小型株の場中決算。すぐ動くことの『エッジ』は残っている。
NexTone (7094) で、盛大に負けました。
決算を通過し、株価は大きく下落。損切りしました。
この反省を、ここに記します。
26/03期 2Q 決算評価
本業の成長が、シンプルに鈍化してます。


上の表で、四半期ごとの前年比(QonQ)の推移を見ています。
今回、QonQの成長が、『ひと桁台』にまで落ちました。
1Qの落ち込みは、イレギュラーだと判断しました。
前期1Qに単発の特殊な売上が乗っていたので、その影響だと。
(表の2025 1Q +36%が、大きすぎた)。
「26/03期 1Q は成長鈍化じゃない。例外だ。」
と判断していました。
そして2Qで復活する。
そのストーリーをイメージしていました。
違いました。
言い訳できない、2四半期連続の成長鈍化です。
しかも、今回はイレギュラーな要素が見つからない。
+15%レベルであれば、希望が見いだせますが、+9%,+7%といったレベル。一番見たくない結果でした。
ホルダーはNexToneの何を評価しているか
これまでNexToneは、上の表を見ればわかる通り、「二桁成長が当たり前」という前提で、全ホルダーが見守っていたと考えています。
ビジネス自体に根本的な問題は何も起きていませんが、成長が鈍化したとなれば、PER評価はしっかり下げないといけません。
この時点で、適正株価が、ざっくり2400→2000ぐらいまで落ちるな。
と考えました。
「でも、株価2000円以下に下がったなら、割安なのは変わらないよね。何なら2000円よりも大きく下落したら、買い増しちゃう?」
いいえ。
『自分の適正株価より割安になったら、即買い向かう』
これは、一番危険な行動です。
一番の問題は、私の中の適正株価が下がったことではありません。
マーケットのホルダーが幻滅してしまったことが、一番の問題です。
NexToneは『PER的に妥当だから』という理由で売買されていません。
ビジネスモデル(参入障壁)の魅力と、高い成長のセットで評価されている。これがナラティブでしょう。
成長が鈍化したとなれば…
「もぅ、成長しない子はキライ。ポイしちゃおっ」
というのがマーケットの気持ちだと考えました。
「このビジネスで、このPERは、さすがに割安ぅ!」
なんて、この銘柄のホルダーは誰も考えていない。
そう判断しました。
(そういう判断で買われる銘柄もあります。もともと成長は期待しておらず、『高い配当利回り』や『利益率の改善』などが判断の中心になっている銘柄です)
ということで、どうであろうと、一度売るべきだ。
と、この時点で判断しました。
26/03期 2Q よかったところ1
『非支配株主持分』が、1Q、2Qと二四半期連続で反転増加しています。
(詳細は発表されていませんが)子会社レコチョクの赤字は解消に向かっているようです。
このBS(貸借対照表)の変化は、良いきざしです。


ほかにも、「進捗遅れを繰り返すのでは?」と心配していた『新サービスの立ち上げ』ですが、計画通りに見えます。
26/03期 2Q そのほか
Q&Aに、著作権使用料のシェアが報告されており、9.1%まで上がっているようです。
とはいえ、シェア上昇の度合いも鈍化とはなります。
反省点
最大の反省点は、ここからです。
決算は13:00。場中決算でした。
発表直後、株価はまだ2000円台で呼吸をしていました。
瞬時に、成長率を自前の表にプロットできていれば、
「うわぁ、明確に悪い。しかも2回連続。」と、2000円台で即売れました。
さらに13:15。
1950円台でもみ合っていました。 15分も、ゆうよがあったのです。
しかし、場中決算であるにもかかわらず、テキトーに株価を眺めたのです。(現実問題、時間が取れなったというのもあります)
「決算は、営業利益が±でいくらぶれるとか、そんな話だろな。どうせ自分はホールド継続だ。」
と、想定外の展開のイメージができていなかったのです。
結果、わたしが売ったのは、終値にもなる1830円台になってからでした。
判断に迷った、というより、単純に、場中の行動が遅かったのです。
判断に迷っていなかったからこそ、なおさら悔しい。
「兼業投資家なんだから、しかたないですよぉ、ドンマイ」
いえいえ。
場中決算であることを自覚して。
前日の夜に、結果と行動をイメトレして。
決算時刻に5分のコーヒーブレイクをもらえば。
決算を見て、決めていた行動を即時実行して、生活に戻れたはずです。それを、サボった。怠った。
場中決算なのに、できる最善を尽くさなかった。
完全に自分のミスです。
兼業投資家がすべきこと
小型株の場中決算においては、
決算発表時刻直後に動くことは、アドバンテージがある。
5分後ですら、アドバンテージは残っている。
アルゴ全盛の世の中であるにも関わらず、エッジは残っている。
自分の持ち株について、場中決算の有無を、事前に把握すべし。
何がどうなれば売買するか、前日までにシナリオを決めるべし。
決算直後に、5分で全行動を終わらせるべし。
…と、書きながらも思います。
兼業投資家の意見として、場中決算は、本当になくしてほしいです。