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ハッピーライティングマラソン#68今の自分だからこそ、もう一度読みたい本は?

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    『ファーブル昆虫記-フンコロガシ-』

    (ここで本の表紙を出したいところだが、虫嫌いな人もいるのでやめておく。)

    とは言え私も実は、昆虫は苦手(笑)
    虫の形と構造がどうも苦手なのだ。

    私は良く、親に連れられて図書館に行っていた。

    その時、親が呆れるほど何度も何度も借りた本が、

    実は『動物のうんち』

    生き物が好きだった。

    これは、絵本でゾウのうんちから小動物のうんちまで紹介している。

    「うんち」を入り口にして、生き物の暮らしが見える
    それが、とても面白かったのを覚えている。

    先日、夏の催し物で「恐竜の進化」を観てきた。

    地球上の生き物の始まりは微生物。
    そこから約40億年。

    生き物たちは『生き残るため』に姿や形を変えながら進化を続けていた。

    言うならば、それは命の執念なのかもしれない。

    『ファーブル昆虫記』の『フンコロガシ』にもまた、生き残るための執念が見え隠れしている。

    例えば、一匹のフンコロガシが糞を運んでいるともう一匹やってきて手伝う。

    …と思ったら、手伝うふりしてなんと隙をみて横取りをしている。

    なんとも人間界の泥臭いドラマのようである。

    また、彼らが迷わずに真っ直ぐに進めるのは太陽の光や星の光を道筋としているからなのだそう。

    調べると、古代エジプトでスカラベ(フンコロガシ類)が再生や太陽と結びつく象徴として扱われたらしい。

    この生態を解き明かそうと何度も、何度も実験を繰り返したファーブル博士。

    そこにもまた、ひとつの「執念」があるように思う。

    そして昨年、私はホームセンターで『鈴虫の卵』が売られていたのを見た。

    飼育ケース、土、エサ。
    必要な物を買い揃えて、初めて昆虫を育ててみた。

    ファーブル博士の真似事、と言えば大げさだけども…。

    5月末から9月末。
    卵は孵り脱皮を繰り返し、成虫になった。
    そして、卵を産んで最後の一匹が死ぬまで見届けた。

    その時、初めて知った。

    昆虫が嫌いな私でも、目の前で繰り広げられる「命の営み」には目が離せなくなるのだと知った。

    子どもの頃は、ただ「生き物の暮らしが面白い」と思って読んでいた。

    でも、今なら少し違う目で読める気がする。

    生きるために糞を運ぶフンコロガシ。

    光を頼りに進む小さな命。

    何度も実験を繰り返したファーブル。

    そして、卵から生まれ、成虫になり、次の命を残して死んでいった鈴虫。

    あの頃は「生き物」だったものが、

    今は「命」に見える。

    だから私は、今の自分だからこそ、

    もう一度『ファーブル昆虫記』を読んでみたい。



    《書き終えた感想》

    ハッピーライティングマラソンに参加して、このタイトルを書いている他の方の記事を読んだあと、
    「うんちワードから始まる記事は大丈夫かな?」

    という心配から書き始めました。(笑)

    子供の頃、家には生き物図鑑がたくさん並んでました。
    虫から鳥、動物、海の生物。
    教育の為にきっと親が買ったのでしょう。

    一人になりたくなると倉庫に行き、その本を開くのが癒しでした。

    そんな私が、親が呆れて笑われるほどに何度も借りていた本が「動物のうんち」という絵本。

    「うんち」ってなんだろう?
    子供の頃の私は、それが不思議だったんです。

    子供ながらに「命」をみていたのでしょうね。






     
     
    noteでは、毎週のお題からショートストーリーを書いてます。 ありふれた日常に小さな違和感を。 日常に少しだけ不思議を混ぜてます。

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