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月光うさぎと秋ラノベ ももぉ


    『月光を喰らううさぎ』

    ――水の加護と、魔女に奪われた王子――

    秋の森には、古くからひとつの伝説があった。

    「水に選ばれし者は、月の光をその身に宿す」

    その少女の名は、美奈

    淡いピンクの髪に、白いうさみみ。
    秋色のマントを羽織り、いつも黒猫を連れている。

    一見すると、どこにでもいる可愛らしい少女だった。

    けれど、彼女には普通の魔法使いにはない力があった。

    水の加護。

    川、雨、霧、露――。

    この世界に存在する水と心を通わせることができる。

    そして、水が光を受けたときだけ使える、もうひとつの力。

    光の魔法。

    美奈は、水を鏡のように操り、そこへ月光を集めることで、強力な光を生み出すことができた。

    ⸻

    第一章 魔女の城

    ある秋の夜。

    美奈は森の奥にある古い城へ向かっていた。

    城の周囲には、不自然なほど濃い霧が立ちこめている。

    黒猫が足を止めた。

    「……にゃ」

    「うん。普通の霧じゃないね」

    美奈が地面に手を触れる。

    すると霧の中に含まれていた水滴が、淡い青色に輝いた。

    「この水……魔女の魔力が混ざってる」

    城の中から、誰かの声が聞こえた。

    「帰れ、侵入者!」

    次の瞬間――。

    ひとりの王子が姿を現した。

    黒い髪。
    王族らしい服装。

    しかし、その瞳には意思がない。

    身体には、黒い魔力の糸が絡みついていた。

    魔女ヴェルナに操られているのだ。

    「王子……?」

    「俺に近づくな!」

    王子が美奈へ向かってくる。

    美奈は逃げなかった。

    足元に小さな水の輪が広がる。

    「水の加護よ」

    水が王子の足元を包み込む。

    「その人を苦しめているものを、映して」

    水面に黒い糸が映し出された。

    美奈は理解する。

    「なるほど……」

    王子本人が悪いわけじゃない。

    魔女に心を縛られている。


    第二章 水鏡の魔法

    王子が魔法を放つ。

    美奈は手をかざした。

    すると空中の水滴が集まり、巨大な水の鏡になる。

    魔法は水鏡に触れた瞬間、形を変えた。

    そこへ月明かりが差し込む。

    キラッ――。

    水が光を反射する。

    「これが……私の力」

    水の加護と光の魔法。

    二つの力が重なった。

    「――月光水鏡」

    眩い光が城内を満たす。

    黒い魔力の糸だけが浮かび上がった。

    美奈は王子を傷つけることなく、その糸を一本ずつ光でほどいていく。

    「やめろ……!」

    「大丈夫」

    美奈は微笑んだ。

    「あなたを倒したいんじゃない」

    最後の一本が消える。

    王子の瞳に、ようやく本来の光が戻った。

    ⸻

    第三章 王子、仲間になる

    王子はしばらく何も言えなかった。

    「……俺を助けたのか?」

    「うん」

    「なぜだ?」

    「だって、あなたは魔女に操られていただけだから」

    王子は驚いた。

    普通なら、敵として倒されてもおかしくなかった。

    しかし美奈は違った。

    水の加護は、人の心に残った魔力まで映し出す。

    だから彼女には分かっていた。

    王子の本当の意思は、魔女のものではなかった。

    美奈は王子へ手を差し出す。

    「ねえ」

    「なんだ?」

    「私の仲間にならない?」

    「……俺は王子だぞ?」

    「知ってる」

    黒猫が、

    「にゃ」

    と鳴いた。

    王子は少し困った顔をした。

    そして――。

    「……変な奴だな」

    そう言いながら、美奈の手を取った。

    その瞬間。

    城の奥から、魔女の声が響く。

    「――私の操り人形を返してもらおうか」

    美奈の表情が変わった。

    足元の水が静かに揺れる。

    王子も振り返る。

    「ヴェルナ……!」

    美奈は水面に映った魔女の姿を見る。

    そして、小さく笑った。

    「次は……魔女さんの番だね」

    月光が水面に降り注ぐ。

    水の加護を持つ、秋のうさみみ少女。

    彼女の本当の力は、まだ誰にも知られていなかった。




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    美奈王子を仲間にする






    (๑>◡<๑)ちび怪獣🐰🐱🐶ありがとう






    ✨素敵なクリエイターわかモンさん✨


    ✨書いてみました🐰🐱🐶✨


    ✨素敵なクリエイター王子✖️Orivieさん✨
    ✨秋読コレクション✨



    ✨素敵なクリエイター紡えり🐱さん✨
    ✨可愛い💕✨

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