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【50代再起動#12】「人生一生、酒一升」


    こんにちは。50代ひとり社長です。

    「人生一生、酒一升」

    今回は、この言葉から話を始めさせてください。

    私の「いい言葉帳(古いノート)」を見返していたら、この言葉がありました。ありましたというよりは、ノートの隅に貼り付けられていました。手帳か何かの切れ端に、汚い字で「人生一生、酒一升」と書いてあります。

    この言葉は、私がまだ若かった頃、居酒屋で隣になったお節介なおじさんがくれたものです。当時、居酒屋で友人と楽しく飲んでいた時に、酔っ払ったおじさんが絡んできて、半ば強引にこの紙切れを渡してきました。当時は「変な人に絡まれて迷惑だな」としか思っていませんでしたが、50代になった今振り返ってみると、なんだか懐かしい思い出であり、とてもありがたい教えだったのだと気づかされます。

    当時はその意味をまったく理解していませんでしたが、最近はしみじみとその重みを感じをるようになりました。

    調べてみると、この言葉にはいくつかの深い意味があるようです。
    ひとつは「時間の儚さ」。人生の長さも、一升(約1.8リットル)のお酒も、まだまだたっぷり残っていると思って油断していると、あっという間に底をついてしまうということ。
    そしてもうひとつは「一期一会」。「どうせいつかは終わるのだから、今この瞬間を大切に、心から味わって生きよう」
    という教えです。

    50代になると、どうしても過去を振り返ることが多くなりますよね。「あの時はよかったな」「あの時に戻れたら、もっとこうするのにな」と。過去を懐かしむこと自体を否定はしませんが、この言葉の通り、人生は本当にあっという間に終わってしまいます。だからこそ、変えられない過去に浸るのではなく、今この瞬間を大切にしなければいけないと、心の底から思うのです。

    では、なぜ今、この言葉が私の心に猛烈に引っかかっているのか。

    理由はとてもシンプルです。この言葉にある「酒」という文字そのものが、私の口座に致命的な大打撃を与えたからです。

    つい数日前の記事で、私は「仕組みという名の型に、自分の身をハメ込んだ」ことで今までのマイナスを全額巻き返し、ついにプラス圏へ突入したと、嬉々としてご報告させていただきました。

    「ルールさえ守れば、50代の疲れた脳でも勝てるんだ」
    「この調子なら、Phase 1(評価フェーズ)のクリアもすぐそこかもしれない」

    そんな風に、心のどこかで完全に調子に乗っていたんだと思います。

    本当なら、今日も「さらに利益を積み上げました!」と、かっこいい進捗報告を続けたかった。でも、このnoteは成功談だけでなく、不格好な失敗もリアルな数字もすべて包み隠さず記録すると約束した場所です。

    ですので、見栄を張るのをやめて、金曜日の夜に私がやらかしてしまった「最悪の自滅劇」のすべてを告白します。


    1. 【結果公開】金曜夜の魔力。一瞬で吹き飛んだリアルな数字

    まずは、言い訳抜きのリアルなトレード履歴をご覧ください。これが、油断が生んだ残酷なデータです。

    【トレード結果(2026年6月5日 〜6日 未明)】

    • 通貨ペア: XAUUSD(GOLD)

    • 合計損益: -112,715円

    たった一晩。時間にしてわずか数時間の間に、11万円近い大金を相場に吹き飛ばしてしまいました。

    せっかく仕組みを守ってコツコツと積み上げてきたプラスの利益(+76,076円)は、一瞬で綺麗に消え去り、口座は再び深いマイナス圏へと転落しました。プロップファーム「Funded7」の失格ラインが、一気に目の前まで迫ってくる恐怖。

    お金を失ったショックはもちろんですが、それ以上に「あれほど偉そうにルール化を語っておきながら、なぜまた同じ過ちを繰り返してしまったのか」という、自分自身への激しい嫌悪感と絶望で、土曜日の朝はベッドから起き上がることすらできませんでした。


    2. なぜルールを破ったのか?私を破滅に導いた2つの「最悪の掛け算」

    振り返ると、今回の自滅には明確なトリガー(引き金)が2つありました。それらが最悪の形で掛け合わさった結果、私の理性が完全に崩壊したのです。

    ①「金曜の夜、お酒が入った状態」という最大の油断

    本業の1週間が終わり、「今週はトレードも本業も調子が良かったな」という解放感から、金曜日の夜、自宅で少し多めに晩酌をしてしまいました。ビールを空け、ワインのグラスを傾けているうちに、脳は完全に心地よい麻痺状態に陥っていきました。

    お酒が入ると、人間はどうしても気が大きくなります。普段なら絶対に抱く「リスクへの恐怖心」が消え去り、根拠のない万能感に包まれてしまったのです。

    ② 封印したはずの「魔のNY市場」への参入

    あれほど「夜は本業の疲れが溜まっているから、値動きが激しい夜のNY市場には絶対に手を出さない」と誓い、パソコンを物理的に閉じる仕組みを作っていたはずでした。

    しかし、お酒の勢いと、ここ最近の連勝の記憶が、私の耳元で囁いたのです。
    「今の調子なら、値動きの激しいNY市場でも簡単に稼げるんじゃないか?」
    「一気に目標金額を達成できるぞ」

    酔った手でフラフラとパソコンを開き、深夜21時過ぎの、最もボラティリティが激しく狂暴なGOLDの相場へ飛び込んでしまいました。


    3. 重なる油断。米雇用統計の失念、寝落ち、そして「損切り入れ忘れ」の結末

    エントリーした瞬間から価格は逆行し、私はパニックになりました。お酒のせいで冷静な損切り判断もできず、「いや、戻るはずだ」とお祈りトレードをする始末。

    しかも、その日は「第一金曜日」でした。そう、経済指標の中で最も注目される米雇用統計発表の日です。

    普段なら、トレードをする前には必ず指標のスケジュールを確認するはずなのに、この夜はそれすら完全に怠っていました。お酒で判断力が完全に麻痺していた証拠です。

    さらに最悪なことには、真っ赤な含み損のチャートを見ながら、なんとそのまま寝落ちしてしまったのです。

    目を覚ましたのは土曜日の朝。恐る恐る画面を確認すると、信じられない事態が起きていました。パニックの中でエントリーしたポジションのうち、1つのポジションに損切り(ストップロス)を入れ忘れており、そのまま週をまたいでポジションを持ち越してしまっていたのです。

    週明けが怖くて仕方ありません……。

    とほほです。何という愚か者なのでましょう。
    「疲れた脳でのトレードは、大切な資金をドブに捨てる行為だ」と自分で痛感していたはずなのに、「お酒×疲労×NY市場×指標無視」という、最もやってはいけない最悪のタブーを自らすべて犯してしまったのです。

    しかし、50代の再起動の道は、決して一本道ではありません。大失敗して転んだ今、私がすべきことは、自分を責めることではなく、二度とこの罠にハマらないための「新しい仕組み」を構築することだけです。


    4. 【二度と繰り返さない】お酒×トレードを物理的に遮断する2つの新しい防衛策

    精神論で「次は絶対に酒を飲んでトレードしない」と誓っても、人間はまた同じ過ちを繰り返します。特に50代の弱った意志の力など、相場の魔力の前では簡単に吹き飛びます。

    だからこそ、再び物理的に自分を縛る「仕組み」を追加導入することにしました。

    • ルール①:アルコールを1滴でも口にしたら、PCの電源コードを鍵付きの引き出しに封印する

      • 意志の力ではなく、物理的に「酔った状態ではチャートに注文を出せない環境」を作ります。スマホも、アルコールを1滴でも口にしたら夜間はロックがかかる箱に入れるようにしました。

    • ルール②:夜22時以降は、絶対にパソコンがある部屋に入らない

      • 1週間の疲れを癒やす金曜の夜は、22時までに寝室へ移動し、本を読むか眠るかに徹します。「魔の時間帯」にチャートを見ること自体を完全に遮断します。

    勝つためのテクニックを磨く前に、まずは「お酒が入った状態の自分」という、最大の敵を相場から排除してみましょう。


    まとめ:転んでもただでは起きない。50代の再起動はここから

    11万円近い損失という、あまりにも痛すぎる授業料を支払うことになってしまいました。かっこいい姿を見せられず、本当に情けない限りです。

    でも、これが嘘偽りない「50代ひとり社長のリアル」です。お金が絡み、油断が生まれると、人間はここまで簡単に崩れ去る生き物なのです。

    しかし、私の挑戦はまだ終わっていません。

    今回の泥臭い大失敗と、そこからの「思考の損切り」。このプロセス自体が、今同じように自分の弱さに悩んでいる方や、一歩を踏み出せずにいる中高年の皆様の「防具」になってくれることを願っています。

    月曜日から、また新しい仕組みを握りしめて、1ミリずつ地道に進んでいきます。

    引き続き、50代ひとり社長の泥臭い再起動ログにお付き合いいただければ幸いです。

     
     
    50代ひとり社長。趣味は、いい言葉あつめ。 昭和生まれのおじさんが、本業だけに頼らない収益源づくりに挑戦する再起動ログです。 note収益化、AI活用、物販、プロップファーム取引などを実験中。 成功談だけでなく、失敗・数字・改善点も含めてリアルに記録しています。

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