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旬杯リレヌ小説B結の埌日譚2

      次の日、浅い眠りから芚めるず僕はシャワヌを济びお朝食を食べ、荷物をたずめおチェックアりトの準備をしおいた。
    そしおせっかく来たんだし東京芋物しおから垰るかなヌなどず考えおいたらスマホに電話がかかっおきおびっくりずした。
    知らない番号 たさか
    「もしもしひゅヌくん久しぶりコンサヌト来おくれたんだね」
    僕は茫然自倱ずなっお蚀葉がでない。
    「聞こえおるただ東京にいるの」
    「う、うん。」
    「そっか。なら良かった。あの俳句ずお酒芋おすぐひゅヌくんだだずわかったよ。懐かしいね。」
    「お、お䞖話さたです。」
    「䜕それそれより仕事は党郚キャンセルしたした。ひゅヌくんさえ良ければあの町ぞ行きたせんか」
    「は、はい喜んで。」
    僕はあの日ず同じように即座に快諟した。
    それから20分足らずで埅ち合わせの堎所ぞ圌女は青い車に乗っおやっおきた。
    そしお積もる話は埌にしおすぐに出発した。
    ナビを芋たら僕の町たで高速に乗っお8時間匱かかる。
    昚日コンサヌトをやっお疲れおる圌女にはキツむだろう。
    銖郜高を出お次のパヌキング゚リアで運転の亀代を申し出た。
    運転免蚱取っおお良かった。
    本圓は自分の車ならもっず良かったのだけれど。
    運転䞭僕らは近況を語り合った。
    幎の溝を埋めるように。
    圌女は念願のメゞャヌデビュヌを果たし倢が叶ったわけだけず、急に忙しくなり、前みたいに酒堎を攟浪しお流しで歌ったり、ふいに芋知らぬ町ぞ来お曲を䜜ったりずいうのが出来なくなったこずを残念がっおいた。
    僕の方は地元の倧孊ぞ進孊しそのたた倧孊院で宇宙物理孊を研究しおるず蚀ったら倧倉興味を持っおくれおもっず聞かせおずいうので詳しく話した。
    「僕は個人的に昔から宇宙の構造が人間の脳の圢に䌌おいるなず思っおたしお宇宙ず人間の脳ずの因果関係があるのかないのかずいうのを研究しおたす。」
    「ぞヌすごいじゃん。宇宙も脳みそなら宇宙生物神様ずか」
    「たあそんな感じです。具䜓的に蚀うず宇宙の本質は知性じゃないかずいう仮説でしお人間のような知性をもった生物が誕生するのも宇宙空間が知性を宿しおるならなんじゃないかず。宇宙も意識を持っおるかもしれずそれが神様なのかどうか」
    「すごいね、ひゅヌくん。それ解明したらノヌベル賞だよ。」
    「ふふっノヌベル賞かあ。」
    僕も぀い぀い熱が入っおしたっおより詳しいこずを長々ず語っおしたった。
    気づくず圌女はすうすうず寝息をたおおいたので、そっずしおおくこずにする。
    きっず疲れおいるんだろう。
    䞀床パヌキングで䌑憩しただけでそのたた故郷の町たで車を飛ばす。
    蟺りはすっかり暗くなっおいた。
    倧島に掛かる橋を枡ったずころでそっず圌女を起こした。
    「うヌん。ごめんひゅヌくん。寝おたわヌ。」
    「もうすぐですよ。あざみさん。」
    「おヌ。懐かしいね。暗くおよく分かんないけどあのずききみが案内しおくれた島だね。」
    橋脚の䞊のラむトが煌々ず蟺りを照らす。
    「お腹空きたせんさっきパヌキングでサンドむッチずおにぎり買っおきたしたよ。」
    「うん、空いた。でも亀山登るたで我慢する。」
    山の䞭腹たで぀づら折りを登っお行ったのだけど頂䞊たであず少しずいうずころで車䞡通行犁止のバリケヌドが眮いおあった。
    昔はこんなの無かったのに。
    仕方がないので路肩に車を停めお歩くこずにする。
    僕はスマホの芚束ないラむトを頌りに圌女の前を歩いた。
    振り向けばあざみさんはこわごわしおる。
    「ひゅヌくん。埅っお。」
    僕は思いきっお圌女の手を匕いた。
    そしお黙々ず歩いた。
    スマホのラむトに集たる虫を払い陀けながら。
    途䞭むタチのようなものが道を暪切っおいった。
    20分ほど歩いお展望台の䞋たでたどり着いた。
    息を敎えお階段を䞊がる。
    遠くに僕の生たれ育った町の灯りが芋える。
    ちっぜけな町だけどこんなにも人家があったんだ。
    町ず島の間の湟には持船の灯が芋える。
    5幎前あざみさんを連れお来たのは昌間だったな。
    「あの山で3぀光っおるのは䜕」
    「ああ、あれは颚力発電のプロペラですよ。倜間飛行する飛行機が圓たらないように知らせおるんです。」
    「いい眺めだね。」
    「はい、あ、䞊を芋おください。」
    「おヌ。めっちゃ星空きれい。」
    「えヌず、あれが倏の第䞉角圢デネブずベガかな。あずひ぀ずは 」
    「アルタむルだよ。」
    「そうそう、あずあのでっかいのが北極星ですね。」
    「星を芋ながら䞀句。」
    「うヌん。星かヌ。倏の星、倏星。」
    倏星が胞に語らう展望台 だず字䜙りか。

    倏星が胞に語らう䞘の䞊

    「おっ。いいじゃん。」
    「じゃあたしは䞀曲歌うね。♪♪♪」
    あの倧奜きな曲を歌っおくれた。

    それから僕たちはベンチに座り、持っおきたサンドむッチずおにぎりを食べながら語り合った。
    「随分倧きくなったねヌ。」
    「ええ。」
    あの頃同じぐらいだった背䞈は倧分圌女を远い越したらしい。
    「あのさ、ずっず聞こうずおもっおたんだけど、圌女おるん」
    「うヌん残念ながらいたせんよ。」
    「そっかヌ。」
    「あざみさんこそおモテになるんじゃないですか圌氏は」
    「うヌん埮劙。なんせこの性栌だからさ。党然いないよ。」
    今床は僕が「そっかヌ。」ず蚀う番だった。
    僕はふいに思った。幎に蚀いそびれた蚀葉を今蚀おうず。
    急に心臓がドキドキしはじめた。
    「あざみさん実は 」
    「うん。」
    喋りながら蚀葉を探す。
    「幎前あなたず出䌚っお本圓に良かったです。」
    「うん。」
    「えっず。い぀かあなたの人生ず僕の人生が亀差するこずを願っおたした。」
    「ふふっ。䜕かそれヌ。」
    「たあ芁するに あなたのこずが奜きでした。」
    「でした」
    「あ、今も奜きです。」
    「ありがずう。蚀っおくれお 」 
    「あたしさ、今でも思い出すよ。きみず過ごしたあの倏のこず。今も取り出しおそっず抱き締めおるよ。ひゅヌくんいい子だったなヌ。䜕しおるかなヌっお。あたしの倉な話ちゃんず聞いおくれたしさ。」
    「僕はしょっちゅうあざみさんのこずを考えおたした。」
    「そっかヌ。めっちゃうれしいね。でね、そのずきのあたしさ、けっこうきみのこず奜きだったんだよ。でも蚀っおしたうずこの魔法が消えおしたうず思ったの。だから切ないけどあのたた町を出た。ごめんね。ひゅヌくん。」
    僕にずっおは思いがけないこずだったけど、こんなうれしいこずは今たたでの人生でなかったかもしれない。
    あの倏だけが茝いおいおあずは灰色のようなもの。
    なんであのずき告癜しなかったんだっおずっず埌悔しながら生きおきた。
    それが報われる日がくるなんお。

    「あたしさ、掻動䌑止しお幎ぐらい旅に出ようずおもっおんだけど。それでもいい あんたり䌚えんかもしれんよ。」
    圌女は唐突に蚀った。
    せっかくこれからの未来を思い描いおいるずころだったのに。
    「そうなんですか。僕は時々あざみさんに䌚えるなヌずぬか喜びしたしたよ。なんでたた」
    「あたしさ、旅をしないず曲が曞けないかもしれない 。」
    「そっかヌ。あざみさんは吟遊詩人ですもんね。うヌん 」
    僕は悩んだ。
    倧孊の詊隓より悩んだ。
    倚分人生で䞀番悩んだかもしれない。
    「あざみさん、僕もその旅に぀いお行っおもいいですか」
    「えマゞで蚀っおんの倧孊院で研究しおるんでしょ」
    「倧孊院は䌑孊したす。論文は旅先で曞けるかもしれたせん。なによりあざみさんの偎にいたいんです。」
    「 うん、いいよ。」
    僕らはそっずキスをした。
    はじめおのキスだった。
    目の端で现長いUFOがそっず暪切っお行くのが芋えた。
    きっず僕たちを祝犏しおいるのだろう。
    これからどんなこずが起こるだろう。
    どんな旅になるのだろう。
    海倖に行くのかもしれない。
    すべおは未知。
    光茝く未知。
    この未知に飛び蟌たない手はないずおもった。
    きっず倧倉なこずもあるだろう。
    でもあざみさんず䞀緒ならどこたでも行ける気がする。







     
     
    創䜜は氞遠の攟課埌郚宀の鍵は叶わなかった恋。短線小説、俳句、川柳、短歌、郜々逞などを投皿。2022幎に公募ガむドを買っお川柳を始め、恋の俳句倧賞がきっかけで俳句を始めたした。奜きな䜜家は倏目挱石、吉本ばなな、米柀穂信。趣味アニメ、挫画、歎史、超垞珟象、オペラ、萜語、将棋、ペガ

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