
いつの間に?
目覚ましは30分前から鳴っている。
寝室の目覚ましの音がリビングまで聞こえている。
さっきから鳴っては止め、鳴っては止めを5分おきに繰り返している。
たまに本人の目の前、数センチで
ジリジリジリジリ〜ッ❗️
と凄まじい音量で目覚まし時計が鳴り続けている時も。
そして轟音の前で我が子はスヤスヤ寝ている。
ナゼだ?!
よく寝られるものだ…。
でも、自分も十代は毎朝こんな感じだったかもしれない。
十代の眠りは深い。
それはそれで困りものだけど、ちょっと羨ましいアラフィフ。
毎朝こんな風なら1時間早く寝るべきなのだが、毎晩その気持ちを忘れてダラダラ過ごしてしまう。
親も子も。
そのうちご近所からクレームが来るんじゃないか?
私はヒヤヒヤしている。
30分後…
我が子は、これ以上寝たらヤバいよね、という時間にやっと起きてリビングにやってくる。
ほとんど開いていない目。
ボサボサの髪。
猫背。
油断したらすぐまた眠りの世界に落ちてしまいそうだ。
黙々と朝ごはんを食べる。
本人に任せていたら遅刻しそうなので、私が髪の毛をくくっている。
過保護。
そしてたまにダメ出しされる。
「緩い気がする、もう一度くくり直して」
何様だ?
ギリギリの時間までボーッとしながらテレビを見て、
いよいよヤバくなった頃
子供の目がカッと開く。
そして「ヤバいヤバい」と言いながら
バタバタバタッと洗面所で歯を磨き、
バタバタバタッと制服に着替え、
バタバタバタッと靴を履いて飛び出して行く。
たまに忘れ物。
台風一過。
ヤレヤレ…とひと息つく私。
ゴミ出しをして、洗濯機を回し、自分の朝食の用意。
さて今日はどんなテレビ番組があるんだ?とリモコンのボタンをポチポチする。
そういえば今日は、子供が楽しみにしているアニメがある日だ。
「薬屋のひとりごと」
セカンドシーズンがついこの間から始まった。
そして、ちゃんと予約されている。
番組表は一週間先まで見ることができ、録画予約も一週間先までできる。
「来週の分を予約してやるか」
と優しい母はポチポチとボタンを押して日をめくっていくと…
来週の「薬屋のひとりごと」、
ちゃんと予約されていた。
い…いつの間に?!
昨日までは予約できなかったはず。
ということは…今朝?
あんなグダグダの寝ぼけマナコで?
あんなボーッとしてたのに?
あんなバタバタしてたのに?
子供の成長を感じました。
って、
しょ…しょうもない成長!
どうでもいいことだけシッカリ成長してた!
ええ加減、自分一人で朝の身支度を完結させてくれ!!