
【相槌バリエーション枯渇によるNPC化】終わらない長話と、村人Aになる私
こんばんは、船長のrinrinです。
皆様、今日も一日の過酷な航海、本当にお疲れ様です。
人生という大海原を航海していると、予期せぬ嵐に見舞われることがありますよね。
自然が起こす嵐ならじっと安全な場所で耐え忍ぶだけですが、人間関係の海で発生する「終わりの見えない長い長〜いお話」という嵐は、また別のサバイバル技術が要求されます。
本日は、そんな人間関係の荒波に揉まれる中で突如発症する「相槌バリエーション枯渇によるNPC化現象」についてお話ししたいと思います。
序盤の航海〜潤沢な相槌の弾薬〜

誰かの長い話(しかも、あまり興味の持てないテーマ)が始まったばかりの序盤、私は非常に優秀な聞き手として機能しています。
「へえ!」「なるほど」「それは大変でしたね」「それで、どうなったんですか?」
頭の中の引き出しから、手持ちの相槌バリエーションを次々と繰り出し、会話のキャッチボールをスムーズに行おうと努力します。まるで倉庫にたっぷりと積まれた弾薬を惜しみなく使って、相手のトークという波状攻撃に丁寧に応戦しているかのようです。
目を見開き、適度にうなずき、時には少し大げさなリアクションを交えて感情を込めて反応する。この時点では、間違いなく私は血の通った一人の人間として、豊かなコミュニケーションの海を元気に泳いでいます。
弾薬庫の枯渇〜失われていく感情とゲシュタルト崩壊〜

しかし、どれだけ潤沢な弾薬(相槌の語彙)を用意していても、相手の話が「信じられないほど長い」場合、事態は徐々に深刻化していきます。
話が10分、20分と延々と続くにつれ、頭の中の相槌のバリエーションは完全に底をつきます。
気がつけば、「なるほど」「そうなんですね」「へえ」という基本の3パターンだけを、ただひたすらにローテーションで回すようになっている自分に気づきます。
何度も同じ言葉を繰り返していると、言葉のゲシュタルト崩壊が起き始めます。徐々に声のトーンから抑揚が抜け落ち、感情がサーッと引いていくのが自分でもわかります。
最初は「本当にそうですね!」と前のめりだった姿勢も、いつの間にか背もたれに深く寄りかかり、目は相手の鼻の頭あたりをぼんやりと見つめるだけ。言葉の意味を脳が処理することを諦め、ただの「音」として右耳から左耳へと受け流すようになるのです。
そして村人A(NPC)へ〜一定リズムの自動応答〜

そしてついに、完全な「NPC(ノンプレイヤーキャラクター)化」の瞬間が訪れます。
RPGのゲームに出てくる、何度話しかけても「ここは〇〇の村です」と同じセリフしか繰り返さない村人A。まさにあの状態です。相手の息継ぎのタイミングに合わせて、「……へえ」「……なるほど」と、一定のBPM(テンポ)で機械的に首を縦に振るだけの、精巧な自動応答マシーンと化す私。
もはや脳内では、「今日の夕飯、何にしようかな」「帰ったらあのアニメの続きを見よう」「そういえば、あの仕事の締め切りいつだったっけ」といった、目の前の会話とは一ミリも関係のない思考が縦横無尽に展開されています。
目の前で繰り広げられている熱のこもった長話は、完全に心地よい(?)BGMと化しています。相手が突然何か重大な質問を投げかけてきたとしても、Aボタンを連打される村人のように「そうなんですね」としか返せない悲しきモンスターの誕生です。
ようやく話が終わり、解放された時のあのドッと押し寄せる疲労感。「私、後半戦は完全に感情のないロボットだったな……」と密かに反省しつつ、次こそは上手く逃げ切ろうと心に誓うのです。
皆様も、終わりの見えない長話の波に飲まれた際は、相槌の弾薬切れによるNPC化にくれぐれもお気をつけください。
それでは、明日も皆様にとっていい航海でありますように。….乾杯!🥃✨