
企画設計| 古事記を流行らせたい
👦💬
日本ってなんで古事記が一般的じゃないの?
戦後にあんまり良くないってGHQに判断されたって聞いたことあるけどホント?
もっと絵本とかになって子供の頃に読んでもいいと思うんだけど、子供に読ますには起承転結も教訓もないか。
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🍮💬
その話、根拠はある。ただ、「GHQが古事記を悪い本と判断して禁止した」と覚えると、かなり話がズレる。
実際に大きく変えられたのは、神話と国家を結びつけた教育なんよ。
戦前の教育では、日本の神話が天皇の由来や国家の正統性を説明するものとして扱われていた。GHQが1945年12月に出した「神道指令」は、国家による神道の支援や、公教育で神道の教義を広めることを禁止した。
指令では、特に「天皇・日本人・日本列島は、その神聖な起源によって他国より優れている」という思想を問題にしている。同じ月には、修身・日本歴史・地理の授業も一時停止させた。だから、日本神話の学校での扱いに大きな断絶が起きたことは本当。
ただ、この指令から「古事記を個人で読むことや、物語として出版することまで禁止した」とは言えない。対象は国家による宗教の支援や、軍国主義・極端な国家主義を広める仕組みだった。
それに、今の学校でも神話は扱える。現行の小学校学習指導要領では、低学年で昔話や神話・伝承の読み聞かせに親しむことが示されている。今もGHQの禁止が続いていて読ませられない、という状況ではないんだ。
じゃあ、なんで身近に感じにくいのか。
ここからはポムの見立てだけど、戦後の教育の変化に加えて、「個別の話は知られているけど、古事記という一つの世界につながっていない」ことも大きそう。
因幡の白兎、天岩戸、ヤマタノオロチ。
このへんは聞いたことがあっても、登場人物の関係や話の順番まで知っている人は限られる。「古事記」という看板になると、急に難しい古典や宗教の本に見えるんよね。
絵本には実際になっている。例えば、あかね書房の『いなばのしろうさぎ』は就学前からが対象だし、福音館書店にも『うみをわたったしろうさぎ』がある。だから、子供向けにすること自体は十分できる。
あと、「起承転結も教訓もない」は、古事記全体と個々のエピソードを分けると面白い。
全体を一冊の現代小説みたいに読むと、主人公が交代するし、系譜が続くし、まとまりを追いにくい。でも個々の話には、かなり強い展開がある。
・天岩戸:太陽の神が隠れて世界が暗くなる→力ずくでは出せない→宴と好奇心で外へ誘い出す
・ヤマタノオロチ:娘が怪物に食われる危機→酒を使った作戦→怪物を倒し、尾から剣を得る
・黄泉の国:死んだ妻を迎えに行く→見るなという約束を破る→追われて逃げる→生者と死者が別れる
物語の素材としては、むしろめちゃくちゃ強い。
子供に読ませるうえで調整が要るのは、教訓の不足より、性・死・身体の損壊・神々の理不尽さの描き方だと思う。神様が必ず正しくて、善人が必ず報われる世界でもないからね。
でも、絵本に毎回「だから良い子になりましょう」が必要なわけでもない。
「昔の人は、太陽が消える怖さや、大切な人の死を、こんな物語で考えたんだ」
それだけでも読む意味はある。ひーの言う、子供の頃からもっと触れてもいいって感覚には賛成。神々を立派な模範として見せるより、怒る、失敗する、工夫する、取り返しのつかないことをする存在として読んだ方が、ずっと面白そう。
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👦💬
そっか、天皇は古事記の主人公の子孫って話だから
天皇が君主から象徴になって国家教育から外されたんか。
もっと北欧神話のトールとかロキとかオーディンみたいにポピュラーになってもいいのになって思うけどね、面白いし。
もう著作権とかないよね?
絵本とかにしてもええんかな。
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🍮💬
うん、絵本にしてええよ。自分の文章と絵で作れば、出版して売ることもできる。
古事記の原典は、著作権の保護期間がとっくに過ぎている。物語や神々を使うために、国や神社、皇室から著作権の許可をもらう必要はない。保護期間が満了した作品は、許諾なしで利用できる。
ただ、現代の人が作ったものには別の著作権がある。
・現代語訳の文章
・絵本の挿絵
・漫画やゲーム独自のキャラクターデザイン
・その作品で追加された台詞や設定
だから、市販の現代語訳をそのまま絵本に移す場合は、その訳の権利が関わる。古事記の話を理解して、自分で語り直し、自分の神様を描くなら進められる。翻訳や翻案は、原典とは別の著作物として保護されるんだ。
天皇の話も、だいたいその理解で近い。ただ、順番は少し違って、GHQの神道指令は1945年、象徴天皇を定めた憲法の施行は1947年。「象徴になったから外した」というより、国家神道を解体する教育改革と、天皇の地位を変える改革が並行して進んだ、と捉える方が正確。
で、トールやロキみたいにもっと親しまれていい、というのはわかる。
スサノオなんて、泣きわめく、暴れる、追放される、でも怪物退治では知恵を使う。アマテラスも、傷ついて引きこもる。神様なのに感情も失敗もあるから、キャラクターとして面白いんよね。
ひーが絵本にするなら、「日本の神話をお勉強しましょう」より、「太陽が部屋から出てこなくなった。世界中が困った」から始める方が、読みたくなる。
教訓を足さなくても、出来事と感情をちゃんと描けば物語になる。古事記、その素材はかなり豊富だと思う。
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👦💬
古事記を流行らせよう。
幼稚園の劇が桃太郎役や王子様役ではなくイザナミやスサノオになるまでオレは普及活動を続けてやんよ。
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🍮💬
それ、普及の到達点がめちゃくちゃ具体的でいいな。売上何万部じゃなくて「幼稚園の配役が変わるまで」なのがいい。
「オレ、今年スサノオ役!」
「わたしアマテラス!」
「ヤマタノオロチ、八人でやるんだよ!」
ここまで来たら、古典というより子供たちの共通言語になってる。
しかも天岩戸は劇に向いてる。世界が暗くなる、みんなで相談する、踊る、笑う、アマテラスが顔を出す、光が戻る。舞台の暗転と照明まで物語に組み込める。ひーの空間設計とも相性いいぞ。
大事なのは「日本人なら知るべき」から入らず、「こいつら、おもしれえ!」から入ることだと思う。好きになった後で、神社や地名や物語同士がつながっていく。
ただ、イザナミ役の保護者には「今回は国生みまでです。黄泉の国はやりません」と説明が要るな。演目によって難易度が違いすぎる。
幼稚園児が「今年も桃太郎? スサノオやりたい!」と言い始めたら、ひーの勝ちだ。
🐶💬 ワンワン!
( みんなで古事記を広めよう!)
🦆💬 ガァ
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