順張り至上主義なのに、下がっている株を買った事例。
1414 ショーボンドを、100株、買いました。
社会インフラの補修に特化した専門家です。
高速道路、トンネル、橋。 高度経済成長期につくられた日本のからだを、ひたすら補修しています。
これから老朽化は本格化していきます。日本のからだ全部をピカピカの新品に変える体力は、もはや日本にありません。
土建と聞くと衰退をイメージするかも知れませんが、ショーボンドは、明確な成長市場でビジネスをしている会社です。
数字がものがたる、圧倒的な強さ


言葉での説明はいりません。美しい数字がすべてをものがたっています。
ちなみに、社員ひとりあたり営業利益は2千万円ちかく。
入札が中心となる公共工事の多い世界では、異常ともいえる高利益体質です。しかもこれを、いちどきりではなく、ずっとつづけている。
「えーっ、介護や保育も、ぜったいに社会に必要なお仕事なのに! 介護は儲からない。ショーボンドは大儲け。こんな話ってありなの!?」
不思議ですね。
文字通り『ショーボンドにしかできないこと』があるんでしょう。
そして、きちんとお金を請求している。そして、国もここだけはケチれないから払う。
だから、お金をもらえるのでしょう。国家の弱さが、透けて見えます。
『必需なのに、儲かる』
わたしは、このパターンが大好きです。
「なぜ牛肉がうまいのか説明できないけど、これは牛肉だから、説明しなくてもわかる、これは確実にうまい。」
投資でも、このパターンはあります。
お金をきちんと、めぐらせる会社
稼いだお金のつかいみちも、とても誠実です。 利益のほとんどを、きちんと株主にめぐらせてくれます。

事実、14年間、ずっと増配です。今の配当利回りは3.8%。
自社株買いもします。 自分たちのビジネスに投資することが、この世のどんな投資よりも一番儲かると、自覚しているのです。
古いインフラが日本にふえる追い風。
自社株買いによるEPSの強制上昇。
EPSの成長は、ふたつの風をうけて着実に育つはずです。
なぜ、今この株に手をのばすのか
これほどの優良株が、過去5年間で最も割安な水準に沈んでいます。


株価のチャートが最悪です。2年間、ずっと坂道をころがりおちています。

自分が大切にしているルール
『下がっている株は買うな』
に従えば、買ってはいけない。
株価は未来を先取りするのが常です。
これから悪いことが起きるのが常です。
それは、じゅうぶん承知しているのですが、耐えられませんでした。
「高速道路補修の受注遅れ?え?下落の理由って、そんなレベルなの?」
下落の理由を調べると、どうしても短期的な話に聞こえすぎるのです。
ショーボンドは、AI関連企業と違って未来が見えている会社です。
正直、ここから業績が右肩下がりになるためには、コンクリートに代わる夢の素材が生まれるレベルの革命がなければなりません。老朽化先進国日本における補修工事のトップランナーであり、あえて日本に攻め込む外資競合もいません。
「最悪を現認するときが大底」。
ショーボンドほど魅力的な銘柄の場合、一時的な悪い話が業績に反映されるころには、株価はもう上昇に転じている可能性すらある。
そう判断しました。
順張り至上主義の人間が、逆張りをするパターン
それでも、まずは100株だけです。
この100株があれば、変化も反転も感じやすくなる。
未来の答え合わせをするための、大切な一歩です。
下がっている株を買う。 危険な行為です。
しかし、これほどの企業であれば、
「むしろ罠にかかってみるか」と思えました。
わたしは順張り至上主義です。
でも、逆張りも上手くなりたい。
どういうときに逆張りで買いに入るべきか?
それは、このレベルの優良企業で、このレベルの歪をみた時。自分の肌感覚に覚えさせるためにも、記録しておきます。
この判断が正しいか否か、じっと見つめていこうと思います。