
下町サイキック[amazonオーディブル感想文]
タイトル/下町サイキック
著者/吉本バナナ
昔ながらの下町で誰がきてもいいオープンな自習室を運営しているトモおじさん。そこで嫌な気を掃除する中学生のキヨカ。キヨカには人には見えないモノを見る力、サイキックがある。
キヨカの両親は離婚していて父親はストーブの代わりにヘアドライヤーを使うような若い女と恋愛し自殺未遂をする。ストーブの代わりにヘアドライヤーを使う女には不穏な気が充満している。
人は貧しくても整った食事をしてたとえ擦り切れていても清潔な衣服で健康的な眠りをしていれば悪い気は掃除することができるという話し。
解説ではかつて下町には大らかに人を受け入れる器があったと書かれている。コミュニケーションを取りにくい人や、身体が思うように動かなくなったお年寄りや小さな子どもたちが安心して住める町。そんな下町があった事を書き残したかったと、、、
関西ではまだそんな界隈が残っていると書かれていた。
私はそんな関西、大阪のdeep southに住んでいるが確かにおしゃべりなおばちゃん、雨が降ったら洗濯物をいれやーと言いにくるおばちゃん、子どもを家に上げておやつを与えてくれるおばちゃん、道で捕まったら延々と話の終わらないおばちゃんたちがいてる。休みになると外でワイワイと焼き肉する家が多くて町に焼き肉の匂いが漂う。
でも最近はこの界隈にもあまり見かけない人や新しい家が増えてきて関西の下町も薄れていくんだろうなと思う。