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『不変の要素』が強い銘柄を選ぶ。【株で迷った時の5大ルール #4】

    株式投資で迷った時の、5大ルール。

    1.迷った時点で、無理にトレードしない。

    2.損が出ていれば売り、利が出ていれば売らない。

    3.上がっていれば買い、下がっていれば買わない。

    4.『不変の要素』が強い銘柄を選ぶ。

    5.最後は好きな銘柄を選ぶ。


    #4を解説します。

    なぜ『不変の要素』が、迷いに効くのか

    「ルール3って、上がってる株が2つあったら、どっち選べばいいのぉ❓🥺」

    そうなんです。

    2つの主力株で損が出ている。どちらを先に切るべきか?
    2つの有望株が上昇している。どちらに資金を集中させるか?

    実は、ルール1~3だけでは、迷いは消えてくれません。

    その時に必要になるのが、このルールです。

    4.『不変の要素』が強い銘柄を選ぶ。


    『変化の要素』は迷いを増やす

    変化するものは、時間がたてば評価も変わります。
    評価が変われば、また迷いが生まれます。

    『変化の要素』で銘柄を選択すると、トレード回数が増えます。

    自分にとって、トレード回数が増えることは最大の危険兆候です。
    だからこそ『ルール1:迷った時点で、無理にトレードしない』としているぐらいです。


    コレクター気質の人は『不変の要素』一択

    私は、自他共に認める『コレクター気質』です。

    メガドライブ、サターン、バーチャルボーイ。
    ボトルキャップに、amiibo、山のようなマンガ。
    心に刺さる格言まで集めてしまう。

    イイものを吟味して、ずらりと飾って、いつでも眺めていたい。
    何度みても、「やっぱりコレ最高だな」と愛でたくなる。

    株も同じです。

    時間がたっても色あせない『不変の要素』を並べて愛でたい。
    その嗜好を、強さに変える戦略です。


    具体的な『不変の要素』とは?

    1. ビジネスモデルの魅力
    ピカピカのストックビジネス。強固なネットワーク効果。 法律や制度に守られ、なにがなんでも儲かる構造。
    「この会社ってスゴイんだよ」と誰かに自慢したくなる魅力。

    2. 圧倒的な競合優位性
    業界ナンバーワン。他に替えがきかないオンリーワン。
    「この分野といえば、この会社だよね」 そう言い切れる立ち位置。

    3. 将来性という『大河の流れ』
    10年後の売上は、今より確実に大きくなっている。
    今日より明日、状況がよくなると約束されている。
    そんな『大河の流れ』に身を任せられる安心感。

    4. 配当方針と配当実績
    減益でも配当維持した歴史。DOE宣言、累進配当の約束。
    企業といえど『株価』はコントロールできません。しかし『配当方針』は、企業が決められます。

    5. 問題ありの株主構成
    大株主が6割を握る小型株で、配当もしないし、利益は謎のその他費用に消える。
    社長の趣味で好き勝手やってる会社です。
    こんな株主構成は、株価が上がらない典型的な構造です。
    株主構成が悪い銘柄は、上がらない不満要素が地味に永遠に残り続けます。
    意外と大切な不変の要素です。


    具体的な『変化の要素』とは?

    1.適正株価からの割安率
    株価が動けば、簡単に変わります。
    「凡庸だけど、それにしても割安だから」
    そんな理由で選んだ銘柄は、極限の状況下で、まったく頼りになりません。
    結婚できない、背中を預けられないのです。

    2.配当利回り
    株価が上がれば、利回りは低下します。
    迷ったときに、±0.3%レベルの配当利回りの差で、決めないこと。
    『
    増配が続けられる強さと配当姿勢』を徹底重視します。

    3.短期的な決算期待や決算結果
    四半期決算で一喜一憂すると、また新たな迷いを生みます。
    永遠に強いと思わせてくれるビジネスモデルの方を、愛します。

    4.空売りや信用残の需給
    需給は、日々刻々と変化します。
    この手の『需給系』の期待値は、時間経過とともにあいまいになります。
    迷ったときは、この要素をきっぱりと切り捨てます。

    5.チャート
    これはちょっと違和感があると思います。
    なぜなら、ルール2と3は、チャートを見て判断するルールです。

    しかし現実には、『ルール3:上がっていれば買い』とはいえ、「上がっているとも下がっているとも言えないなぁ」というケースが結構あります。

    結局判断に迷う。

    ルール1→2,3とコマを進めても迷って、この『ルール4』までもつれこんでしまった。
    そしたら、逆に、ここからはチャートでの判断を捨てて、徹底的にビジネスの魅力を重視します。


    実は『変化の要素』のほうが儲かる

    「でもぉ、株ってぇ、決算とかのカタリスト狙わないと、全然儲かんないんじゃないですかぁ?🥺💖」

    はい。その通りです。

    株は『これから起きる変化』に賭けるゲームです。
    儲かるのは、圧倒的に『変化の要素』に賭ける人です。

    『不変の要素』は知れ渡っているので、株価を押し上げるドライバーとして弱いです。

    しかし、自分の性格に合わない戦い方は、失敗します。
    私は、短期的な機会(オポチュニティー)を使って、さっと効率よく稼げたことがありません。

    一方で、自分のコレクター気質には絶対の自信があります。
    『良いものを吟味し、きれいに並べ、ピカピカに磨いて、魅力を語る』
    これだけは、子供のころから、ずっと大好きです。

    自分の強みから生まれた投資手法だけが、継続的な勝利を導きます。


    『劣ったやり方』とわかっていても。
    正しくないとしても。
    それでも迷ったら、私は『不変の要素』が強い企業を選びます。

    「あの……もしよかったらコーヒーのいれ方 教えていただけますか?」

    「え〜〜 でも私のやり方 たぶん正しくないよ」

    「そのやり方で ぜひ」

    芦奈野ひとし『ヨコハマ買い出し紀行』より


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