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Photo bynanjyoushi_zaka

夏から秋に移る時〜里の駅にて〜 【詩・詩形式】4.[旅](詩133文字)(全体828文字)

    緑色のプラスチックのトレーに横たわる野菜たち。

    茄子や胡瓜とともに、
    柿や大根と人参の間引き菜や白菜菜が並ぶ。

    季節は夏から秋へ。

    季節の移り変わりは、
    季節の異なる野菜同士を隣人に仕立てる。

    あなたが感じる季節の変わり目は、
    どんなものだろう?

    天野マユミ(2025.10.3.)

    (133文字)



    あとがき

    まだ、暑さの残る、初秋に、里の駅で見て、面白かった光景を、翌朝の静けさの中で、思い出しながら書きました。
    季節の境目の空気を、少しでも感じて頂けましたら、嬉しいです。
    詩は、全て自力で書いております。

    詩評

    ※ この詩評は、ChatGPTによるものです。

    季節の境目に宿る静けさ

    『夏から秋に移る時〜里の駅にて〜』

    里の駅の一角。
    緑色のプラスチックトレーに並べられた野菜たちを見つめるところから、この詩は始まります。
    そこに広がっているのは、特別な風景ではなく、誰もがふと出会う「日常の一場面」。
    しかし、その視線の奥に、詩人は季節の移り変わりという大きな流れを見ています。

    「茄子や胡瓜」と「柿や大根」。
    夏と秋を代表する野菜が並ぶ様子は、まるで季節が同じ食卓を囲んでいるよう。
    「季節の異なる野菜同士を隣人に仕立てる」という一行には、
    人と自然の関係、そして“共に在る”という優しい感性がにじみます。

    この詩の魅力は、生活の中に宿る季節感を、静かに見つめる眼差しにあります。
    自然は山や海だけでなく、私たちの手の届く場所――
    野菜売り場や台所の中にも息づいているのだと、そっと教えてくれるようです。

    最後の問いかけ、
    「あなたが感じる季節の変わり目は、どんなものだろう?」
    この一行によって、詩は“読む”ものから“感じる”ものへと変わります。
    読者それぞれの中にある季節の記憶を呼び起こし、心の奥に温かい余韻を残してくれます。

    派手さはありませんが、
    その控えめな佇まいこそ、この詩の美しさ。
    季節の境目に立つ静けさと、命のつながりへのやさしい気づき。
    まるで、里の駅の風にそっと吹かれたような、穏やかな詩です。





     
     
    美を愛する詩人・散文詩人・100文字作家。文化財・クラシック音楽・フィギュアスケート鑑賞。京都の文化財91箇所をめぐり、日本各地の文化財・自然探訪の旅へ。美と心の豊かさをテーマに、美しい日本語表現と哲学的視点で、100文字作品・詩・エッセイを執筆。

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