
メモリ株・Airbnbはまだ買える?Micronを軸にAI需要と金利を読む|Mad Money 2026年8月17日
今回の「Mad Money」でジム・クレイマーが最も強く語ったのは、AIデータセンター向けのメモリ・ストレージ需要です。Micron、SanDisk、Seagate、Western Digitalについて、過去のような短期的なブームではなく、長期契約とデータセンター投資が支える構造的な成長局面に入った可能性を指摘しました。一方、Airbnbについては業績回復とAI活用を評価しながらも、株価上昇後の割高感には慎重です。この記事では、番組の流れに沿って発言を整理し、日本人投資家が確認したい材料とリスクを補足します。
今回の要点3つ
1. メモリ株は「昔の循環株」と同じではない可能性
クレイマーは、メモリ業界には過去のような過剰投資と在庫調整の危険が残ると認めながらも、AIデータセンターによる需要は従来より長く続く可能性があると述べました。
長期契約によって販売価格や粗利益率が一定期間守られ、企業側もむやみに生産能力を増やしていないという見方です。ただし、需要が永遠に続くわけではなく、いずれ供給過剰が起きる点には注意が必要です。
2. Micronは成長性、他の3社は株主還元が焦点
クレイマーは、4銘柄の中ではMicronをより成長株に近い存在として評価しました。実際に自身の投資ポートフォリオであるTravel TrustでもMicronを購入したと説明しています。
一方、SanDisk、Seagate、Western Digitalについては、自社株買いなどを通じて株主に資金を返している点を評価しました。株価が大きく上昇した後だけに、どの銘柄も一括で買うのではなく、決算と株価水準を見ながら分けて考える必要があります。
3. Airbnbは業績とAI活用が改善する一方、株価は慎重に見る
Airbnbは、売上高、総予約額、予約数が伸び、成長が再加速していると紹介されました。AIによる開発効率化やカスタマーサービスの自動化も、利益率改善につながる可能性があります。
ただし、株価は番組放送時点で大きく上昇しており、クレイマーは会社そのものを評価しながらも、今すぐ積極的に買うことには慎重でした。
番組全体の流れ
メモリ株は「まだ買える」のか
何が語られたか
番組冒頭でクレイマーは、SanDisk(SNDK)、Seagate Technology(STX)、Micron Technology(MU)、Western Digital(WDC)のメモリ・ストレージ株を取り上げました。
この日の米国株市場は、原油価格と金利の上昇を背景に軟調でした。その一方で、AIデータセンターに関連するメモリ株は大幅上昇を続けています。
クレイマーは、これらの銘柄が過去には「好況時に工場を作りすぎ、不況時に価格が急落する」典型的な循環株だったと説明しました。しかし、AIデータセンターの建設が本格化したことで、メモリ需要の性格が変わったと指摘しています。
イーロン・マスク氏が、メモリ不足をデータセンター拡大のボトルネックと表現したことにも触れました。また、メモリメーカーが顧客と長期契約を結び、複数年にわたる供給と価格を確保している点を強調しました。
クレイマーの見方
クレイマーは、メモリ株について基本的に「保有すべき」という強気姿勢を示しました。
なかでもMicronは、他の銘柄より成長株としての性格が強いと評価しています。株価が大きく上昇した後に買うことへの不安を認めながらも、データセンター需要が失速しなければ、メモリブームが終わる前にMicronがさらに上昇する可能性があると述べました。
SanDisk、Seagate、Western Digitalについては、自社株買いによって株主還元を行っているため、Micronよりも別の魅力があると整理しています。
背景解説
MicronはDRAM、NAND、HBMなどの半導体メモリを手がける企業です。AIサーバーでは、GPUだけでなく、大容量かつ高速なメモリが必要になります。
一方、SanDiskは主にNANDフラッシュを扱い、SeagateとWestern Digitalは大容量ハードディスクなどのデータストレージを提供しています。4社は同じ「メモリ関連」として語られがちですが、製品と収益構造は異なります。
客観的な補足として、Micronの2026年度第3四半期決算では、売上高が前年同期から大きく増加し、会社側もAI時代におけるメモリの戦略的重要性を説明しています。Seagateの2026年度決算でも、クラウドデータセンター需要と大容量ストレージ需要が成長要因として挙げられました。
SanDiskの2026年度第4四半期決算や、Western Digitalの2026年度決算でも、売上高や利益率の改善が確認されています。
投資家が見るべきポイント
AIデータセンター向け売上の伸びが続いているか
HBMや高性能メモリの販売数量と価格
顧客との長期契約が実際の売上・利益に反映されているか
各社の設備投資計画と生産能力
粗利益率がピークアウトしていないか
在庫日数と顧客側の在庫調整
自社株買いが実際に1株利益の押し上げにつながっているか
Samsung、SK hynixなど競合他社の増産動向
Honeywell、Vertiv、Microsoft、Abbottへの質問
何が語られたか
視聴者からは、Honeywell(HON)、Vertiv Holdings(VRT)、Microsoft(MSFT)、Abbott Laboratories(ABT)について質問が寄せられました。
Honeywellについては、航空宇宙部門の分離が期待通りに進まなかったとして、クレイマーは経営陣を批判しました。ただし、残ったHoneywellの経営については一定の評価を示し、株価がさらに下落して約220ドルになれば買いを検討すると述べています。
Vertivについては、非常に強い1年になる可能性があり、受注残も堅調だとコメントしました。
Microsoftについては、短期的には急騰後の利益確定も選択肢としながら、長期的には自分の評価を「弱い支持」から「より強い支持」に変えたと説明しました。
Abbottについては、買収案件への懸念があるものの、同社の事業は依然として良好だと評価し、保有を勧めました。
クレイマーの見方
Honeywell:慎重。下落を待って検討
Vertiv:強気
Microsoft:短期は利確もあり、長期はやや強気
Abbott:やや強気。保有継続
背景解説
Honeywellは2026年6月29日に航空宇宙部門の分離を完了しました。分離後の事業構成や経営体制が変わるため、過去の決算と単純比較しにくい点があります。Honeywellの四半期資料では、分離前後の情報を確認できます。
Vertivは、データセンター向けの電源・冷却・インフラ設備を提供する企業です。2026年第2四半期の公式発表では、売上高が前年同期比で増加し、通期見通しも引き上げられました。
投資家が見るべきポイント
Honeywell:分離後の利益率、受注残、航空宇宙部門との取引関係
Vertiv:データセンター投資の継続性、受注残、冷却設備の供給能力
Microsoft:クラウド部門の成長率、AI関連投資、設備投資負担
Abbott:買収後の統合状況、医療機器・診断・医薬品の成長率
Airbnbの急騰は一時的か
何が語られたか
クレイマーは、Airbnb(ABNB)が新規上場後しばらく「死んだ資金」のように動かなかったと振り返りました。しかし、番組放送時点では、1カ月、3カ月、6カ月のいずれでも大きく上昇しています。
8月6日に発表された四半期決算では、売上高が前年同期比17%増、総予約額が16%増、予約された宿泊数などが10%増となりました。初めて利用する顧客の増加率は過去4年で最も高く、アプリ経由の予約も伸びています。
地域別では、北米と欧州が一桁台後半、ラテンアメリカが約20%、アジア太平洋地域が10%台後半の成長と説明されました。平均宿泊単価は5%上昇し、複数の寝室を持つ大きな物件の予約も全体以上に伸びています。
サッカーのワールドカップ開催による恩恵はあったものの、外部調査会社の見方として、全体の成長率を押し上げた効果は限定的だと紹介されました。
クレイマーの見方
クレイマーは、Airbnbのサービス、経営陣、ブライアン・チェスキーCEOを高く評価しています。
特にAIの活用を評価しました。AIによって新機能の開発期間が短縮され、エンジニアリングコードの多くをAIが作成し、カスタマーサービスでも人間の対応を減らしていると説明しています。
ただし、株価が短期間で大きく上昇したことや、予想利益に対する株価水準の高さを理由に、直ちに強く買う姿勢ではありませんでした。企業には強気、株価には慎重という評価です。
背景解説
Airbnbは2026年第2四半期決算を8月6日に発表しました。Airbnbは宿泊予約だけでなく、体験、ホテル、移動、荷物保管など、旅行全体を取り込む方向に事業を広げています。
AIは、旅行サイトへの流入を奪う脅威になる一方、Airbnb側が検索、予約、カスタマーサポートを改善する道具にもなります。AIが競合になるのか、同社の利益率を高めるのかは、今後の重要な論点です。
投資家が見るべきポイント
夏のイベント要因を除いた秋以降の予約成長
総予約額と実際の売上高の伸び
予約単価、宿泊日数、物件の稼働率
アプリ経由予約の比率
AI導入によるカスタマーサポート費用の削減
ホテルや新サービスの利益率
都市ごとの短期賃貸規制
Booking Holdings、Expedia、Vrboとの競争
景気悪化時の旅行・レジャー支出
視聴者の宿題をまとめて確認
何が語られたか
クレイマーは、過去に受けた質問をまとめて検討しました。
ExlService Holdings(EXLS):企業向けの業務委託、データ分析、AI活用支援を行う会社です。業績は良く、会社側は売上高と利益の成長を見込んでいますが、AIによって業務が置き換えられるという懸念が残ると説明されました。
MakeMyTrip(MMYT):インドのオンライン旅行会社で、「インド版Expedia」と紹介されました。業績は悪くないものの、株価水準が高く、米国のExpediaやBooking Holdingsの方を選びたいという見方です。
Establishment Labs Holdings(ESTA):乳房再建・美容整形向け医療機器の会社です。高い売上成長率を示す一方、上場から長期間経過しても赤字が続いています。
NVE Corporation(NVEC):スピントロニクス技術を利用した磁気センサーなどを提供する小型企業です。データセンターというより、ロボット関連の成長株として紹介されました。
Ubiquiti(UI):ネットワーク機器メーカーです。外部媒体が製品の軍事利用を指摘したことによる見出しリスクが取り上げられ、クレイマーは積極的に推奨しませんでした。
クレイマーの見方
ExlServiceは、株価が戻った局面で売却を検討する「弱気」評価です。
MakeMyTripは、割高感を理由に慎重な姿勢でした。Establishment Labsは投機対象になる可能性を認めながらも、赤字企業を高い市場水準で推奨することには抵抗を示しています。
NVE Corporationについては、利益を上げながら高い成長率を示している点を評価し、投機的ながら興味深い銘柄としました。
Ubiquitiは、見出しリスクと事業の不透明感を理由に弱気です。
背景解説
ExlServiceの2026年第2四半期決算では、売上高と調整後利益が前年同期から増加しました。ただし、AIが業務委託市場の需要を減らすのか、逆にデータ活用支援の需要を増やすのかは判断が分かれます。
NVEのような小型株は、成長率が高くても、顧客数や製品数が限られている場合があります。NVEの投資家向け情報で、売上の内訳や研究開発の状況を確認する必要があります。
投資家が見るべきポイント
赤字企業は売上成長だけでなく、黒字化時期と資金繰りを確認する
小型株は出来高が少なく、売買したい価格で取引できない場合がある
AI関連株では、AIが売上を増やすのか、既存業務を置き換えるのかを見分ける
オンライン旅行会社は、予約数と手数料率の両方を見る
ネットワーク機器会社は、製品の販売地域や輸出管理上のリスクを確認する
Lightning Round
Uber(UBER)
クレイマーの回答:長期保有に適した優良株であり、今は「保有」ではなく「買い」と回答。
判定:強気
理由・補足:番組では、株価が利益の約22倍で評価されており、転換点にある可能性が示されました。Uberの2026年第2四半期決算では、総取扱高や調整後利益の伸び、フリーキャッシュフローの拡大が確認されています。
Tanger Inc(SKT)
クレイマーの回答:良い銘柄であり、買いと回答。
判定:強気
理由・補足:番組では、アナリストの目標株価引き上げと、約3.25%の利回りが評価材料として紹介されました。商業施設型REITのため、金利上昇時には株価や資金調達環境への影響に注意が必要です。
Rockwell Automation(ROK)
クレイマーの回答:長期的には良い投資先だが、株価チャートが悪いため、一度に買わず分けて購入すべきと回答。
判定:やや強気
理由・補足:データセンター株というより、工場自動化やロボット関連の銘柄として評価されました。Rockwellの2026年度第3四半期資料では、売上高が前年同期比で増加しています。
Neurocrine Biosciences(NBIX)
クレイマーの回答:神経疾患領域は難しいが、同社は良い仕事をしているため、保有してもよいと回答。
判定:中立
理由・補足:明確な買い推奨ではなく、利益を上げている点を評価した保有容認に近い回答です。医薬品株では、主力薬の売上、臨床試験、薬価、特許切れ、買収後の統合が重要になります。
Amkor Technology(AMKR)
クレイマーの回答:半導体パッケージング関連で、利益の約10倍と割安。ただし、成長の遅い事業もあるため注意が必要と回答。
判定:やや強気
理由・補足:NVIDIAとの約15億ドル規模の関係にも触れられました。Amkorの2026年第2四半期決算では、売上高が前年同期比で増加しています。割安なPERだけでなく、先端パッケージングの売上比率と利益率を確認したい銘柄です。
原油・金利・地政学が株式市場を圧迫
何が語られたか
番組終盤でクレイマーは、株式市場が本来求めているのは「原油安と金利低下」だと説明しました。
しかし、中東情勢をめぐる緊張と米政権の強硬な発言を受け、原油価格と長期金利が同時に上昇したと指摘しています。
原油高はインフレ懸念を強め、債券価格を下落させます。債券価格が下がると利回りは上昇し、株式のバリュエーションには逆風になります。
クレイマーの見方
クレイマーは、金利上昇の原因が原油価格だけであれば、原油が落ち着くことで金利も低下する可能性があると述べました。
一方、政府の財政赤字や国債発行の増加が主因なら、中東情勢が改善しても金利が高止まりする可能性があると警戒しています。
背景解説
高金利は、将来の利益を現在価値に割り引く際の利率を押し上げます。そのため、特に高PERの成長株や、利益が遠い将来に偏る企業ほど株価が影響を受けやすくなります。
ただし、金利上昇が景気の強さを反映している場合と、インフレや財政不安を反映している場合では、株式市場への影響が異なります。
投資家が見るべきポイント
原油価格とインフレ期待
米国10年国債利回り
国債入札の需要と落札利回り
小売売上高、雇用統計、消費者物価
FRBの利下げ・利上げ見通し
高PER銘柄の利益成長が金利上昇を上回れるか
主要銘柄の深掘り
Micron Technology(MU)
どのような会社か:DRAM、NAND、HBMなどの半導体メモリを製造する米国企業です。AIサーバーやデータセンターの性能を支える重要部品を提供しています。
番組内で語られた内容:クレイマーはTravel TrustでMicronを購入したと説明しました。メモリ需要が長期契約によって支えられ、供給不足がすぐには解消しない可能性を指摘しています。
クレイマーの評価:強気。ただし高値圏での購入には警戒。
評価の根拠:4社の中で成長株としての性格が強く、AIデータセンターのボトルネックを握る存在と評価しました。
成長材料:HBM需要、AIサーバーの増加、長期顧客契約、米国内の製造能力拡大。
主なリスク:メモリ価格の急落、競合の増産、データセンター投資の減速、設備投資負担、輸出規制。
今後注目すべき指標:DRAM・NANDの平均販売価格、HBMの出荷量、粗利益率、在庫、設備投資、顧客契約。
日本人投資家が注意すべき点:米国株のなかでも株価変動が大きい銘柄です。円高になると円換算の評価額が下がるため、為替も確認する必要があります。配当を受け取る場合は、米国側の源泉徴収と日本側の課税を確認してください。
Airbnb(ABNB)
どのような会社か:個人宅やホテル、体験などを予約できるオンラインプラットフォームです。旅行者とホストをつなぎ、予約手数料を収益にしています。
番組内で語られた内容:決算で売上高や総予約額が伸び、AIが開発、検索、顧客対応の効率化に役立っていると紹介されました。
クレイマーの評価:会社には強気、株価には慎重。
評価の根拠:事業の成長は改善しているものの、短期間で株価が上昇し、予想利益に対する評価も高くなっているためです。
成長材料:アプリ経由予約、ホテル事業、体験・移動サービス、AIによるコンバージョン改善。
主なリスク:旅行需要の減速、短期賃貸規制、Booking HoldingsやExpediaとの競争、AI検索による顧客流出、為替変動。
今後注目すべき指標:予約数、総予約額、平均宿泊単価、アプリ利用率、リピート利用、顧客サポート費用、新サービスの利益率。
日本人投資家が注意すべき点:日本の旅行需要が強くても、Airbnbの業績は世界全体の旅行動向に左右されます。決算発表後は株価が大きく動きやすいため、急騰直後の追い買いには注意が必要です。
SanDisk(SNDK)・Seagate Technology(STX)・Western Digital(WDC)
どのような会社か:SanDiskはNANDフラッシュ、SeagateとWestern Digitalは大容量ストレージを中心に展開しています。
番組内で語られた内容:クレイマーは、Micronよりも株主還元を重視する銘柄として3社を評価しました。データセンター向け需要が続けば、過去の循環株から長期成長株へ変わる可能性があると述べています。
クレイマーの評価:やや強気。ただし供給過剰には警戒。
評価の根拠:長期契約、粗利益率の改善、自社株買い、クラウド向け需要です。
成長材料:AIによるデータ生成量の増加、クラウドストレージ、ハイパースケールデータセンター、HAMRなどの高密度記録技術。
主なリスク:設備投資の過剰、メモリ価格下落、顧客の在庫調整、競争激化、株価上昇後のバリュエーション。
今後注目すべき指標:クラウド顧客向け売上、容量出荷、平均販売価格、粗利益率、フリーキャッシュフロー、自社株買い。
日本人投資家が注意すべき点:3社は同じメモリ関連でも製品が異なります。単純に株価上昇率だけで比較せず、NAND、HDD、データセンター向け売上の違いを確認してください。
番組から読み取れる市場テーマ
AIデータセンターのボトルネック
番組内でクレイマーは、AIデータセンターにおいてメモリが欠かせない部品になっていると繰り返し説明しました。
補足すると、AI投資ではGPUだけでなく、電力、冷却、ネットワーク、メモリ、ストレージのすべてが必要です。投資先を考える際は、目立つ半導体銘柄だけでなく、周辺インフラにも目を向ける必要があります。
AIは企業の脅威であると同時に生産性向上の手段
AirbnbやExlServiceでは、AIが既存業務を奪う可能性と、業務効率を高める可能性の両方が示されました。
AI関連銘柄を見るときは、「AIを使っている」という説明だけでなく、売上成長、顧客単価、従業員1人当たり売上、営業利益率に実際の効果が出ているかを確認したいところです。
旅行・消費需要の回復
Airbnbの決算は、旅行需要が一定の強さを保っていることを示しました。ただし、ワールドカップや大型イベントによる一時的な押し上げと、通常の旅行需要は分けて考える必要があります。
秋以降も予約数が伸びるか、平均宿泊単価が維持されるかが重要です。
原油・金利・地政学
原油高と金利上昇が同時に起きると、成長株や高PER株に逆風が吹きます。
AI関連株を長期で保有する場合でも、企業業績だけでなく、米国10年国債利回り、原油価格、インフレ指標を定期的に確認したいところです。
日本人投資家向けまとめ
今回もっとも重要だったのは、クレイマーがメモリ株を単なる短期循環株ではなく、AIデータセンターの構造的な成長を受ける銘柄として評価した点です。
ただし、株価が大きく上がった後であることも事実です。Micronは成長性、SanDisk・Seagate・Western Digitalは株主還元というように、銘柄ごとの特徴を分けて考える必要があります。
今後は、メモリ各社の決算で、価格上昇が数量増加を伴っているか、顧客との長期契約が利益率を支えているか、設備投資が過剰になっていないかを確認したいところです。
Airbnbについては、秋以降の予約成長、AIによる費用削減、新サービスの利益貢献を見守りたい銘柄です。業績確認後に検討するか、株価が落ち着くまで押し目を待つ方法もあります。
Lightning Roundでは、Uber、Tanger、Rockwell、Neurocrine、Amkorが取り上げられました。クレイマーの評価を参考にしつつも、すぐに売買するのではなく、決算、株価水準、為替、金利を含めて判断することが大切です。
本記事は、公開されている番組内容をもとに情報を整理・解説したものであり、特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。記事内の情報は作成時点のものであり、その正確性や完全性を保証するものではありません。投資判断は、ご自身の責任で行ってください。
出典
https://youtu.be/wDZJQlQfEW4?si=TTEhyjm8kP_fx2if
補足: