月を見る
しみじみと
懐かしむように
どこか遠くあてのないところを
見るように
満月
穏やかに丸く
光柔らかく
何をたたえて
そんなに美しい
今にも滴りそうで
川面に映れば
さあ
我に触れてみよと
ゆらゆら
光の手を伸ばす
半分に欠けて
涙ぐんでいるような
日もあったのに
何食わぬ顔をして
また満ちている
自らの力で
いびつを埋めながら
隠れようかな
けだるげに空ゆく
月の裏側に
紛れようかな
地に落ちた影に
おわり
小牧さんの企画に参加させてください。
小牧さんお手間をおかけしますがよろしくお願いいたします。