メインコンテンツへスキップ
見出し画像

実家じまいはスッキリのち寂しく…

    実家の売却が決まり、本格的に不用品の整理を考え始めたのが1ヶ月前。

    なんせ、一時期は祖父母、父母、私たち三姉妹の3世代7人が暮らした店舗兼住宅。3階建の5LDKに次の間的な小部屋が2つ。
    タンスが10棹(中身入り!)に本棚5つをはじめ、大物家具多数。無数の植木鉢、枯れた植物。古い足踏みミシンと満タンの古い灯油タンク、これまた不用品でいっぱいの物置😱

    各階をつなぐのは折り返し階段で、とても素人のおばちゃん3人でどうにかなるとは思えない。

    早々に白旗をあげ、ここはプロにお願いしようということになった。

    ネットで探すことも考えたが、見積もりよりも高い請求が来るような悪徳業者に当たる可能性もある。
    ここは地域密着型のお店にお願いしようと、近所に実店舗のあるところに見積もりをお願いした。

    結果出た見積もりはなんと859,100円!
    2〜3日かけてのべ10〜12人、3tトラック3台+2tトラック1台での作業とのこと。

    おお、、、何事もカネか、、、
    こんなものなのか?
    なんせそうそう経験できることでもないので、安いのか高いのか全くわからない。

    一旦保留でお帰りいただいた。

    「どうする?相見積もりとる?」
    「でもネットで探すのちょっとなぁ」
    「見積もりと実際の請求が違ったりね」
    「でも、ざっくり90万て…」

    と、悩んでいたところにくだんの業者から電話が。

    「先ほどは失礼いたしました。帰って社長に報告しましたら、地元のお客さんに出す見積もりはもう少し考えなさいと叱られまして。
    こちらで調整させていただいて、55万円ちょうどということでいかがでしょうか」

    え?いっきに30万円も下がるの?
    どういう計算?

    安くなるのはうれしいけれど、思考が追いつかず、前向きに検討しますと返答して、後日連絡することにした。

    その後、実家建物の買主である不動産屋さんが、最終的には取り壊すことになるので、植物が好きだった母が残した無数の植木鉢たちはそのままにして良いと言って下さり、それを業者さんに伝えると、最終的に見積もりは44万円まで下げていただけた。

    なんと最初の見積もりからおよそ5割引。
    ありがたや。けど、最初の見積もりなんだったんだ?

    実家にひとりで住んでいた妹の引越が済んだ翌日から作業が始まり、4日後に完了。
    立ち会いができなかった私に、妹がからっぽになった部屋の写真を送ってくれた。

    見事!さすがプロ。
    エアコンから食器棚、タンスはもちろん細々とした不用品たちまで、綺麗さっぱりなくなっていた。

    画像
    これが…
    画像
    こう!


    40年前引っ越してきた時にはこうだったんだよなぁ。
    今はもう壁は煤けているし、カーペットも畳もすごいことになっているけれど…当時をしみじみ思い出してしまった。


    もう、実家はない。

    今は元気で、死ぬことなんてまだまだなさそうに思うけれど、明日何があるかは誰にもわからない。

    姉妹3人で相続した家と土地。
    ぽっくり私が死んじゃったら、夫君と息子たちに部分的に相続が発生する…。

    妹たちと三分の一ずつした実家の権利の、なおかつ半分を夫君が、残りの半分を2人の息子たちがまた半分ずつ。

    印鑑証明や戸籍謄本取って、司法書士さんを呼んで、それでまたお金も時間もかかって…そんな面倒なことは残したくない。
    妹たちも同じ気持ちだったと思う。

    きちんとできた。
    悔いはない。
    けれど、父と母の気配を感じる家を失ったことが、純粋に寂しい。

    この後、墓じまいと仏壇じまいが待っている。
    還暦の今年は惜別の年となりそう。

     
     
    初めまして。エヌキ ミカと申します。 書いた文章をどうしたものかと考えまして、note始めた次第です。創作、エッセイ取り混ぜて、いろいろ投稿していきます。 読んでいただけたら嬉しいです。感想いただけたら泣いて喜びます。 本名名義で出版経験あります。別に秘密ではないです笑。

    あなたへのおすすめ