
戦争より外交を
皆さま ごきげんよう。
デヴィ スカルノです。
福田康夫元総理がお亡くなりになりました。
私は今、日本が一人の大切な政治家を失ったことに、深い感慨を覚えます。
福田元総理が大切にされたのは、戦争ではなく外交、対立ではなく対話という精神でございました。
皆さま、考えてもごらんなさい。
戦争を始めるのは政治家かもしれません。
しかし、戦争によって命を奪われるのは誰でしょう。
何の罪もない子供たちです。
愛する夫の帰りを待つ妻です。
我が子を胸に抱き、平和な明日を願う母親たちなのです。
どれほど強大な軍事力を持とうとも、失われた命を取り戻すことはできません。
どれほど立派な勝利を宣言しようとも、母親の涙を消すことなどできないのです。
だからこそ、私は申し上げたい。
真に強い国家とは、戦争に勝つ国家ではなく、戦争を起こさせない知恵と外交力を持つ国家ではないでしょうか。
もちろん、国家の安全を守る備えは必要です。
しかし、外交の努力を放棄してよい理由にはなりません。
福田元総理は、戦争の悲惨さを知る世代の政治家でいらっしゃいました。
その平和への願いを、私たちは過去のものにしてはならないのです。
世界が対立を深めている今だからこそ、相手の国を理解しようとする勇気、そして対話を続ける忍耐が必要なのではないでしょうか。
福田元総理。
あなたが大切にされた平和への思いが、次の世代へ、そしてまた次の世代へと受け継がれることを願ってやみません。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。
最後に、私はこの言葉を皆さまの心にお届けしたいと思います。
「 戦争で勝利する英雄より、戦争を起こさずに済ませる政治家こそ、歴史に必要とされるのではないでしょうか。」
平和とは、与えられるものではありません。
私たちが知恵と勇気をもって、守り続けなければならないものなのです。
デヴィ スカルノ