メインコンテンツへスキップ
見出し画像

整形がメイクになった時代〜誰も語らない出口の話〜

    ある世代の女性アーティストの横顔が一枚、ネットに流れた。静止画だ。皺がない。フェイスラインがまっすぐ顎先まで落ちている。誰がどう見ても、年齢の話をしたくなる仕上がりだった。静止画は、最も有利な一瞬を切り取れる。動画なら表情の追従や口元で評価が割れたかもしれない。

    ボトックスだけでは、ああはならない。

    表情の動きの乏しさから、注入系が土台に入っているのは間違いない。前額部、眉間、目元。動きが少なすぎる。だが注入で消せるのは皺と表情のノイズまでだ。頬から顎下のたるみのなさ、頸部のシャープなライン。あれは支持組織を物理的に上げないと出ない。糸リフト単独では引き上げ量も持続も足りない。一度はSMASを扱う切開系を通している。あの頸部の直線は、広頸筋まわりの処理を想定したくなる。横顔のあの仕上がりは、そう読むのが自然だ。

    静と動の差

    ボトックスがバレるかどうかは、薬剤ではなく設計と量の問題だ。

    美容外科の知人がいる。自分の顔にボトックスを打っている。喋らなければ、まずわからない。前頭筋を全部止めず眉の可動を残す。目尻も、笑ったときの自然な皺は残す。この引き算ができる人間は、会話しても違和感が出ない。逆に量が多いと安静時からのっぺりする。

    自分に打てる施術者は、鏡で連続して経過を観察できる。患者の顔は数ヶ月おきの点でしか見られない。自分の顔なら毎日連続で追える。技術の校正という意味で、この差は大きい。

     
     
    毎日更新。 医師の雑記コラム日記。AIは主にClaude。 分析記事は最初から有料が多め。 無料記事も後に有料マガジン入り(目安:医療・AI関連2週間、他1〜2ヶ月)。 定期マガジン月500円、医療および過去記事込みはメンバーシップ。 サイトマップ参照 Amazonアソシ参加中

    あなたへのおすすめ