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【有料記事】「話を遮るな」vs「長話から逃がさない」ADHD脳を削る「話を聞かない人」からの完全脱出マニュアル



    「人の話を遮っちゃダメ」


    これは、誰でも一度は言われたことがあると思います。


    もちろん、人の話を最後まで聞くことは大切です。


    でも――。


    「最後まで聞く」と「延々と聞かされる」は、別の話です。


    相手の話が長い。


    こちらが話そうとしても、また相手の話が始まる。


    「そろそろ終わるかな」と思ったら、別の話題へ。


    時計を見る。


    スマホを見る。


    それでも終わらない。


    そして、こちらが少しでも話を切り上げようとすると、


    「まだ話してるんだけど?」


    「人の話を聞いてないよね」


    「ちゃんと聞いてよ」


    と不機嫌になる。


    こうなると、会話というより、


    「会話から逃げられない状態」


    になってしまいます。


    私はこれを、勝手に


    「会話の監禁状態」


    と呼んでいます。


    「話を聞いているだけなのに、なぜこんなに疲れるの?」


    特に、ADHD傾向がある人の中には、


    「人の話を聞くこと自体が嫌なわけではない」


    という人もいます。


    むしろ、


    「相手の話をちゃんと理解したい」


    「失礼にならないようにしたい」


    と頑張っている。


    それなのに、長時間一方的に話を聞かされると、ものすごく疲れる。


    これは、


    「人付き合いが嫌いだから」


    だけでは説明できません。


    会話には、


    ・相手の言葉を聞く

    ・内容を理解する

    ・次に何を言うか考える

    ・相手の表情を見る

    ・自分の表情を調整する

    ・相づちを打つ

    ・話題の流れを追う


    など、いろいろな処理があります。


    しかも、自分が話すタイミングがないまま、相手の話だけが延々と続けば、


    「自分が会話に参加している感覚」がなくなっていきます。


    これが苦しい。


    「口にガムテープを貼られたみたい」


    そんな感覚になる人もいるでしょう。


    ---


    「話を遮るな」と言われても、こっちにも限界がある


    ここが、この問題の難しいところです。


    相手の話を遮れば、


    「失礼」


    「人の話を聞けない人」


    と思われるかもしれない。


    だから我慢する。


    でも、我慢して聞き続けると、


    「もう限界……」


    となる。


    そして最終的には、


    突然、強い言い方をしてしまう。


    すると、


    「なんでそんな怒るの?」


    と言われる。


    これでは、こちらだけが悪者になってしまいます。


    でも本当は、


    最初から少しずつ限界を伝えておけばよかった


    というケースもあります。


    問題は、


    「どこまで我慢するか」


    ではありません。


    「どうやって安全に会話から離脱するか」


    です。


    ---


    「私は私は」と、自分の話ばかりする人


    身近に、


    「とにかく自分の話をしたい人」


    はいないでしょうか。


    こちらが、


    「この前こんなことがあって……」


    と話し始めた瞬間、


    「私なんてもっと大変だったよ」


    と自分の話に持っていく。


    こちらが何か相談すると、


    「私の場合はね」


    と、また自分の話。


    気がつけば、


    自分の話をするための観客にされている。


    もちろん、すべての人が悪意を持っているわけではありません。


    「自分の経験を話すことで共感しているつもり」


    という人もいます。


    ただ、受け手側が毎回疲れているなら、その関係は見直していい。


    会話は本来、


    キャッチボールです。


    片方だけがボールを投げ続けるものではありません。


    ---


    そして、離れようとすると怒る


    さらに厄介なのが、


    こちらが離れようとした瞬間に相手の態度が変わるケースです。


    「じゃあ、私はそろそろ……」


    と言っただけなのに、


    「まだ話してるんだけど」


    「最後まで聞いてよ」


    「冷たいね」


    などと言われる。


    これが何度も続くと、


    「この人と話すと逃げられない」


    という学習をしてしまいます。


    すると、その人を見ただけで、


    「また長話になるかも」


    と身構えるようになります。


    本来なら普通の会話なのに、


    会話そのものがストレスになる。


    ここまで来たら、


    「自分がもっと我慢すればいい」


    ではありません。


    自分の時間と精神的な余裕を守る方法が必要です。

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