
AkamaiはAI時代の勝者か?半導体装置・サイバー株も整理|Mad Money 2026年8月6日
今回のMad Moneyでジム・クレイマーが示した結論は、2026年後半の投資先を「強い消費」「半導体製造装置」「サイバーセキュリティ」「医療テクノロジー」「M&A関連」から探すという考え方です。個別では、BD(BDX)、Akamai(AKAM)、Ralph Lauren(RL)に強い評価を示しました。一方、買収期待だけで上昇したBristol Myers Squibb(BMY)や、分社化直後のHoneywell Aerospace(HONA)には慎重です。今回は、番組の流れに沿って発言と補足情報を整理します。
今回の要点3つ
1. クレイマーは「消費者は想定以上に強い」と判断
Bank of America(BAC)やWells Fargo(WFC)の決算から、所得層を問わず消費者の心理が比較的良好だと説明しました。American Express(AXP)、航空会社、Capital One(COF)、高級小売のWilliams-Sonoma(WSM)やRalph Lauren(RL)を、強い消費の恩恵を受ける銘柄として挙げています。
2. AI投資の恩恵は半導体装置、サイバー、防衛的な医療にも広がる
メモリー不足そのものに投資するより、メモリーを製造する装置メーカーに注目すべきだと述べました。Lam Research(LRCX)、KLA(KLAC)、Applied Materials(AMAT)を高く評価し、CrowdStrike(CRWD)やPalo Alto Networks(PANW)についても、AIによる攻撃が増えるほど重要性が高まると説明しています。
3. 強気と慎重の線引きがはっきりしていた
BDは分社化によって事業が分かりやすくなり、AI・ロボット・在宅医療の成長を取り込める銘柄として強気です。Akamaiは、従来のCDN企業からサイバーセキュリティとAIクラウドの企業へ変わりつつある点を評価しました。一方、買収期待だけで上昇した銘柄や、負債と設備投資が重いAIデータセンター株には警戒を示しています。
番組全体の流れ
冒頭:2026年後半に注目する5つの市場テーマ
何が語られたか
クレイマーは、決算シーズンの後半になると、個別銘柄よりも市場全体を動かすテーマが見えてくると説明しました。
最初に挙げたのは消費の強さです。BACとWFCの経営陣が、消費者は大きな借金を増やさず、比較的健全なバランスシートを維持していると話したことを紹介しました。
AXPについては、富裕層顧客が中心であるため、消費の底堅さはある程度想定されていたとしています。しかし、旅行予約や航空会社のコメントから、旅行需要が一時的な反動ではなく、継続的な需要になっている可能性があると述べました。
また、Discoverとの統合を終えたCOFを消費関連株として評価し、WSMとRLも高所得者向け小売として恩恵を受けるとしています。
2つ目のテーマは、データセンターでのメモリー不足です。メモリーチップを作る企業だけでなく、その製造装置を作る企業に投資する方が、需要の変動を受けにくいという見方です。
3つ目はサイバーセキュリティです。AIが従来のセキュリティ企業を不要にするのではなく、AIを使った攻撃が増えることで、防御側の需要も増えると説明しました。
4つ目はM&Aです。AstraZeneca(AZN)によるBristol Myers Squibb(BMY)買収や、StripeによるPayPal(PYPL)買収のうわさに触れました。ただし、これらは番組内で紹介された市場のうわさであり、成立が確認された事実ではありません。
5つ目は「非テックのテック株」です。Eli Lilly(LLY)、Johnson & Johnson(JNJ)、Amgen(AMGN)、Moderna(MRNA)を、医療技術や新薬開発による成長が期待できる銘柄として取り上げました。
クレイマーの見方
クレイマーは、テーマに追い風がある銘柄なら、株価が下がった時にも買い増しを検討しやすいと述べました。
半導体製造装置ではLRCX、KLAC、AMATの3社をいずれも非常に優れた企業と評価しています。特にLRCXについては、元Novellus CEOのRick Hillを高く評価していた経緯から、個人的な好みもあると説明しました。
サイバーセキュリティでは、CRWDとPANWを「AIに置き換えられる企業」ではなく、AI時代により必要とされる企業だと述べました。ただし、株価が大きく上昇したため、保有分の一部を利益確定したとも説明しています。
背景解説
半導体製造装置メーカーは、チップ価格そのものではなく、半導体メーカーの設備投資によって売上が決まります。AIサーバー向けの高性能メモリーや先端ロジックの投資が続けば、製造装置需要にも波及します。
一方で、半導体装置株は景気循環の影響を受けやすく、輸出規制や中国向け販売の制限もリスクです。
サイバーセキュリティでは、AIによる自動攻撃、ゼロデイ脆弱性、クラウド環境の複雑化が需要を押し上げます。ただし、株価が先に上昇している場合は、期待の剥落にも注意が必要です。
投資家が見るべきポイント
航空会社の予約数、客単価、座席稼働率
銀行のカード利用額、延滞率、貸倒引当金
半導体装置メーカーの受注、受注残、設備投資計画
サイバー企業の年間経常収益、顧客単価、解約率
M&A案件の正式発表と規制当局の審査
医薬品企業の新薬承認、臨床試験、特許切れ
視聴者からの質問:BMY、AXON、HONA
何が語られたか
最初の質問はBMYです。AZNによる買収のうわさで株価が上昇したため、買い・保有・売却のどれがよいかという相談でした。
次にAxon Enterprise(AXON)が決算後に売られたことについて質問がありました。
3人目は、分社化されたHoneywell Aerospaceについてです。取得原価を意識しなくてよい「元手を回収した後の株」と考えた場合、いつ売るべきかという質問でした。
クレイマーの見方
BMYについては、買収期待で上昇した分を一部利益確定するのがよいと回答しました。配当利回りは魅力的でも、今後の上値余地は限定的であり、JNJの方をより好むとしています。
AXONについては、株価が大きく下落したように見えても、過去数年の上昇が非常に大きかったため、今は触りたくないと述べました。
Honeywell Aerospaceについては、クレイマー自身が投資クラブで寄り付きに売却したと説明しました。会社の事業そのものは良いものの、経営陣の説明や情報開示に失望したという判断です。
背景解説
Honeywell Aerospaceは2026年6月にHoneywellから分離され、NasdaqでHONAとして取引を開始しました。Honeywell公式発表でも、HONAは独立した航空宇宙・防衛企業として上場したことが確認できます。
記事作成時点では、供給網の制約から通期見通しを引き下げたと報じられており、クレイマーの懸念を補強する材料になっています。詳細はHoneywell公式発表とReuters報道で確認できます。
投資家が見るべきポイント
買収候補株は、買収価格が正式に決まるまでは投機性が高くなります。うわさだけで買うのではなく、買収条件、現金か株式か、規制当局の承認、案件が破談した場合の株価を確認する必要があります。
分社化銘柄では、独立後の初決算、経営陣の説明力、サプライチェーン、配当方針を確認したいところです。
Becton, Dickinson and Company(BDX)
何が語られたか
BDは医療機器・医療用品を手がける企業です。今回の番組では、旧Becton Dickinsonからバイオサイエンス・診断事業を切り離した後、初めての通期比較となる決算が紹介されました。
売上高は前年同期比5.4%増、調整後EPSは3.23ドルでした。BD公式発表でも、2026年度第3四半期の売上高49.83億ドル、調整後EPS3.23ドル、通期の調整後EPS見通し12.62~12.72ドルが示されています。BD公式決算
クレイマーの見方
クレイマーは、分社化によってBDの事業内容が分かりやすくなり、株主にとって良い結果になっていると評価しました。BDXは「強気」です。
CEOのTom Polen氏によれば、ポートフォリオの約90%が高い1桁台の成長を遂げ、6つの成長プラットフォームが2桁成長となりました。
背景解説
BDが注力するのは、コネクテッドケア、AIによる患者モニタリング、ロボット、在宅医療、医薬品投与システムです。
AIを使った患者モニタリングでは、血圧低下や臓器損傷の兆候を15~20分前に予測し、医療従事者が先回りして対応する仕組みが説明されました。
失禁ケア製品のPureWickは、35四半期連続で2桁成長を続けていると紹介されています。退役軍人向けの保険適用や、在宅医療での reimbursement拡大も成長材料です。
番組内で「Anata」と聞き取れるAIプラットフォーム名は、自動字幕の誤認識とみられます。BD公式資料では、約300万台の接続機器をつなぐ「BD Incada Connected Care Platform」と説明されています。BD Incada公式資料
投資家が見るべきポイント
BDXは医療機器株ですが、単なる景気敏感株ではありません。消耗品や医薬品投与システムは、病院で継続的に使われるため、売上の安定性があります。
確認したいのは、分社化後の営業利益率、PureWickの成長率、AIモニタリングの導入施設数、薬剤投与ロボットの受注、キャッシュフローです。
日本人投資家は、米ドル円の変動に加え、医療機器の承認、製品リコール、病院側の設備投資抑制にも注意が必要です。
Constellation Brands(STZ)
何が語られたか
Constellation Brandsは、Modelo、Corona、Pacifico、Victoriaなどのビールに加え、ワインや蒸留酒も展開しています。
株価は2024年春の高値から半分以上下落しており、業界全体の低迷や、同社の顧客基盤がヒスパニック層に偏っていることが影響したとクレイマーは説明しました。
新CEOのNick Fink氏に対しては、Modeloが米国で金額ベースの首位ビールでありながら、大手国内ビールに比べて流通や認知度にまだ余地があると質問しています。
クレイマーの見方
クレイマーは、STZについて「今が適切なタイミングかもしれない」と述べました。ただし、明確な買い推奨というより、安値で監視する銘柄という位置づけです。
番組内で示された評価は「やや強気」です。
背景解説
CEOは、Modelo、Corona、Pacificoの3ブランドが米国の上位ビールブランドに入っていると説明しました。Coronaのノンアルコール商品も、味を維持しながら成長しているとしています。
ワインと蒸留酒も市場平均を上回って成長しているものの、利益率の改善が次の課題です。
GLP-1薬や大麻による飲酒量の変化については、現時点で大きな影響は見えていないとの説明でした。小容量の商品やノンアルコール商品を増やすことで、消費者のライフスタイル変化に対応する考えです。
STZは2026年度第1四半期の決算を6月30日に発表しており、CEOはNick Fink氏です。Constellation Brands公式決算
投資家が見るべきポイント
ビールの販売数量と市場シェア
Modelo、Corona、Pacificoの流通店舗数
ノンアルコール商品の売上成長
ワイン・蒸留酒部門の利益率
宣伝費と販売促進費
通期見通しの引き上げ余地
為替、ガソリン価格、移民政策の影響
ブランド力が高い企業でも、消費者の節約志向が強まれば販売数量は落ちます。安いから買うのではなく、数量回復と利益率改善を決算で確認したい銘柄です。
Akamai Technologies(AKAM)
何が語られたか
Akamaiは、もともとコンテンツ配信ネットワーク、いわゆるCDNを中心とした企業でした。現在はサイバーセキュリティとクラウドインフラへ事業を広げています。
番組では、決算が売上ほぼ予想通り、利益はやや上振れした一方、見通しはやや混在していたと説明されました。その後、ロボット関連のクラウドインフラで6億ドル規模の4年契約が伝えられ、株価が反発したとしています。
クレイマーの見方
クレイマーは、AkamaiがAI時代の新しいインフラ企業に変わりつつあると高く評価しました。AKAMは「強気寄り」です。
CEOのTom Leighton氏は、AIの学習は大規模データセンターで行い、実際の推論処理はロボットや利用者の近くで行う必要があると説明しました。
背景解説
ロボット、自動運転、工場のセンサーなどでは、処理の遅延が安全性や使い勝手に直結します。巨大なデータセンターだけでなく、利用者に近い場所で推論を行う「エッジコンピューティング」が重要になります。
Akamaiは、長年の分散ネットワーク運用、セキュリティ、企業顧客との関係をAIクラウドに転用しようとしています。NVIDIAとの協業や、CrowdStrikeがAkamaiを選んだことも番組内で紹介されました。
Akamaiは2026年4~6月期の決算説明会を8月6日に開催しています。Akamai IR
投資家が見るべきポイント
AkamaiはAI銘柄として見られ始めていますが、AIクラウドは設備投資が必要です。大型契約が増えても、先にデータセンターやGPU関連費用が発生する可能性があります。
クラウドインフラ売上の成長率、セキュリティ売上、設備投資、粗利益率、大口顧客への依存度を確認したいところです。
日本人投資家にとっては、円高によるドル資産の目減り、米国の競争環境、AI投資の減速が主なリスクです。
Ralph Lauren(RL)の決算分析
何が語られたか
番組の最後は、Ralph Laurenの決算説明会を題材に、良い小売企業の見分け方を解説する内容でした。
クレイマーは、Patrice Louvet CEOの説明が非常に分かりやすく、単なる業績発表ではなく、ブランドの成長ストーリーを伝えていると評価しました。
番組内では、北米の既存店売上が9%増、欧州が5%増、世界全体が12%増、アジアが23%増、中国が40%増と説明されています。在庫は3%減少し、営業利益率は170ベーシスポイント改善したとしています。
クレイマーの見方
RLは「強気」です。クレイマーは、決算説明会を読むだけでも、小売企業の経営品質を学べると述べました。
良い小売企業の条件として、次の点を挙げています。
EPSと売上高が予想を上回る
粗利益率が上昇する
経営陣のメッセージが簡潔である
ブランド価値を高めている
主力商品を伸ばしながら新カテゴリーも開拓する
主要都市で顧客との接点を増やす
在庫を適切に管理する
背景解説
Ralph Laurenは、ポロシャツやセーター、リネン、シアサッカー、キャップなどの定番商品を強化しながら、女性向け商品やWimbledon関連商品も展開しています。
Instagram、LINE、Douyin、TikTokなどを通じて、四半期に150万人のフォロワーを増やし、ソーシャルメディアの総数は7,000万人に達したと紹介されました。
記事作成時点の報道では、Ralph Laurenの第1四半期売上高は19.6億ドル、調整後EPSは4.59ドルで、アジアと北米の富裕層消費が業績を押し上げました。Reuters報道
投資家が見るべきポイント
RLでは、売上高だけでなく、値引きなしで売れているかが重要です。粗利益率、在庫、既存店売上、直営店とデジタル販売の成長を確認する必要があります。
中国やアジアの成長は魅力的ですが、為替、地政学、旅行需要、中国消費の変化に左右されます。日本人投資家は、決算発表後の株価変動が大きくなりやすい点にも注意したいところです。
主要銘柄の深掘り
半導体製造装置:LRCX、KLAC、AMAT
クレイマーは、メモリー不足の恩恵を受ける企業として、メモリーそのものではなく、製造装置メーカーを選びました。
LRCXはエッチングなどの半導体製造工程、KLACは検査・計測、AMATは幅広い製造装置を手がけています。3社とも参入障壁の高い技術を持つため、半導体メーカーの設備投資が続けば恩恵を受けます。
ただし、半導体設備投資は数年単位で波があります。中国向け輸出規制、台湾情勢、メモリー価格の下落、設備投資計画の延期を確認しながら検討したい銘柄群です。
サイバーセキュリティ:CRWD、PANW
クレイマーは、AIがサイバーセキュリティ企業を破壊するという見方を否定しました。AIを悪用した攻撃が高度化すれば、むしろ防御側の製品が必要になるという考えです。
CRWDとPANWは成長性が高い一方、株価に期待が織り込まれやすい銘柄です。契約額、顧客数、フリーキャッシュフロー、株式報酬、競合との価格競争を確認したいところです。
医療・医薬品:LLY、JNJ、AMGN、MRNA
LLYとJNJについて、クレイマーは決算後の弱含みを買い場として見る姿勢を示しました。AMGNも好決算として紹介されています。
MRNAについては、番組内でmRNAインフルエンザワクチンのFDA承認が材料として紹介されました。記事作成時点では、FDAがModernaのmRNAインフルエンザワクチンを承認したと報じられています。Reuters報道
ただし、医薬品株は承認されても、実際の売上が立つまで時間がかかる場合があります。臨床試験、薬価、競合薬、特許、政府調達を確認する必要があります。
Lightning Round
Lightning Roundでは、以下の銘柄が取り上げられました。
Ameriprise Financial(AMP)
クレイマーの回答は非常に肯定的でした。
「いつも割安に見える」「52週高値を更新している」「素晴らしい株」と評価し、資産運用関連株を探すならAmeripriseを検討してはどうかと述べました。
判定:強気
IREN
クレイマーはIRENを好む投資家に対し、CoreWeave(CRWV)の方が安く、より良いと回答しました。IRENを直接買うより、AIクラウド企業としてCRWVを優先するという意味合いです。
判定:IRENは慎重、CRWVを相対的に強気
番組内では、具体的な財務指標について詳しい説明はありませんでした。
AtaiBeckley(ATAI)
クレイマーは、ATAIを保有するより、買収側のEli LillyやJNJを保有した方がよいと回答し、「この取引はすでに織り込まれている」と述べました。
Eli Lillyは2026年7月、AtaiBeckleyを1株6.75ドルの現金と、開発・承認条件付きの追加対価で買収すると発表しています。Eli Lilly公式発表
判定:ATAIは慎重、LLYを優先
Lockheed Martin(LMT)
クレイマーは、LMTを「非常に良い銘柄」と評価しました。CEOも素晴らしく、長期保有すれば問題ないという見方です。
判定:強気
防衛関連株は政府予算、契約獲得、納期、利益率、配当を確認したいところです。
Thomson Reuters(TRI)
クレイマーは、TRIが常に割安に見えること自体が問題だと述べました。反発する可能性はあるものの、競争が多く、十分な知的財産がないため、バリュートラップになりやすいという見方です。
判定:弱気・慎重
Cipher Digital(CIFR)
ビットコインマイニングからAIデータセンターへ転換する企業ですが、クレイマーは大規模な設備投資と負債を懸念し、避けるべきだと述べました。
比較対象としてCore Scientific(CORZ)には一定の評価を示しましたが、同社にも多額の負債があると注意しています。
判定:弱気
番組から読み取れる市場テーマ
強い消費とプレミアムブランド
銀行、航空会社、高級小売、酒類ブランドの発言から、クレイマーは消費者の体力を想定より強いと判断しています。
ただし、平均的な消費者と富裕層では状況が異なります。高級ブランドの好調だけで、米国全体の消費が強いと判断しないことが大切です。
AIデータセンターとエッジ推論
AI投資は巨大データセンターだけでなく、ロボットや自動運転など、利用者の近くで処理するエッジ側にも広がる可能性があります。
その恩恵を、Akamaiのような分散ネットワーク企業や、半導体製造装置メーカーが受けるというのが番組の見方です。
AIによるサイバー攻撃と防御需要
AIは攻撃者にも利用されます。ゼロデイ脆弱性や自動攻撃が増えれば、企業はセキュリティへの支出を減らしにくくなります。
CRWD、PANW、AKAMは、このテーマの監視候補です。
医療のAI化と自動化
患者モニタリング、薬剤投与、薬局ロボット、在宅医療など、医療現場の人手不足を補う技術にも成長余地があります。
BDXは、医療機器の安定収益とAI・自動化を組み合わせた銘柄として紹介されました。
日本人投資家向けまとめ
今回もっとも重要だったのは、クレイマーが個別銘柄ではなく、追い風のあるテーマから投資先を選ぼうとした点です。
監視候補としては、分社化後の成長を確認したいBDX、AIクラウドへの転換が進むAKAM、ブランド力と高級消費が強いRL、安値圏での回復を待ちたいSTZが挙げられます。
今後は、決算で売上成長だけでなく、利益率、キャッシュフロー、設備投資、負債、ガイダンスを確認したいところです。
特にAIデータセンター株は、契約ニュースだけで株価が急騰する一方、設備投資や資金調達が重くなる場合があります。CIFRやCRWVなどを検討する場合は、成長率だけでなく、借入金、希薄化、電力契約、顧客集中度を確認してください。
米国株では為替リスクもあります。株価が上昇しても、円高になると円換算の利益が縮小することがあります。配当についても、米国源泉税と日本側の課税を確認する必要があります。
今回の内容をそのまま買い注文に結びつけるのではなく、決算確認後に検討する、押し目を待つ、長期目線で経過を見る、といった姿勢が現実的です。
免責事項
本記事は、公開されている番組内容をもとに情報を整理・解説したものであり、特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。記事内の情報は作成時点のものであり、その正確性や完全性を保証するものではありません。投資判断は、ご自身の責任で行ってください。
出典
元動画
https://www.youtube.com/watch?v=GZGcGzB0WRI
補足確認に使用した主要情報源
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