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Photo bykyo_ko_

「おいしい朝時間」を読書でつくる:「ぱっちり、朝ごはん」


    「ぱっちり、朝ごはん」(河出書房新社)を読み終え、思わず「あー、お腹すいた!」と声が出てしまいました。まるで食卓を囲んでいるような、あたたかい気持ちになれるエッセイ集です。ページをめくるたびに、食欲と好奇心が刺激され、気付けば朝から活力がみなぎってきます。

    林芙美子、色川武大、角田光代…そうそうたるメンバーが、それぞれの朝ごはんへの想いを語ります。彼らが愛してやまないメニューの数々は、どれも素朴で身近なものばかり。林芙美子のマアマレイド、色川武大のじゃがいもコロッケ、角田光代のバイキング。何気ないメニューが、彼らにとってはかけがえのない時間と結びついています。

    特に印象に残ったのは、吉本ばななさんのイタリアの朝ごはん。カフェラテと甘いパンというシンプルな組み合わせが、おしゃれで洗練された雰囲気を醸し出しています。早朝のカフェで朝日を浴びながら、優雅なひとときを過ごす様子が目に浮かびます。

    本書の魅力は、単なる食レポではないところです。朝ごはんを通して、彼らの日常や人生哲学が垣間見えます。それは、まるで美味しいコーヒーを飲みながら、友人とのおしゃべりを楽しむような感覚です。食卓を囲むことで生まれる、人と人とのつながり。朝ごはんには、そんな不思議な力があるのかもしれません。

    朝が苦手な人も、この本を読めばきっと「よし、何か作ってみようかな」と思えるはずです。いつものメニューに少し手を加えてみたり、新しいレシピに挑戦してみたり。朝ごはんを作る時間が、きっと楽しくなるでしょう。さあ、あなたも「ぱっちり、朝ごはん」で、素敵な一日を始めませんか。


    「はじめまして」の皆様も、
    「いつも読みに来てくださる」皆様も、
    最後まで読んでくださりありがとうございます。

    皆様にとって、「誰もが心の疲れを癒やし、そして再出発に向けて力を蓄えるための場所」と、このnoteがなりますようにこれからも尽力していきます。どうぞよろしくお願いいたします。

    あなたにとって、幸せな1日になりますように!

    #66日ライラン

     
     
    第69回「短歌研究新人賞」予選通過。 こころの深海にもぐっては、あかりになる「言葉の毛布」を届けています。 編集者・歌人。猫と生きながら、短歌・古典・読書の力で、こころに安全基地を。 ※Amazonのアソシエイトとして、つくだとしおは適格販売により収入を得ています。

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