
ショートショート『グレートやぎの花嫁修業』

ショートショート『グレートやぎの花嫁修業』
「おおっとー! グレートやぎ、必殺のゴートバスター炸裂! ここでゴングー!!」
必殺技を決め、グレートやぎは今日も勝利を収めた。
しかし、リングを降りれば普通の女の子。
「あんた、プロレスばっかりしてないで、少しは花嫁修業でもしなさい!」
母親に言われ、華道教室へ通うことになった。
ところが、これが難しい。
花を挿せば茎が折れ、剣山を押せば曲がってしまう。
「もっと優しく。力任せではいけません」
「優しくしてます!!」
「花には、それぞれ美しく見える角度があるんですよ」
「角度……ですか!!」
先生の言葉に、やぎは何かを閃いた。
数日後。
再びリングに立ったグレートやぎ。
対戦相手を軽々と持ち上げると、逆さまにして角度を調整した。
「そこです!!」
相手を頭からマットへ突き刺す!
「必殺!! 生け花ドライバー!!」
会場が大歓声に包まれる。
こうしてグレートやぎは、華道で新たな必殺技を身につけた。
なお、花嫁修業の成果は、いまだに出ていない。
あとがき
毎週ショートショートnoteのお題『マッチョ華道』に参加させていただきました。
マッチョ……ねえ……。
僕のキャラにいない!
と思ったけど、Xで「グレートやぎ」というキャラクターを作っていました(笑)
これは配達員やぎちゃんをモデルにしたキャラクターで、どういう経緯で作ったのか忘れたけど、プロレスラーです(笑)
やぎちゃんのトレードマークはカエルのフードですが、グレートやぎは山羊のフード!
いつか話を書こうと思っていましたが、まさか毎ショでお披露目することになるとは考えていませんでした(笑)
初お披露目ということで、プロレスラーであることも伝えつつ、華道、そしてまたプロレスに戻るという、場面転換の忙しい作品になりましたが、まあまあ上手く書けたかなと。
そういえば、お題の『マッチョ華道』という言葉を使ってなかったなと思いつつ……。
マッチョが華道してればいいでしょ(笑)
※本作はフィクションです。
登場する人物・団体・地名・出来事などは実在のものとは関係ありません。また、一部の描写は実在するX(旧Twitter)ユーザーの投稿や活動に着想を得ていますが、特定の個人・団体との関連性はなく、内容は創作に基づいて構成されています。