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Photo byample_condor3159

鬼の形相で。

    窓際の部屋だったけど
    目の前は、建物の頭ばかり並び
    コの字型になった、向こう側の
    同じ病棟の扉がいくつも見えた。
    歩行器や車椅子の人達が
    恐る恐る、前に進んでいて
    時折、颯爽と通る
    白い白衣姿の先生や看護師さんたちと
    談笑しながらの姿が見えた。

    首が痛くなるくらい見上げないと
    青い空は見えないけど
    まぶしいな、の光は、やんわり感じられたから、窓際でよかったやん、と話す。

    結局、検査入院の時も
    ほんとの入院の今日も、そばにいた
    手続きが終わったら
    サッサと帰ろうかと思ったけど
    口腔内の検査に、麻酔科の先生との話など
    最終調整のあれやこれやも、付き添い
    世話を焼きまくった。

    昨日までは、義弟が入院したら
    塩でもまいて、家でゆっくりしようと思っていたけど。
    病院のなかに一緒に入ると
    やっぱり不安だね、の義弟の気持ちと
    一緒になってしまって
    やさしいお姉さんに変わる
    不気味がって、義弟、口数少なく、笑。

    手術当日は、アニキが来るからね~と
    冷やかしながら言うと、
    パッと顔が明るくなった。
    この兄弟は、仲がよいとかじゃなく
    義弟にとって、夫は
    揺るぎなく信じられる、たった一人の
    肉親なのだ、夫がいなくなったら
    私以上に
    どうなるかわからないだろうな。

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    食、は、完璧に支えました
    便秘なしで入院を迎えて
    浣腸なし、素晴らしい、笑。

    まだまだ、心配は尽きませんが
    一歩、前進。
    義弟が、また、前の生活に戻れるように
    (一緒に住むのは、ご勘弁やしね)
    できることだけ、していきます
    鬼の形相で、笑。

    最後までお読み頂きありがとうございました




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    1973年うまれ、関西在住。 美味しいものを作って食べて心を解(ほぐ)す。 そんな「食べたいエッセイ」を綴っています。 悲しいことがあっても、お腹は空くし、喉は乾く。 泣きながらでも食べたら、いつか笑ってる、そう信じて言葉を紡いでいます。

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