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夏のトンボ

    田んぼの上を、茶色いトンボが群れになって飛んでいた。

    「もうそんな季節か」と思う。

    私の中では、トンボといえば秋。

    でも調べてみると、トンボには季節ごとに主役がいるらしい。

    春は、小さなトンボが少しずつ現れ始める。

    夏は、茶色っぽいウスバキトンボや青いトンボが空を舞う。

    そして秋になると、赤とんぼ(アキアカネなど)が里へ下りてきて、
    私たちが思い描く「秋のトンボ」の景色になる。

    同じトンボでも、種類によって活躍する季節が違う。

    当たり前のようで、知らないことは意外と多い。

    気づかなければ見過ごしてしまうような、小さな季節の変化。

    知らないことをひとつ知るだけで、いつもの景色が少し違って見える。

    今日のトンボは、そんなことを教えてくれた。

    そのことに気づけた今日は、なんだか少し嬉しかった。

     
     
    cotofude(コトフデ) 日々のなかにある、小さな気持ちや気づきを言葉にしています。 本を読んだあとの余韻や、ふっと立ち止まるような瞬間を残せたら。 ここでの文章が、あなたの一日のやわらかなひとときになりますように。

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