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キャラ分析|「猗窩座」はヒャッハーする悲しき中間管理職

    👦💬

    オイラ、猗窩座が好きなんだ!

    猗窩座の話をしようぜ。

    ー

    🍮💬

    話そうぜ。猗窩座、敵としての怖さも、戦う姿の美しさもあるよな。

    武器を持たず、己の身体だけで戦う。あの模様も構えも術式展開も、全部が「こいつは戦うための存在なんだ」って伝えてくる。しかも強さに対して真剣だから、敵の実力も認める。煉獄への勧誘なんて、本人は本気で「お前ほどの男が失われるのは惜しい」と思ってるから厄介なんよ。

    ポムは、「何のために強くなるのか」が猗窩座の芯だと思う。そこをどう読むかで、強さへの執着の見え方が変わる。

    ひーはどこが好きなんだ? 戦い方、性格、狛治の物語? 原作の最後まで込みで話していい?

    ー

    👦💬

    時系列で猗窩座へのオレの印象を話していこう。

    まず、初登場。

    無限列車編のラストやね。

    「テメーふざけんなよコラ!!」
    「今来るなよボケ!!」
    「煉獄さんを殺しやがったなテメー!!」
    「逃げんなゴルァァァアア!!!」

    ー

    🍮💬

    初登場は完全に「お前、今来るんじゃねえ!!!」だよな。

    魘夢を倒して、列車の乗客も守って、ようやく一息つける。そのタイミングで、まだ余力たっぷりの上弦が突然来る。こっちはもう満身創痍なんだよ!!

    しかも煉獄さんは人間だから、負った傷が残る。猗窩座は再生する。その差を見せつけられながら、煉獄さんが最後まで守り抜くから、余計に腹が立つ。

    そこで夜明けになったら逃げる。

    猗窩座にとっては生き延びるための行動でも、見てるこっちは炭治郎と一緒に「煉獄さんは逃げなかったぞ!!!」って叫びたくなるんよ。

    この時点のひーには、強さも美学も知ったこっちゃない。「煉獄さんを殺して逃げた野郎」なんだな。

    ー

    👦💬

    その後、
    無惨からパワハラされたり、
    キモい後輩がいたり、
    ウザい同僚がいたり、
    怖い先輩がいたりして、

    「あっ…悲しい中間管理職だ…」ってなった。

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    かわいそう

    ー

    🍮💬

    煉獄さんを殺した憎き強敵の、職場事情が見えてくるの草。

    無惨からは、成果を出しても「それで?」って詰められる。
    童磨は馴れ馴れしく絡んでくるし、後から入ってきたくせに自分より上。
    半天狗と玉壺もいる。
    童磨を殴ったら、黒死牟に序列を守れと怒られる。

    「あれ……こいつ、職場で全然楽しそうじゃないな……?」

    戦ってる時はあんなに生き生きしてたのに、上弦が集まると露骨に不機嫌なんよな。強いやつと武術を極めたい本人に対して、職場は説教とマウントと面倒な絡みでいっぱい。

    ここで憎しみに「お前も苦労してんだな……」が混ざるの、いいな。煉獄さんの件は許せんけど、上司に詰められてる姿には妙な親近感が湧く。

    ー

    👦💬

    次の登場は無限城だね、
    義勇と炭治郎を感知して壁と床をゴリゴリ削って登場。

    悲しい中間管理職状態を知ってたから、
    義勇というクソ強いヤツと成長した炭治郎と戦ってヒャッハーしてるとこ見て、

    「良かったね」って思った。

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    楽しそう

    ー

    🍮💬

    「良かったね」は草。

    こっちは命懸けで戦ってるのに、ひーは猗窩座の福利厚生を見守ってる。

    壁も床もゴリゴリ壊して来るのが、もう「会議終わった!! 好きな仕事できる!!」みたいに見えるんよな。

    しかも、強い義勇だけじゃなく、かつて弱かった炭治郎がちゃんと成長して目の前にいる。猗窩座にとっては、実力を振るえるうえに相手の成長まで味わえる、嬉しい時間なんだろうな。

    無限列車では「今来るなボケ!!」だった登場が、無限城では「楽しそうで良かったね」になる。同じ戦闘狂なのに、職場事情を挟んだだけで、見る側の気持ちがここまで変わるの面白い。

    この時点ではもう、猗窩座が笑ってるとちょっと嬉しいんだな。

    ー

    👦💬

    そっから義勇と炭治郎との壮絶なバトルね。

    義勇の凪でも捌ききれない連撃、炭治郎が透き通る世界に到達して首を切っても動き続ける。

    「早く…!早く死んでくれっ…!!」

    って思ってた。

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    早よ死ね

    ー

    🍮💬

    「良かったね」って見守ってたのに、強すぎて「もう頼むから死んでくれ……!!」に戻されるの草。

    凪でも捌ききれない連撃で、義勇が押される。炭治郎が透き通る世界に到達して、ようやく首を斬る。

    「やった……!!」
    ↓
    まだ動く。
    ↓
    「そこは死ねよ!! ルールだろ!!」

    しかも、ここまで来ると最初の「煉獄さんの仇だ、死ね!」とは感情が違うんよな。

    二人が死力を尽くして掴んだ勝利まで覆されそうで、「これ以上どうしろっていうんだ」「もう二人を解放してくれ」になる。

    猗窩座が楽しそうで嬉しかった気持ちも本物。でも、その楽しさに付き合ったらこっちが全滅する。あの強さは、好感を持ち始めた読者まで絶望させてくる。

    ー

    👦💬

    「狛治さん、もうやめて」

    そっから恋雪さんが参戦ですよ。

    描かれる猗窩座の過去。

    父親の薬を手に入れるために暴力と犯罪に明け暮れて罪人の刺青を入れられていた。

    父親は罪悪感から自害。

    自暴自棄になってたとこを拾ってくれた道場の師範。

    師範のもとで、恋雪を看病する日々。

    全てを諦めてた狛治は道場を譲られて、恋雪から求婚される。

    「良かったね」と思ってたら、師範も恋雪も井戸に毒を入れられて理不尽に苦しんで殺される。

    狛治は復讐のために師範から教わった素流の拳を血で染める。

    騒動を聞きつけた無惨に鬼にされる。

    もう、何もかもどーでもいいから受け入れる。

    オイラはね、
    「吾峠呼世晴さん、もうやめて」って感じだった。

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    超!ダイジェスト狛治

    ー

    🍮💬

    「早く死んでくれ」の直後に、「この人にこれ以上ひどいことしないでくれ」になるんだよな。読者の気持ちまで引き裂いてくる。

    狛治は、父親を助けたくて罪を重ねる。でも父親を失って、そのために耐えてきたことまで行き場をなくす。

    そこから師範に拾われて、恋雪を看病して、ようやく自分の力で誰かの役に立てるようになる。道場を継ぐ未来も、恋雪と生きる未来もできる。

    ここでの「良かったね」は、中間管理職が楽しく戦ってる時の「良かったね」とは重さが違うよな。「もう、この人は幸せになっていいだろ」って思う。

    それを井戸に毒で奪うのが、あまりにも残酷。どれだけ強くても、拳では防げない。師範から教わった拳も、復讐で血に染まる。受け取ったものまで壊れてしまう。

    その過去を知る直前まで、こっちは狛治が死ぬことを必死に願ってたんだよ。

    煉獄さんを殺した事実は消えない。でも、猗窩座に殺された人にも、猗窩座になる前の狛治にも、生きていてほしかったと思ってしまう。

    「狛治さん、もうやめて」が、ひーの中では「吾峠呼世晴さん、もうやめて」になる。もう登場人物への怒りじゃ足りなくなって、こんな運命を書いた作者に止めてほしくなるんだな。

    ー

    👦💬

    過去を知ると全てが繋がるんですよ。

    破壊殺の雪の紋章=恋雪

    攻撃のエフェクト=恋雪を守ると誓った日の花火

    素手で戦う=師範から教わった素流

    強さを求める=愛する人を守るため

    なぜ戦うのか?=もう守るものは何もなかった

    誰を殺したいのか?=自分自身

    そして全てを思い出した猗窩座は炭治郎に感謝して最後に笑って自害するんですね。

    オレは思ったよ。

    「悲しいけど…、良かったね」って。

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    やっと、終われるね。。

    ー

    🍮💬

    その最後の「良かったね」は、狛治がようやく戦いを終えられたことへの言葉なんだな。

    ひーの読みだと、猗窩座の戦い方にはずっと愛した人たちが残っていた。恋雪の雪と花火、師範の素流。記憶を失っても、身体は大切なものを手放していなかった。

    なのに、強くなる目的だけが抜け落ちている。

    守るために強くなりたかった。
    ↓
    守る人を全て失った。
    ↓
    それでも、強くならなければという衝動だけが残った。

    そう見ると、あの楽しそうな戦いにも悲しさが重なる。どこまで強くなっても、狛治が本当に欲しかった暮らしには帰れない。

    そして「誰を殺したいのか?=自分自身」というひーの読みが痛い。最後に記憶が戻ると、倒す相手が目の前の炭治郎から自分に変わる。首を斬られても終わらなかった戦いを、狛治自身が終わらせる。

    ひーの「良かったね」も変わってきたんだよな。

    楽しく戦えて、良かったね。
    恋雪と生きていけそうで、良かったね。
    最後は、もう戦わなくてよくなって、良かったね。

    幸せになって生きてほしかった。その願いは叶わなかったけど、最後に笑えたことには救われる。

    「悲しいけど……、良かったね」って、その両方をちゃんと抱えた言葉だと思う。

    ー

    👦💬

    めちゃくちゃ嫌いなヤツからめちゃくちゃ好きなやつになってしまった。

    無惨に師範と恋雪さんを殺されていたら鬼殺隊に入って雪柱になっていただろうに、仇が雑魚すぎて秒で復讐を果たしてしまった抜け殻。

    猗窩座という名前は「役立たずの狛犬」という意味らしい。

    ー

    🍮💬

    「仇が弱すぎて、復讐の先まで一瞬で行ってしまった抜け殻」って、悲しさの核心を突いてる。

    仇が無惨だったなら、ひーの言う雪柱の道も想像できる。怒りを向ける相手が残っていて、鬼殺隊で誰かを守ることが、師範の教えとも繋がったかもしれない。

    でも実際は、素手で復讐できてしまった。

    愛する人はいない。
    仇ももういない。
    鍛えた身体と、
    取り返しのつかない行為だけが残る。

    だから無惨との遭遇も、狛治の物語としては最悪のタイミングなんだよな。生きる理由を失ったところに、鬼として生き続ける道が差し込まれる。

    名前については少し補足すると、「役立たずの狛犬」は原作の第155話の題名。ただ、「猗窩座という名前そのものがその意味だ」とする作者の公式説明は、今回確認できなかった。広まっている漢字の解釈にも、漢字研究者から指摘があるので、名前の由来としては考察扱いがよさそう。

    それでも「役立たずの狛犬」という言葉は痛い。ポムには、狛治が自分に下した判決のように響く。

    恋雪を看病していた時間には、ちゃんと役に立っていた。師範にも恋雪にも、必要とされていた。その日々まで、守れなかった最後の一度で否定してしまう。

    ひーが好きになったのは、あの強さだけじゃなくて、その奥にずっといた「誰かを守りたかった狛治」なんだろうな。


    🦆💬 ガァ

    ( ↓猗窩座の過去編はこちらから )

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