
【50代再起動#11】「数字から逃げるな」
こんにちは。50代ひとり社長です。
「数字から逃げるな」
今回は、私の「いい言葉帳(古いノート)」からピックアップした、この言葉から話を始めさせてください。
なぜ、当時の私がこの言葉をわざわざノートに書き留めたのか、その正確な理由はもう忘れてしまいました。ただ、当時の私の心に強烈に突き刺さったことだけは、まぎれもない事実です。
私はひとりながらも会社を経営しています。数字は、経営の改善にとても大切なものです。しかし、これまでの経営において、自分にとって不都合な数字から何度も目を背け、逃げ続けていたのもまた、恥ずかしい事実なのです。「来月はきっとよくなるだろう」「利益もこれくらいは取れているはずだ」そんな風に、現実の厳しい数字から逃げては、都合のいい未来ばかりを妄想していました。
これは、経営や相場(トレード)の世界だけに限った話ではありません。人生のあらゆる場面において、私たちは無意識に「都合の悪いデータ」から目を背けてしまいがちです。「過去に同じようなパターンで何度も失敗しているな」という苦い経験や、日々の生活の乱れ。それらもすべて、私たちが直視すべき大切な「数字(データ)」なのです。
私たちがどんなに現実から目を背けようとも、相場や経営、そして人生におけるあらゆる事象において、数字というものは常に冷徹で、残酷なほどに真実を物語ります。
前回の記事で、私は自分の弱い意志の力を信じるのをやめ、物理的に自分を縛る「3つの仕組み(改善策)」を導入しました。
情けない自分を直視し、仕組みを改善した結果、相場の景色が急激に変わり始めたのです。なんと、今までのマイナスを綺麗に全額巻き返し、ついにプラス圏へと突入しました。
1. 【結果公開】仕組みを変えた途端に訪れた、急激な変化の「数字」
まずは、言い訳なしの直近のトレード結果から公開します。これが、改善策を導入した現在の私のリアルな現在地です。
損益とパフォーマンス(XAUUSD / GOLD)
純利益: +76,076円
総利益: +115,117円
総損失: -39,041円
プロフィットファクター: 2.95
最大ドローダウン: 約 -39,041円
勝率と平均損益(リスクリワード)
トレード回数: 勝ち13回 / 負け3回
勝率: 81.25%
平均利益: 約 +8,855円
平均損失: 約 -13,014円
リスクリワードレシオ: 0.68
数値を見ていただくと分かりますが、リスクリワードレシオ(0.68)がやや低めなので、まだまだ改善すべき課題はあります。
それでも、前回の「ポジポジ病」や「変な場所でのエントリー」でいとも簡単に自滅していた頃に比べると、明らかに手応えが変わりました。
ずっとチャートを眺めては「ここでもいけるかも」と反射的にボタンを押していた私が、急に成績を伸ばすことができた理由。それは、私のトレードテクニックが突然向上したからではありません。単に「仕組みという名の型に、自分の身をハメ込んだから」に他ならないのです。
2. 50代の脳を救った3つの仕組み。なぜこれだけで成績が好転するのか?
昼間の本業で決断力を使い果たし、夕方には脳のエネルギーがすっからかんに空っぽになる私たち世代。そんな疲れ切った脳で相場に向かっても、大切な資金をドブに捨てるだけです。
今回、私の口座を救ってくれた3つの防衛策の効果を、改めて振り返ってみましょう。
① 取引時間を「東京〜欧州」に限定し、夜は捨てる
値動きが激しく大きく動く「NY市場」への執着を完全に手放し、夜はパソコンを物理的に閉じました。これだけで、疲労からくる「意味不明な感情的エントリー」は劇的に減りました。
② エントリー前の「指差し確認(チェックリスト)」
手元にチェックリスト(上位足のトレンドに逆らっていないか?自分の得意な形か?)を用意し、あらかじめ決めたルールに基づいてアラームが鳴るまで絶対に動かない環境を作りました。これにより、「変な場所で入ってしまう衝動」を物理的にブロックできています。
③ noteに失敗を晒し続ける行為
「常にかっこいいことを書きたい」という見栄を捨て、不格好な数字や損失をここに書き出すと決めたこと。これが相場の前で「変なトレードをしたら、また読者の皆様に恥を晒すことになるぞ」という、私の弱いメンタルを縛る最強のストッパーになってくれています。
3. 私の古いノートに眠っていた、今こそ胸に突き刺さる座右の銘
今回の急激な変化を体験しながら、私はふと、自分の古いノートにある座右の銘を見返していました。そこには、過去に書き留めた、あの言葉が再び輝きを放っていました。
「数字から逃げるな」
若い頃なら、勢いや気合い、あるいは「次はなんとかなる」という根拠のない自信だけで、見たくない数字から目を背けても乗り越えられたかもしれません。
でも、50代のひとり社長としての再起動において、数字から逃げることは「プロップファームの取引においても、これからの人生においても、即退場」を意味します。
マイナスの数字も、情けない失敗プロセスもすべて数字(データ)として直視して「仕組みの改善」に落とし込む、。今回、急に成績が良くなったように見えるのは、私が突然優秀なトレーダーに生まれ変わったからではありません。「目を背けたくなるような負けの数字」ときちんと向き合い、仕組みを1ミリずつ愚直に修正したからなのだと、深く痛感しています。
4. まとめ:失敗を糧に、数字(データ)として直視して「仕組みの改善」に落とし込む
50代からの新しい挑戦や副業は、本当に泥臭く、不器用なことばかりですね。転んで、痛い授業料を支払って、それでもまた立ち上がる。その繰り返しの先にしか、本業以外の収益の柱は育たないのだと実感しています。
もし、今この記事を読んでいるあなたが、「現状を変えたいけれど、何から始めていいか分からない」「自分の意志の弱さに負けてしまう」と悩んでいるなら、ぜひ数字(データ)から逃げずに「自分を助けてくれる仕組み」に目を向けてみてください。
どんなに不格好でも、数字から逃げずに改善を続ければ、必ず見える景色が変わる瞬間がやってきます。
私は諦めずに、この頑丈な仕組み(命綱)を握りしめて、Phase 1のクリアに向けて一歩一歩進んでいきます。
引き続き、50代ひとり社長の泥臭い再起動ログにお付き合いいただければ幸いです。最後までお読みいただき、ありがとうございました。