
Funded7をシンプルにトレードする方法/難解ルールの攻略法
Funded7は「ルールが難解」と言われる。
たしかに、想定元本、四分位、QCスコア、秒数制限……
公式ページを何度読んでも、頭に入ってこない。
ただ、構造を分解していくうちに、
ようやく何をするべきなのか見えてきた。
結論から言うと、やることは6項目しかない。
これを押さえると、
難解なルールのほとんどは存在しないのと同じになる。
その前に:口座通貨を確認する
一つだけ、先に確認してほしいことがある。
自分の口座は、円建てか、ドル建てか。
Funded7では、プランを買うときに口座通貨をJPYとUSDから選ぶ。
この選択が、あとの銘柄選びに効いてくる。

円建てなら、円ペア。ドル建てなら、決済通貨がドルのペア。
なぜそうなるのかは、理由その2で扱う。
いまは「自分がどちらか」だけ、確認しておいてほしい。
この記事は、円建て口座を前提に進める。
結論:この6項目だけ

銘柄:円ペアから1つに絞る
ロット:最初に決めて固定
TP:基本固定
SL:リスクが3%以内(合計)
保有:30秒未満で決済されない
積む:3アクティブ取引日以上・10決済以上
まずは「なぜ固定なのか」から。
理由その1 なぜ銘柄は「通貨」なのか?
これは『取引サイズをコロコロ変えるな』というルールに対応するためだ(Rule 1A:取引サイズルール)。
この判定に使うのは、ロット数ではなく
「想定元本(=実際に動かしている金額)」である。
公式にもこう書かれている。
このルールは、単なる「ロット数」ではなく、全銘柄の価値を統一して評価する「想定元本(Notional Value)」を用いて計算されます。
分かれ目は、コントラクトサイズが「通貨建て」か「数量建て」か。

つまりゴールドは、ロットを固定しても、金額の方が勝手に動いてしまう。
一貫性を守っているつもりでも、
システムには「サイズを拡大した」と映る。
Funded7自身も、こう警告している。
ゴールド1ロットはドル円1ロットの約5倍もの価値があります。
FXと同じロット数でゴールドを触ると、
一貫性ルールに抵触しやすいためご注意ください。
通貨なら、この問題は起きない。
理由その2 なぜ「円ペア」なのか
通貨ペアなら何でもいい。最初はそう思っていた。
だが、公式のリスク計算式を読むと、こう書いてある。
計算式:リスク額 = | エントリー価格 – SL価格 | × ロット数 × コントラクトサイズ × 為替レート
為替レート:決済通貨と口座通貨(円など)が異なる場合の換算レートです。
為替レートが、入っている。
円口座でユーロドルを打つと、決済通貨はドルだ。
同じ20pipsのSLでも、円で見た損失額はドル円レートで動く。TPも同じ。
pipsを固定しても、口座の中では金額が固定されない。

円口座なら、円ペア。ドル円、ユーロ円、ポンド円。
では、円ペアなら複数を混ぜてもよいのかというと、
ここでも注意が必要となる。
同じ1ロットでも、ドル円は10万ドル、
ユーロ円は10万ユーロ、ポンド円は10万ポンド。
想定元本の通貨単位が、それぞれ異なる。
これらを混ぜた履歴で、中央値や四分位をどう計算するのかは、
公開されている説明からは読み取れない。
だから、円ペアの中から1銘柄に絞る。
理由その3 なぜ「ロット固定」なのか
Funded7では、普段より大きなロットを一度でも使うと、
その取引が『外れ値』として残る。

だから、最初にロットを決めて、最後まで変えないのが安全だ。
そしてこれは、取引サイズの変わらない通貨ペアだから可能なのだ。

ここが一番の落とし穴
では、その「外れ値」はどこで線引きされるのか。
許容上限は、こう決まっている(Rule 1A)。
許容上限 = MIN(中央値 × 2.5, Q3 + 1.5 × IQR)
大事なのは一点だけだ。
この上限は、自分の取引履歴から作られている。
固定値ではない。自分が打った分だけ、基準が動く。
外れ値を出してしまった場合は、
以下のように計算していくことになる。

ここで一番こわいのは、許容上限が自分の履歴から作られていることだ。
ロットを下げれば、中央値も下がる。上限も一緒に下がる。
追いかけると、逃げていく。
その点、ロットを固定していれば、中央値も四分位も動かない。
計算する必要すら、なくなるのだ。
理由その4 なぜ「TP固定」なのか
Funded7には『まぐれの一発を出すな』というルールがある。
(Rule 1C:利益の品質係数/QC)

突出した1発があると、出金が保留される。
銘柄・ロット・TPを固定していれば、勝ちの額が揃う。
だから、そもそも突出が起きにくい。


ここでも同じ。固定すれば、ルールが消える。
ただ、この「2.2倍」は覚えておく価値がある。
あと少しでフェーズクリア、
という場面で「どこまで伸ばせるか」の判断に使えるからだ。
TP20pipsで運用しているなら、
理論上は44pipsあたりが目安になる。
もっとも、TPを固定していれば、
そもそも伸ばす場面は来ない。
ここは「壁の位置を知っておく」くらいの話だ。
なお、このルールがあるせいで、
Funded7では「利を伸ばす損小利大」が組めない。
リスクは自由なのに、リターンだけ固定される。
このあたりの話も長くなるので、別の記事で。
難解なのは、ここまで
ここまでの3つ(銘柄・ロット・TP)が、Funded7の核になる部分だ。
あとのルールは、基準が確認しやすい。


まとめ
Funded7が難解に見える理由は、ルールが多いからではない。
基準が、自分の履歴から作られるからだ。
ロットを動かせば中央値が動き、上限も動く。
自分で動かした基準を、自分で追いかけることになる。

だから、対処は一つ。固定する。
固定した瞬間に、追いかけるものがなくなる。
Funded7のルールは、難解ではない。
動かすから、難解になるのだ。
この記事の前提と限界
本記事は、2026年7月13日時点のFunded7公式ルール(OREF)を確認したうえで執筆している。細心の注意を払ったが、個人的な解釈を含み、判定の実装(四分位の補間方式、部分決済やクラスターの扱いなど)が公式と完全一致する保証はない。また、確認後にルールが変更される可能性もある。実際の運用にあたっては、必ずご自身で公式の最新ルールを確認してほしい
想定元本の単位について。公式の早見表では、EUR/USD 1ロット=10万ユーロ、USD/JPY 1ロット=10万ドルと、異なる通貨単位のまま並んでいる。これらを混ぜた履歴で中央値や四分位をどう算出するかは、公開されている説明からは読み取れない。
「TPの2.2倍」はQCの計算式から導いた理論値。2位・3位の実利益が揃っている場合の数字であり、絶対的な保証値ではない
本記事は明文化されたルール(Rule 1〜3)のみを扱っている。Funded7には他に「オールイン取引の禁止」という規定があるが、こちらは判定の閾値が公表されておらず、「取引行動全体とリスクプロファイルを総合的に考慮する」とされている。この点については、あらためて整理したい
#FX #トレード #資金管理 #プロップトレーダー #Funded7