
直接美容外科医になる選択:キャリアの落とし穴を考える
こんばんは。今、帰宅中で、駅まで歩きながら話しています。今日は少し早めに仕事が終わったので、2駅ほど歩きながらの日記です。まあ、日記と言っても、普段の独り言をそのまま喋っているだけなので、気軽に聞いてください。最近、YouTubeで高須幹弥先生などが話題になっていますが、今回は「研修医から直接美容外科医になる」トレンドについて、私の意見を残しておきたいと思います。
研修医の2年間:基礎を学ぶ期間
研修医期間は法律で定められた2年間で、救急、麻酔科、外科、小児科、内科、産婦人科などをローテーションで回ります。この期間で幅広い知識を身につけるわけですが、どの病院でも研修医は「お客様扱い」です。給料は国から出ているので、病院側に大きな負担はなく、純粋な労働力として使われます。熱心な研修医にはしっかり指導がありますが、各科に2〜3ヶ月しかいないので、教えられるのは基本的な糸結びや縫合処置程度です。通常は見学が中心で、主治医を持たせてカンファレンスで発表させるくらいで、2年間が終わることも多いです。病院によって違いはありますが、研修医期間を終えた時点では、まだ「一人前の医者」とは言えない状態だと私は思います。外来診察もできず、それは研修後に学ぶべきことです。
専門医への道:4〜5年の努力
研修が終わると、次に目指す科に所属して専門医を目指します。専門医取得には通常4〜5年かかり、この間に深い知識と技術を磨きます。これが一つのゴールです。専門医さえ取れば、どの病院でも雇ってもらえる可能性が高まります。ただし、専門医試験は簡単ではありません。例えば脳外科の場合、口頭試問を含めた合格率は50〜60%程度です。私の先輩には10年間挑戦し続けてようやく合格した人もいました。私は昔のことなので勉強内容はあまり覚えていませんが、合格発表までの間、「もうこんな勉強はしたくない」と感じたのを覚えています。幸い1回で合格できたので、その苦しみからは解放されました。
サブスペシャリティとキャリアの広がり
専門医を取った後、さらに細分化された「サブスペシャリティ」(例:脳血管内治療専門医、がん治療認定医、内視鏡認定医など)を取得する道もあります。これらは必須ではありませんが、就職活動で有利に働きます。私は大学時代に時間がない中、7〜8つの専門医を取得しました。民間病院では専門医の数で給与が決まることもあります。サブスペシャリティまで取る必要はないものの、内科専門医や外科専門医くらいは持っておかないと、医者としてのキャリアが狭まるリスクがあるかもしれません。