
【レース回顧】アイルランドトロフィー(G2) 2026~スローペースなんてクソ喰らえ~
こんにちは。
この記事では2026年10月11日(日)に東京競馬場で行われたアイルランドトロフィーのレース回顧をしていきます。
アイルランドトロフィーに出走した馬の中で
次走買えそうな馬
逆に今回好走したけど次走過信は禁物な馬
など、次の馬券的中に繋がるような回顧ができればと思っています。
ちなみに、予想記事は出しませんでした。
スワンステークスの記事でチラッと書きましたが、上位が抜けていて、穴党の出番はないと考えたためです。結果を見て、見してよかったなと思いました。
①レース結果
1着:カムニャック 1.44.4 (33.4)
2着:ジョスラン 1.44.5 (33.7) 1/2
3着:ラヴァンダ 1.44.9 (33.6) 2
4着:カネラフィーナ 1.45.0 (33.6) 3/4
5着:ミアネーロ 1.45.1 (33.5) 3/4
5着までは以上のような結果となりました。
カムニャックは重賞4勝目。
阪神牝馬ステークスとヴィクトリアマイルではいずれもエンブロイダリーに完封されましたが、そのエンブロイダリーがいないと素直にここでは力が抜けていましたね。
先に抜け出したジョスランをきっちり差し切ったところはさすがです。大外だったのもありますが、外を回しての差しきりなので、いわゆる「着差以上の」完勝ではないでしょうか。後に触れますが、ハイペースを中段で追走して差し切るローズステークスの再現のような競馬で、特にケチのつけようがありません。
2着のジョスランもさすがルメール騎手といった感じ。いわゆる横綱相撲で抜け出しましたがカムニャックに差されてしまいました。
このレース、ペースはかなり流れましたが、余程のスローペースにならない限り結果はそこまで変わらなかったと思います。4-5着は違った可能性がありますが、今の牝馬路線はこのレースの上位の馬が抜けていると思いますね。
ちなみに、記事は出していないのでノーカンですが、馬券を買うならミアネーロからいってました。あぶねー。
②レース展開
今年の府中牝馬を逃げて勝ったセキトバイーストが逃げました。
レースラップですが
12.4→10.8→11.1→11.9→11.7
これで前半5ハロンが57.9秒。
実際に東京競馬場がザワついていました。JRAの表記上はミドルペースとなっていますが、1000m通過タイムだけで見ればハイペースと言っていいでしょう。
そのうえで、後半4ハロンも
11.6→11.8→11.5→11.6
一度も12秒台がない締まったラップ構成となりました。このラップ構成により先行馬は全滅。差し追い込み馬が掲示板を独占する結果となりました。
一部でセキトバイーストに騎乗した浜中騎手が叩かれてるみたいな話がありますが、個人的にはセキトバイーストはあれが勝ちパターンなので、あれで負けたなら仕方ないかなと思います。私はセキトバイースト好きで府中牝馬ステークスでも本命にしましたが、私が今回セキトバイーストを本命であの騎乗されても「あれで無理ならどのみち無理だったな」と納得がいく逃げだったと思いますよ。
スローに落としたら落としたでセキトバイーストはキレ負けするので、今回は馬場が良かったのがあって後ろが普通に上がりを使えたので捕まったというだけですね。個人的には浜中騎手にはセキトバイーストのときはこれからもあんな感じのレースをしてほしいと思います。もう1つか2つ重賞勝てると思うので。
個人的な話は置いておいて、今回はかなり実力が試される良いレースだったと思います。このレースを好走した馬は素直に強い。底力があります。
③強かった馬・次走狙える馬
と、言った手前、カムニャックを評価しないわけにはいきません。やはりこの馬はペースがある程度流れた方がいいような気がしていて、そういう部分もあって春はマイル路線を使った可能性も出てきましたね。
あのペースを外を回して8番手からきっちり差しきりですから、着差以上に強いレースでした。先程も言いましたが文句のつけようがありません。
次走はエリザベス女王杯に向かうようです。ここでも実力上位だと思いますが、懸念点は折り合いですね。秋華賞のようなことがあると普通に負けも有り得ると思いますが、現状牝馬路線でこの馬に勝てる馬がイメージつきません。エンブロイダリーはおそらくマイルチャンピオンシップでしょうし。
そんな感じで、カムニャックに関しては普通に強いよねという感じで特に言うことはありません。
個人的に1番強いと思ったのがジョスラン。
ルメール騎手がロスのないコースを選んだとはいえ、あわや押し切るところでしたから驚きました。私はこの馬惨敗もあると思ってたので、その点は評価を大きく改めようと思います。めちゃくちゃ強いよこの馬。
特に坂下から坂の途中にかけては加速力で一度カムニャックを突き放していますので、純粋な瞬発力ならカムニャックよりこちらの方が上の可能性がありますね。カムニャックの末脚持続力に屈した形でしょうか。
そうなると、東京とかよりも小回りの方がいいのかなと思います。福島とか中山とか?重賞1つか2つくらいなら勝てる実力はありそうです。
エリザベス女王杯の京都2200は瞬発力があまり生きない京都外回りですので、そこではどうなかと思いますが、小回りの2000m位までのレースに出てくれば引き続き有力だと考えます。
ラヴァンダは位置取りの問題でしょう。タラレバになりますが、岩田望来騎手ならもう少し前で競馬していたと思うので、もう少し着差は縮んでいたかなと思います。2着があったかどうかは別として。
少し上の2頭とは着差が着きましたが、実力は示したと思います。去年までのラヴァンダはスロー専門みたいな感じが拭えませんでしたが、今年に入ってマイルのペースにも対応してるので、牝馬マイル路線では上位の存在です。
15着と16着のセキトバイーストとクランフォードはこのペースなので見直し可。ただし、この2頭は適正が異なります。
セキトバイーストは時計がかかるタフな条件で狙いたいですね。後ろの馬が脚を使えない条件、具体的には道悪や開催後半の荒れた馬場のレースです。
クランフォードはスローペースになりそうなレースでもう1回狙いましょう。
④恵まれた馬・次走以降人気するなら軽視したい馬
何度も言いますが、このレースの上位陣は普通に強いです。あのペースのなか速い上がりを使えた馬が上位を独占しているので、上位陣には、恵まれて好走したみたいな馬はあまり居ないのかなと思います。
で、ここで取り上げたいのが8着のクイーンズウォーク。これはちょっと頂けません。
同じような位置で競馬をしたジョスランやカムニャックが好走していることから、この2頭との差が見えたレースだと思います。
これは戦績からの推測ですが、この馬は物理的な速い上がりが求められるレースというよりは、周りが上がりを使えない道悪などでも相対的にスピードを落とさず速く走るのが得意なのではないかと思います。
また、そういう意味でも適正距離はもう少し長いところにあると思っていますが、これはちょっと負けすぎかなと…。
内でロスなく進めましたし、直線進路が空かなかったわけではありません。寧ろあのコース取りにしてはかなりポッカリ空いた方じゃないでしょうか。
牝馬は勢いみたいな格言がありますが、冷静に見るとヴィクトリアマイルでもエンブロイダリーとカムニャックには差をつけられていますし、以前に比べて勢いが落ちてきているのは事実だと思います。
長いところを走るレース、エリザベス女王杯などでは巻き返しがあっても不思議ではありませんが、変わらず人気するなら消してもいいと思いますね。端的に言うと「終わった」可能性があると思います。
⑤まとめ
というわけで、アイルランドトロフィー2026、まとめますと…
・上位陣は素直に強い
・セキトバイーストはタフ馬場で巻き返す
・クイーンズウォークは終わった可能性あり
以上です。
スワンステークスの回顧もやりますのでぜひ見て下さい。
今週も頑張りましょう。