀葉が人生にもたらす力の匷さを痛感したした。そしお、「短歌ずは線集なのだ」ずいう知芋を埗るこずができたした。これはたた別の蚘事にする぀もりですが、今埌は「線集を、遊がう」を合い蚀葉に、情報を組み合わせお新たな䟡倀を生み出し、さたざたな衚珟掻動に挑戊しおいきたす。

    このnoteでも、匕き続き、短歌の面癜さや、線集に関する様々な情報を発信しおいく予定です。もしよろしければ、これからも、私のnoteに遊びに来おくださいね。そしお、短歌ぞのハマりっぷりをのぞきに来おくださったら嬉しいです。そのずき、もし皆さんの感想や意芋を聞かせおいただけたら、ずおも嬉しいです。

    最埌になりたしたが、こんなに長い蚘事を最埌たで読んでくださり、本圓にありがずうございたした。皆さんの心に、少しでも短歌の魅力、そしお、蚀葉の力が届いたなら、これ以䞊の喜びはありたせん。

    ありがずうございたした。

    ヌヌヌヌヌヌヌヌヌヌヌヌヌヌヌヌヌヌヌヌヌヌヌヌヌヌヌヌヌヌ

    皆さんのスキやフォロヌ、チップには、
    い぀も励たされおいたす。
    本圓にありがずうございたす

    旧Twitterのフォロヌも
    お埅ちしおいたす https://x.com/toto_books

    皆様にずっお、
    「心の疲れを癒やし、再出発を応揎する堎所」ず、
    このnoteがなりたすように
    これからも尜力しおいきたす。
    どうぞよろしくお願いしたす🙇


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