
#118 俺、来年のことを考える パパ、いんせーになる
○月☓日
今は、
社会人院生2年目。
順調にいけば、
来年の3月には学位を取得して、
大学院を卒業する。
そして、
休職していた本業に戻る。
それが、
今のところの
普通のストーリー。
たぶん。
でも、
もしかしたら、
違う道もある。
例えば、
転職
……とはいっても、
何に転職するのか。
大学院で学んでいる中で、
学生に教える機会もあった。
授業をするのは、
正直、
大変だった。
でも、
すごく興味深かったし、
面白かった。
「教える」という仕事に、
少し興味が湧いていた。
じゃあ、
そっちに行くとしたら、
どういうルートがあるのか。
これも、
簡単ではない。
思い切って、
全然違う職種に行く。
……。
それも、
あまりピンとこない。
そして、
博士課程へのチャレンジ。
これも、
面白そうではある。
研究を続け
もっと深く学ぶ。
考えるだけなら、
かなりわくわくする。
ただ、
現実的な問題もある。
今の生活を続けながら、
博士課程に進むだけの
経済的な余裕があるか。
そう考えると、
「面白そう!」
だけでは、
なかなか決められない。
うーん。
いろいろ考える。
転職
先生
博士
本業に戻る
全然違うことをする
いろんな道がある。
でも、
結局のところ、
今の自分には、
まだ決められない。
というのも、
どんな妄想をするにしても、
まずは、
修士論文を
ちゃんと提出してから。
これがないと、
何も始まらない。
修士論文を提出して、
無事に修了して、
その先で、
「じゃあ、どうする?」
を考える。
今は、
それでいい気がする。
未来のことを考えるのは、
楽しい。
いろんな可能性を
想像するのも面白い。
でも、
未来を考えすぎて、
目の前のことが
おろそかになったら
意味がない。
だから、
今は現実を見る。
目の前の課題をやる。
研究を進める。
修士論文を書く。
それを
一つずつ終わらせる。
まぁ、
現実を見ながら
やっていくしかない。
……とはいえ、
来年の自分が
何をしているのかは、
ちょっと気になる。
こうやって
占いにハマっていくのか。
でも、
一つだけ確かなことがある。
こうやって未来のことを
あれこれ考えている時間も、
実は、
修士論文を書く時間
なのかもしれない。
……。
よし。
パソコンを開こう。
たぶん。
(続く)