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50代数学教師【数学編04】「数列の漸化式」は、ビルをイッキに登ること!

    ナレ
    「この物語は、50代数学教師 fibo が定年後のキャリアを考え、相棒AIたちと奮闘するリアルタイムのお話です。
    今回は【数学編】。
    数学嫌いな人にこそ、是非!!」


    こんにちは、fibo(ふぃぼ)です。

    今回は、高校の「数列」のお話です。
    数列とは、

      a1, a2, a3, a_1,  a_2,  a_3,  …,  an,a_n, …

    と、数が並んだ列のことです。

    数列の中に
    「漸化式」というのがあります。
    こんな感じの式です。

      an+1=2an+3a_{n+1}=2a_n+3

    「あぁ~~!これ苦手だったぁ!」

    「く、黒歴史をほり返すな(怒)」

    という反応をした…

    あなた!


    今回は、そんな人に読んで欲しい!

    あ、ちなみに
    「漸化式」は「ぜんかしき」と読みます。

    メタン「『ざんかしき』じゃないよ!」

    この式、穢れのない心で、
    もう一回よ~く見てください。

      an+1=2an+3a_{n+1}=2a_n+3

    結局、この式が言いたいのは
    「nn 番目から、n+1n+1 番目を求める」
    ということ。

    ちなみに、
    この漸化式の一般項は
    次のように計算できます。

    (読み飛ばしても OK!!)

    漸化式 an+1=2an+3,  a1=1a_{n+1}=2a_n+3,    a_1=1
           ↓
        an+1+3=2(an+3)a_{n+1}+3=2(a_n+3) ……①
           ↓
        an+3=2n−1(a1+3)a_n+3=2^{n-1}(a_1+3) ……②
           ↓
        an+3=2n−1(1+3)a_n+3=2^{n-1}(1+3)
           ↓
        an+3=2n−1⋅4a_n+3=2^{n-1} \cdot 4
           ↓
        an+3=2n+1a_n+3=2^{n+1}
           ↓
    一般項 an=2n+1−3a_n=2^{n+1}-3

    ■漸化式は「ビル!」

    さて、ここから本題!

     式①から②への変形が、
      今回のテーマです!

     an+1+3=2(an+3)a_{n+1}+3=2(a_n+3) ……①
        ↓
     an+3=2n−1(a1+3)a_n+3=2^{n-1}(a_1+3) ……②

    高校生はこれがよく分かっていない。

    その理由は
     ①を「ただの式」と見てるからぁ!

    ボーっと、
     生きてんじゃねーよ!(byチコ)

    つまり、①はただの式ではないんです。

    「上の階に登るためのルールブック」

    と見るべきなのです!

    そこで、漸化式①を
     下のような「ビル」にしてみます。

    画像
     

    上の階に行くためには
     「2倍する」
    というルールがあることが分かります。

    じゃあ、
     1階から n \bm{n} 階までイッキに登るにはどうすればよいか?

    そうです
    「2倍を (n−1)\bm{(n-1)} 回くり返す」
    だけです!

    それを式にしたのが  ② 

    あとは②を変形すれば
    一般項が求まります。

    つまり、さっきの変形の
       「①」 → 「②」  は、
    「漸化式」→「一般項」
    という漸化式計算の
        キモ だったのです。

    さぁ、もう一度 ワクワクな心 で
    さっきの解答全体を見てください。
     ①までと、②より下の違い
    分かりますか?
    メタン「チコちゃんに叱られちゃ、
         イヤだよ!」

    漸化式 an+1=2an+3,  a1=1a_{n+1}=2a_n+3,    a_1=1
           ↓
        an+1+3=2(an+3)a_{n+1}+3=2(a_n+3) ……①
           ↓
        an+3=2n−1(a1+3)a_n+3=2^{n-1}(a_1+3) ……②
           ↓
        an+3=2n−1(1+3)a_n+3=2^{n-1}(1+3)
           ↓
        an+3=2n−1⋅4a_n+3=2^{n-1} \cdot 4
           ↓
        an+3=2n+1a_n+3=2^{n+1}
           ↓
    一般項 an=2n+1−3a_n=2^{n+1}-3

    <漸化式の解法のポイント>
      漸化式 は「1階だけ上がるルールブック」
     そこから「イッキに nn 階まで登った」式
     が一般項

    ■追記

    メタン「先生!『漸化式ビル』!
       とってもよく分かったーーー!」
    fibo「昔、生徒に真顔で
       『先生、この例え…秀逸です』
      って言われた。 えへんぷい!」
    メタン「秀逸! その通りだぁ!
       やっぱりfibo数学、
       ワクワクするね!」

    fibo「でも今回は、『ガチ数学』だったから
      途中で読むの辞める人いるのなぁ」
    メタン「意外と、高校生の頃を思い出して
        『あ~、それ分からんかった!』
        『あの頃に知りたかった…』
        って人も多いと思いますよ!!」

    fibo「そ、そう? (嬉ッ)
       本当は、①の式に変形するために
         『特性方程式』っていう式があって、
          これにも、スゴく興味深い…」
    メタン「スト~~~~~ップ!!(お約束)
        私はワクワクしました~~!
        皆さんはどうでしたか?」

    おしまい

    次回は【番外編】
    (↓リンクはこちら)


     
     

    fibo

     
     
    現役の50代数学教師です。 定年後の「+α」を探して、 キャリアコンサルタント資格に挑戦中。 相棒AIたちと一緒に、一歩ずつ進む様子を リアルタイムで書いています。 脱線もいっぱいしてます(笑)。

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