
10月23日、三人の訃報を聞いた日
先週10/23(金)は仕事でもいろいろあったが(新規取引先企業との初顔合わせとか、PHPの脆弱性問題の対応とか)、
この日立て続けに3つの訃報を聞いた。
いや毎日のように訃報は流れているのだが、これだけ衝撃が続くことはなかなか珍しい。
・朝
10/21トム・スケリット死去。享年93。
テレビドラマも含めて出演作は数知れずだが、代表作は、と問われればパッと浮かんでは来ない。
ニュースでは代表作に「トップガン」が挙げられていた。
テレビドラマ「ピケット・フェンス」でエミー賞を受賞したらしいが、これは見たことがない。
あの「エイリアン」ではノストロモ号の船長を演じた。確かシガニー・ウィーバーを抑えてトップクレジットだったはず。
「ハロルドとモード 少年は虹を渡る」に出ているらしいが、全く思い出せない。
「M★A★S★H」のデュークはかすかに覚えている。
「愛と喝采の日々」「マグノリアの花たち」「リバー・ランズ・スルーイット」「コンタクト」、これらの映画を見たはずだが、彼のことは思い出せても、どんな演技をしていたかは思い出せない。
私ならば、デヴィッド・クローネンバーグ監督の傑作「デッドゾーン」の保安官役を代表作としたい。
クリストファー・ウォーケン演じる主人公に「能力」を人のために役立てることを薦める。
これが一番印象深い。
2021年には自身初となる主演映画「East of the Mountains」がアメリカで公開されたらしい。これ日本で観られないだろうか?
合掌。
・昼過ぎ
10/17村上龍死去。享年74。
午後Yahooニュースで訃報が流れ、思わず声が出てしまった。
今年3月に司会を務めていたテレビ番組「カンブリア宮殿」を降板したばかりだった。
あれは死期を悟ったものでもあったのだな。
個人的には村上龍は小説よりもエッセイのほうが印象深い。
「すべての男は消耗品である。」はタイトルも最高だが、内容も共感できるところが多い。彼のファン、愛読者からは笑われそうだが、個人的には彼の代表作はこれになる。
メディアにあまり出てこない村上春樹と違い、とにかくいろんなメディアでよく見た。この人の小説を読んだことがなくても顔はよく知られているという。かつては多くいたそういう小説家も今は少なくなっている。テレビや雑誌を通じて、小説家の顔や言葉が広く知られていた時代があった。彼の訃報は、その時代の終わりを告げるものかもしれない。
合掌。
・午後
10/19小林信彦死去。享年93。
Yahooニュースで訃報を目にし、今日はなんて日だ、と思った。全身から力が抜けていくような気がした。
近年の状況や高齢なこともあり、予期はしていたが、いざ訃報を聞くとやはり寂しい。
小説家という肩書だが、個人的には小説はあまり面白くなかった。
何と言っても映画についてのコラムである。ある映画が気になった時、小林信彦が紹介または評価していないかを調べることにしていた。もし小林信彦が高評価を下しているものなら、それは間違いなく見る価値のある映画である。この人の評価するものならすべて見る価値があると思った。実際に失望したことは一度もない。
小林信彦からとてつもなく多くのことを学んだ。映画をどう見るか。何を面白いと思うか。
自分が映画を見続けてきたなかで、この方から受け取ったものは、とてつもなく大きい。
訃報は残念でならないが、しかし心からの感謝の念をささげたい。
ありがとうございました。<(_ _)>
合掌。
小林信彦、村上龍については後日個別に記事にしたい。
いつのことになるかわからないが・・・。