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進入可否サインの工夫 - 鉄道自動改札機のデザイン② +

     利用できる改札機には”◯”や”←”、通れない改札機(常時/一時共)には”✕”や🚫マークが表示されています。

    この仕様になって久しいですが、

    はたしてこれが”完成形”なのでしょうか?

     

     ふんだんな台数を設置し、全てのレーンが「入口専用」「出口専用」のいずれか、といった固定した使い方ができるに越したことはないですが、一部は「入口専用」、一部は「出口専用」、残りは「両方向に使用可能」、との設定にすることで、必要最小限台数に留めようとするのが実状です。『入場は分散するものの、到着した電車から降りてきたお客さんの出場は途切れとぎれの短い時間に集中する』というのが理由の一つでしょう。

     

     具体例として、もし以下のような設定である所で、入場時に左側の「西」方面から来た場合に、すこぶる”残念な状況”に陥った経験はないですか?

    自動改札機の進入可否サイン文字入り合体

     

     改札機9台が並んでいる駅を例として、図で示すとこうなります。
        ABCDEFGHI
    ↓出る ◯◯◯◯◯◯✕ ✕◯
    ↑入る ◯✕ ✕ ✕✕ ✕◯◯◯

     B~Fは「出口専用」、G~Hは「入口専用」、AとIは「両方向に使用可能」という設定例です。

     

    《現状の不都合》

     自分がこれから電車に乗ろうと、[下側写真の左側<西>方面]から改札機へと接近した場面を想定します。また、改札通過後に向かうホームは同じく西方向にあるとします。このような場面では、Aのレーンを選ぶのが自然です。

    自動改札機の進入可否サイン2-2

     

     でも、改札機に近づくにつれ、ちょうど到着した電車から降りてきた乗客たちが、左奥<西>の方から出口の改札機に押し寄せてくるのが見えます。GとHは”✕”ですから、大勢であればA~Fにうまく分散され、行列をなすことが多いかも知れませんが、人の数は”まばら”です。

    自動改札機の進入可否サイン1-2

     

     するとどうなるでしょう。Aの改札機が最も優先的に使用されることになりそうです。”◯”表示はA~F全て共通でどこからでも出られるのにAに多く集まって連続して人が出てきます。そのお陰で、これから入場しようとしている自分はずっと遠くのGのレーンまで回り込むことを余儀なくされます。

     丁寧に長々とした状況説明となりましたが、これが、本文で示した”残念な状況”です。

     

    ◆◈◆◈◆◈◆◈◆◈◆

     

     このような経験をした人はそれほど多くはないかも知れません。もしそのような場面に直面しても、「残念。向こうに回ろうか…」と感じるくらいでしょう。もし私が「出る側」だとしたら、「入ろうとしている人」の存在に気付いて、さっとBかCを選びますが。

     前述の事例では、入場しようとしている人にとって、言わば「不都合」です。できれば遠くの改札機まで回り込まなくてもいいようにしたいものです。
     全ての改札機を「入口専用」か「出口専用」で限定的使用する以外に何か工夫はできないでしょうか。多少なりとも改善する方法はないでしょうか。

     続いて考察してみましょう(^^)/

     

    ◆◈◆◈◆◈◆◈◆◈◆

     

    《対策案》

     「◯と✕の配置をもっとランダムにすればどうか」は一案ではありますが、実際の通行者が戸惑ったり、人の流れの交錯することが予想され、デメリットが大きくなってしまいます😩
     この事例におけるポイントは、「出場する人にとって、入場側が”◯”か”✕”のどちらになっているかが分からない」ということです(フラップの閉じている状態を見て判別できる場合もあります)。
     そこで、例えばもし、「双方向に通れる設定のレーン」には両方に”◯”の代わりに”△”を表示させてみるとどうでしょうか💡

        ABCDEFGHI
    ↓出る △◯◯◯◯◯✕ ✕△
    ↑入る △✕ ✕ ✕✕ ✕◯◯△
    自動改札機の△印2を拡大表示

    自動改札機の△印2

     現状の問題は、「自分が(対向進路者の存在を気にせず)専用的に通れるのか否か」が、パッと見では判別しにくい状況であったので、その点を明白にするために、さらに”△”を導入し、優先度を明確にします。(*1)

     基本的には”◯”レーンを通るようにします。そして、人の同方向の流れが混雑していて(*2)、なおかつ、すれ違う人が向こう側から接近していないことが明らか場合にのみ”△”レーンも利用して分散するように心掛ければ、入場してくる人を無闇に遠くのGの方まで遠回りさせることなく、全体として無駄のない、よりスムーズな流れができるのではないでしょうか🙋

     

     さて、上記案の欠点や、実際に採用に至っていない鉄道会社の事情は何か分かりますか?気付いた点があればさらに吟味したいですね(^^)/

    (*1)意味合いは全く異なりますが、信号機が赤と青以外に、「その間」的な黄色があるようなものです
    (*2)電車到着時等、出場する人が纏まって滞留するほど押し寄せてくるタイミングの場合、(それと見て取れるので、)入場者は潔くAの通行を諦めて、自分が専用的に通れる”◯”が表示されたGより右へと回り込む😩

    🌸状況説明が分かりにくい長文にお付き合い下さり、御礼申し上げます🌸

     

     

     

     

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    会社員をしながら〔本質把握〕と〔合理性追求〕に日々明け暮れ、気になったことを書いています。と言っても、専門的な難解なものではなく、今よりもう少し「モノゴトを別の角度から見てみる」という心掛けが広まればいいのになぁ、との願いを抱きつつ、”気付き”の提案をしていきたいと思っています。