
コロナ禍で浮き彫りになった大学間の格差 退学を考える学生が続出した「幻滅大学」の実態
新型コロナウイルスの感染拡大は、大学生活にも大きな変化をもたらしました。授業のオンライン化やキャンパスへの入構制限が続く中、学生への対応をめぐって大学ごとの差が明らかになりました。
2020年、大学によって学生支援の内容や対応に大きな違いが生まれました。学生の声に耳を傾け、学費や生活費の支援を進める大学がある一方、十分な説明や支援が得られず、不満を募らせる学生もいました。
経済的な負担と学習環境の変化
コロナ禍では、アルバイトの収入が減少したり、保護者の収入が落ち込んだりして、学費や生活費の支払いが難しくなる学生が増えました。
また、オンライン授業への移行によって、通信環境や自宅の学習スペースを確保できない学生もいました。大学に通えないことで友人や教職員との交流が減り、孤立や精神的な負担を感じるケースもありました。
当時の学生調査では、退学を検討している学生が約2割に達したという結果も報告されています。
大学に求められる学生への支援
一部の大学では、学生への現金給付や授業料の減免、オンライン授業に必要な通信環境の整備などを進めました。一方、大学自身も収入減少や財政的な制約を抱えており、十分な支援を行うことが難しいケースもありました。
今回のコロナ禍で明らかになったのは、大学によって学生を支える力に差があるという現実です。
大学は授業を提供するだけでなく、学生が安心して学び続けられる環境を整える役割も担っています。経済状況や家庭環境によって学ぶ機会が失われないよう、緊急時にも対応できる支援体制を整えることが重要です。
※本記事は2020年のコロナ禍における大学の対応と学生の状況を振り返った内容です。