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本は寝ている間に読む | 積読美術館 | 毎週ショートショートnote


    私は本を買うと、まず積んでおく。


    ただし、何もしないわけではない。


    最初に帯つきの表紙を鑑賞する。次に帯を外して、もう一度表紙を見る。カバーも外す。本体には、ときどき意外な絵や色が隠れているから油断できない。

    すべて元に戻したら、一ページずつめくる。扉、はじめに、目次、あとがきへ飛び、奥付もISBNコードまで丁寧に読む。著者紹介も一字一句読む。カバーに同じことが書いてあっても、もちろん読む。


    そして枕元に置いて眠る。


    一晩おけば、だいたい内容は頭にインストールされる仕組みだ。これは宇宙の法則なのだ。


    翌朝、その本は晴れて部屋の一員となる。


    だから私の部屋には、読んでいないのに内容を知っているはずの本が、うず高く積まれている。


    人はそれを積読と呼ぶ。


    私は、展示と呼んでいる。



    田原にかさんの「毎週ショートショートnote」
    に初参加しました。今週のお題は「積読美術館」。


    #積読美術館
    #毎週ショートショート

     
     
    しあわせ配達人。 日常と旅の中で見つけた小さな灯りを綴っています。 noteでエッセイを更新中。

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