
Music × English なエッセイ 【22】
今回の動画
Reptilia
とにかくギターの奏でるラインが美しい。
歌詞は哀しいし、もはや立派な懐メロですけども…。
英語の勉強、ロック聴きながらじゃないとできないのか?って話ですかね…。
歌詞(抜粋)
[Verse 2]
Now every time that I look at myself
"I thought I told you, this world is not for you"
The room is on fire as she's fixing her hair
"You sound so angry, just calm down, you found me"
[Pre-Chorus]
I said please don't slow me down if I'm going too fast
You're in a strange part of our town
[Chorus]
Yeah, the night's not over, you're not trying hard enough
Our lives are changing lanes, you ran me off the road
The wait is over, I'm now taking over
You're no longer laughing, I'm not drowning fast enough
by The Strokes
試訳
自分の顔を鏡で見るたび
「言ったと思うけど、世界はお前のためのもんじゃない」となる
彼女は髪を整えているが、部屋は火事(同然)だ
「そんなに怒んないでよ、落ち着いて。私、見つかったでしょ」
俺が車を飛ばし過ぎても止めないでくれよと伝えた
君は僕らの街の、不慣れな場所に居るんだから
そうかい、夜はこれからだよな 君は俺を試し足りないわけだ
俺たちの人生はレーンを変えちまった 君が俺を道に突き落としたんだぜ
待つのは終わりだ ここからは取り戻す
君からは笑みが消え 俺が(酒で?人生の荒波で?)溺れ死ぬにはまだ早い
訳出にあたり考えたこと
日本だと、無慈悲な人間を、冷血動物に喩えたりしますよね。蜥蜴とか。
レプティリアって、辞書で確認すると、爬虫類なんですよ。
物凄い自分に不釣り合いな美女だが、物凄い鉄面皮で、男慣れしており、非常識で無慈悲という女性を想像させる…。そんな文脈のように思えます。
それは盛りすぎか。そういや江戸川乱歩に、美女の怪盗が居ましたね。それは黒蜥蜴。
歌詞の主人公より良い男を見つけてしまったからということで(?)、モテる彼女は容易く火遊びの魅力に屈したっぽい。
無慈悲かはよそにおいても、厚顔無恥ではあるのかもしれません。
いや、自由恋愛を謳歌しているというべきなのか…。
主人公は居場所を突き止め、差し当たり彼女を取り戻しはしたが、それは心を取り戻したことを意味するかは不明です。
その場合、とても綺麗なお人形を取り戻したのと何が違うでしょうか?
心は伴わないことが判明してしまったんですから。
もう以前のようには戻れなくなってしまったんでしょうな。
泥酔しながら突っ走っていくのかもしれませんが、その後はわかりませんな。なぜホラー映画みたいに持っていく。
ともかく、この曲の疾走感はまあ、悲壮感と隣り合わせ。幻滅とか怒りとか絶望とか、古き良き(?)ロックの衝動をリバイバルさせた、という意味で格好良いものですが、自分がこの主人公の立場にはなりたくないもんですね。何度聴いてもそう思います(泣)。
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