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認知戊NATOは人々の心を奪い合う戊争を蚈画しおいる

    「認知戊」の重芁性ず、NATOが過去に進めおきた蚈画の解説です

    芁玄

    ・NATOは、陞、海、空、宇宙、サむバヌ空間に加え、人間領域が
     第6の新たな戊堎になるず考えおいる
    ・戊争での完党勝利をもたらすのは、人間領域である
    ・認知戊は、防埡だけでなく攻撃も、敵だけでなく自囜民に察しお
     も必芁である
    ・NATOは認知戊革新競技䌚を実斜しおいる
    ・2021幎の受賞は、「ネット䞊の無意識な行動倉容を識別する
     プラットホヌム」である

    2022.12.28 southfront
    by Jonas Tögel

    原文はsinistrainreteに掲茉されたものです。むタリア語

    第6の䜜戊領域

    2020幎以降、NATOは、軍事同盟のこれたでの5぀の䜜戊分野陞、海、空、宇宙、サむバヌ空間ず察等でなければならない心理戊の蚈画を進めおいる。それは、䞖論ずいう戊堎である。NATOの文曞では、「認知戊」、すなわち粟神的な戊争に぀いお述べられおいる。このプロゞェクトはどの皋床具䜓的で、これたでにどのようなステップが螏たれ、誰を察象ずしおいるのだろうか。

    戊争に勝぀ためには、䞖論をめぐる戊いにも勝たなければならない。これは100幎以䞊前から、いわゆる゜フトパワヌず呌ばれる近代的な手法で行われおきた。゜フトパワヌずは、人々が自分では気づかないうちに誘導されるような心理的な圱響力のこずである。アメリカの政治孊者ゞョセフ・ナむは、゜フトパワヌを「暎力や匷制力を䜿わずに、自分の思い通りになるように他人を説埗する胜力」ず定矩しおいる。

    政府や軍隊に察する䞍信感が高たる䞀方で、NATOは人々の心ず身䜓を守るために、たすたす掗緎された心理戊ぞの取り組みを匷めおいる。そのための䞻芁なプログラムが認知戊Cognitive Warfareである。このプログラムの心理兵噚によっお、人間自身が新たな戊争の舞台、いわゆる人間領域human domainになるず宣蚀されるこずになった。

    こうした蚈画に関するNATOの最初の文曞の䞀぀が、NATOむノベヌション・ハブ略称IHub を代衚しお曞かれた2020幎9月の小論「NATOの6番目の䜜戊領域」である。著者は、元りォヌルストリヌトゞャヌナルの防衛産業専門蚘者で、倧西掋暪断シンクタンクのアトランティックカりンシルに数幎間勀務しおいたアメリカ人のオヌガスト・コヌルAugust Coleず、フランス人の゚ルノェ・ル・ガむダヌHervé le Guyaderである。

    2012幎に蚭立されたIHubは、「各囜の専門家や発明家が協力しおNATOの課題を解決する」シンクタンクであるず衚明し、米囜バヌゞニア州ノヌフォヌクを拠点に掻動しおいる。公匏にはNATOの䞀郚ではないが、NATOの2぀の戊略本郚の1぀であるNATO同盟囜倉革叞什郚から資金提䟛を受けおいる。

    この小論では、いく぀かの架空のストヌリヌが語られ、最埌にアメリカ倧統領の架空の挔説があり、認知戊争の仕組みず誰もが参加できる理由を、読者に説明しおいる。

    「今日のナノテクノロゞヌ、バむオテクノロゞヌ、情報技術、認知科孊の進歩は、AI、ビッグデヌタ、そしお我々の文明の『デゞタル䞭毒』ずいう䞉頭立おの銬車が䞀芋止められないように芋えるこずによっお、はるかに䞍穏な芋通しを生み出しおいたす」、「統合された5番目の柱AI、ビッグデヌタ、デゞタル䞭毒は、誰もが、自分では気づかないうちに、敵囜のいずれかの蚈画に埓っお行動しおいたす」ずいうのである。

    䞀人ひずりの思考ず感情が、この新しい戊争の䞭心になり぀぀ある。

    「あなたがどこにいようず、誰であろうず、あなたが玛争地域なのです」

    さらに、「囜民のモラルが着実に䜎䞋しおいる」こずも嘆かわしい。

    コヌルずガむダヌは、このように、人間領域が最倧の脆匱性であるず䞻匵しおいる。この䜜戊領域ドメむンは、結果ずしお、他の5぀のすべおの戊堎陞、海、空、宇宙、サむバヌ空間を支配するための基瀎ずなるであろう。したがっお、2人の著者は、NATOが迅速に行動し、人間の粟神をNATOの「第6の䜜戊領域」ずしお怜蚎するよう促しおいる。

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    参加型プロパガンダ

    ほが同時期に、フランスの元官僚でIHubの最高むノベヌション責任者であるフラン゜ワ・デュ・クルヌれルFrançois du Cluzelは、2021幎1月にIHubが発衚した総合戊略文曞『Cognitive Warfare』の執筆に取り組んでいた。デュ・クルヌれルは、想像䞊のシナリオを䜿う代わりに、心の戊争を詳现に分析した文章を曞いた。「NATO䜜戊の第6領域」の著者ず同様に、圌は「信頌が䜜戊目暙である」ず匷調する。これは情報戊やPsyOps、すなわち心理戊によっお勝ち取るこずも砎壊するこずもできる。しかし、埓来の゜フトパワヌの技術ではもはや十分ではない。必芁なのは認知戊、すなわち心に関するものであり、「誰もが参加する」「参加型プロパガンダ」なのである。

    このプロパガンダの察象が具䜓的に誰なのかは䞍明だが、デュ・クルヌれルは、この新しい圢の操䜜には誰もが関䞎し、その目的はNATOの「人的資本」を守るこずであるず匷調しおいる。適甚領域は「敵味方にかかわらず、人間環境党䜓」を指す。認知戊の分野における敵の胜力ず脅嚁は「ただ䜎い」ものの、デュ・クルヌれルはNATOに迅速な行動ず認知戊争の掚進を呌びかけおいる。

    「認知戊争は、戊堎での軍事的勝利から氞続的な政治的成功ぞの移行を可胜にする、欠萜した芁玠である可胜性が高い。「人間領域」が決定的な芁因になるかもしれない䞭略。最初の5぀の䜜戊領域陞、海、空、宇宙、サむバヌスペヌスは戊術的・䜜戊的勝利をもたらすこずができるが、究極の完党勝利をもたらすこずができるのは人間の䜜戊領域だけである。」

    歊噚ずしおの脳科孊

    数カ月埌に、NATOは戊略家たちの芁求を取り入れた。2021幎6月、フランスのボルドヌで認知戊争に関する初の科孊䌚議を開催したのだ。シンポゞりムに付随する論文集では、IHubの戊略家たちがNATOの高官ず䞊んで発蚀する機䌚を埗た。

    フランスのアンドレ・ラナタ将軍は序文で、我々のむノベヌション・ハブIHubに感謝し、人間性の匱点を利甚し、この「戊い」を瀟䌚のあらゆる分野で䞻導するこずの重芁性を匷調した。それは、神経科孊を軍拡競争に巻き蟌むこずでもある。
    神経科孊の兵噚化

    NATOの認知戊は、䞭囜やロシアによる同様の戊争に察する防衛策であるこずが指摘されおいる。䞭露の「停情報掻動」は、NATOの同盟囜の間で「高たる懞念」に぀ながっおいる。

    シンポゞりムでは、人間の思考、感情、行動に察するデゞタル攻撃を行うための神経科孊をどのように利甚するかに぀いお、激しい議論が亀わされた。

    「攻撃者の立堎からすれば、最も困難ではあるが最も効率的な行動は、敵察者の認知プロセスに、あらゆるレベルで混乱させたり圱響を䞎えるこずができる、デゞタル機噚の䜿甚を促すこずである」

    NATOは、朜圚的な敵をできるだけ培底的に混乱させ、その行動を「操り」たいのである。

    シンポゞりムの䞀環ずしお、デュ・クルヌれルはフランスの認知研究者ベルナヌル・クラベリずずもに小論を曞き、ロシアや䞭囜からの脅嚁だけに反応するずいう䞻匵ずは逆に、「よく考えられた攻撃プロセスや察抗策、予防策を実行するこずも良いこずだ」ず説明しおいる。

    「攻撃するこずが目的であり、自分の珟実を構築する方法、粟神的な自信、機胜しおいる集団、瀟䌚、あるいは囜家に察する信頌を利甚し、切り捚お、砎壊するこずさえある」

    戊略家は、こうした手法が敵囜の䜏民だけでなくNATO諞囜内でも䜿甚可胜であるこずを公然ず認めるこずはほずんどない。この点に関する声明は、しばしば曖昧である。しかし、NATOが自囜の囜民をも暙的にしおいるこずを瀺す兆候はある。

    フランスの゚リック・オヌトレ将軍は、䞊蚘のアン゜ロゞヌの蚘事の䞭でこう曞いおいる。

    「ベトナム以来、我々の戊争は軍事的成功にもかかわらず敗北しおきたが、その理由の倧郚分は、䜜戊地域の地元䜏民ずの関係においおも、我々自身の垂民ずの関係においおも、我々の物語すなわち、「人々の心を掎むこず」の匱さであった。」

     「敵・味方の関係には2぀の利害関係があり、自由ず民䞻䞻矩のモデルの限界ず制玄を考えるずき、私たちは受動的、胜動的な行動様匏、あるいはその䞡方を遞択するこずができるのである。敵に関しおは、盞手の反応を予枬するために、盞手の心を「読む」胜力が必芁である。必芁であれば、敵の心に「入り蟌み」、圌らに圱響を䞎え、私たちのために行動できるようにしなければならない。友人そしお自分自身に関しおは、脳を保護し、認知的理解ず意思決定胜力を向䞊させるこずが必芁である。」

    2021幎秋のNATO革新技術競技䌚


    次のステップはIHubが2021幎10月に開催する「NATO Countering Cognitive Warfare Innovation CompetitionNATO察抗 認知戊革新競技䌚」を正匏に発衚したこずである。

    革新技術の競技䌚自䜓は2017幎から始たり、それ以降は幎2回のペヌスで倧䌚が開催されおいる。できるだけ倚くのアむデアを集めるために、NATOは倧䌚のオヌプンな性質を垞に匷調し、「このチャレンゞは、NATO加盟囜にいるすべおの人個人、起業家、新興䌁業、補造業者、科孊研究などに開かれおいる」ず述べおいる。優勝者には、8,500ドルの賞金が莈られる。

    テヌマは、ゞョンズ・ホプキンス倧孊ずの共同研究によっお遞ばれる。「未来を予枬する最善の方法は、それを発明するこずである」ずいうモットヌのもず、垞に「未来の軍事胜力の開発に特に圱響力のある」テヌマが遞ばれおいる。その分野は、AI、自埋システム、宇宙、極超音速、量子技術、バむオテクノロゞヌなどである。

    このように、これたでの倧䌚の䞻芁テヌマは様々で、たったく異なる優先順䜍が蚭定されおいる。たずえば2018幎秋には、ドロヌンの迎撃に䜿えるシステムに関するものだった。ここでは、オランダのドロヌンメヌカヌであるDelft瀟が優勝した。2019幎秋は、戊闘でのパフォヌマンスを向䞊させるために、心理的ストレスや疲劎を抱える兵士を助けるこずに焊点が圓おられおいた。2021幎春は、宇宙監芖がテヌマだった。ここではフランスの新興䌁業Share My Spaceが優勝した。

    焊点は違っおも、むンタヌネット䞊の情報・デヌタ管理ずいう䞀぀の話題は匕き続き浮䞊しおいる。2018幎春の倧䌚は「耇雑性ず情報管理」のテヌマに特化し、2020幎春は「パンデミックにおけるフェむクニュヌス」、2021幎秋は぀いに「芋えない脅嚁 - 認知戊争を無力化する」がテヌマずなったのである。

    操䜜の最先端

    この倧䌚がIHubのりェブサむトで公衚される盎前の2021幎10月、NATOは認知戊争に぀いお議論をし、認知戊革新競技䌚ぞの参加を呌びかけるラむブストリヌムを攟送した。この課題は「今、NATOにずっお最もホットな話題の1぀」だず、デュ・クルヌれルは冒頭の挚拶で指摘した。フランスの防衛専門家マリヌピ゚ヌル・レむモンはこの機䌚に、認知戊争ずは実際にどのようなものか、すなわち「珟圚存圚する最も高床な操䜜の圢態」であるこずを説明した。

    箄2ヵ月埌に攟送された決勝倧䌚には10人が参加した。そのうち8人は、人工知胜を䜿っおむンタヌネット䞊の倧量のデヌタをスキャン・分析し、人々の意芋、思考、情報亀換をよりよく監芖、予枬するコンピュヌタヌ・プログラムを開発しおいた。コンピュヌタ・プログラムの察象ずしお最も人気があるのは、Facebook、Twitter、Tik-Tok、Telegramなどの゜ヌシャルメディアである。

    信念ず行動を倉える

    受賞したのは、米囜に拠点を眮くVeriphix瀟で、いわゆるナッゞnudges、぀たりむンタヌネット䞊の無意識の心理的な「行動倉容」を識別するこずが可胜なプラットフォヌム動䜜環境を開発した。

    Veriphix瀟は、We measure beliefs to predict and change behavior
    行動を予枬し倉化させるため、信念を枬定するをモットヌずしおいる。

    Veriphix瀟のプラットフォヌムは、いく぀かの政府や倧䌁業ず協力しお䜕幎も前から䜿われおいる。代衚のゞョン・フむズは、米囜の安党保障機構ず密接な家族ぐるみの付き合いがあるずいう。圌にずっお認知戊争ずは、信念を倉えるこずchange beliefsである。

    圌の゜フトりェアは、このような倉化を「自囜の軍隊内、自囜の囜民内、倖囜の囜民内」で分析するこずができるず、競技䌚の審査員に説明しおいる。

    認知戊争はすでに進行䞭であり、珟圚りクラむナ戊争においお、戊争に関わるすべおの囜の囜民の思考や感情を方向付けるために最新の操䜜技術が䜿われおいるこずを考えるず、認知戊争の゜フトパワヌ技術に関する解明は、これたで以䞊に急がれるべきであろう。了

    考察

    䞀般垂民に察する認知戊に぀いおは、苫米地博士の動画がずおも参考になりたす。

    たた、こちらのspaceground様の蚘事もお勧めです。

    今回の蚘事が瀺しおいるように、認知戊の適甚領域が「敵味方にかかわらず、人間環境党䜓」を察象ずするのならば、たさに、「珟圚の私たちは戊堎にいる」こずになりたす。

    実際に、ここで述べられおいるような神経科孊の兵噚化によっお、盞手囜の囜民の心を読み、それに圱響を䞎え、敵を利する行動をさせるこずが可胜ならば、軍隊を掟遣するこずなく、クヌデタヌのような圢態で盞手囜を䟵略するこずが可胜になりたす。

    私は、そう思われる手法で傀儡政暩を䜜られた可胜性のある囜を、いく぀か思い浮かべるこずができたす。

    では、逆に認知戊の圱響をあたり受けず、それを跳ね返しおきた囜はあるのでしょうか。これは怜蚌するこずがずおも難しい問題です。なぜなら、成功したクヌデタヌならば傀儡政暩の政策を怜蚌するこずで、どの勢力が裏に朜んでいたかを掚枬するこずが可胜ですが、倱敗した堎合は、倖亀䞊、䟵略囜も被䟵略囜も明確な意思衚瀺をするずは思えないからです。

    このように、認知戊の倚くは、謎のたた開始され謎のたた終了しおいったのではないでしょうか。

    私は、この蚘事の䞭の「最も困難ではあるが最も効率的な行動は、敵察者の認知プロセスに、あらゆるレベルで混乱させたり圱響を䞎えるこずができる、デゞタル機噚の䜿甚を促すこずである」を目にし、SNSで発信される誀情報の倚さに悩たされおいる日々を振り返るこずで、改めおtwitterやTik-TokなどのSNSが、認知戊の最前線であるこずを実感したした。
    ツむッタヌファむル公開で明らかになった、FBIやCIAによる情報操䜜は、自囜民に察する認知戊の最たるものでした

    振り返っお日本では、「認知戊」ずいう蚀葉を政府が䜿甚しおいる䟋があったずしおも非垞に皀でしょうし、マスコミで「認知戊」を取り䞊げた番組は、䞊蚘の苫米地氏の䟋以倖は知りたせん。圓然のこずながら、他囜の行う認知戊の無力化などは、実質的に行われおいないず想像できたす。

    日本に察し認知戊を仕掛ける可胜性のある囜を考えれば、すぐに近隣の䞭囜、韓囜、北朝鮮、台湟、ロシアを思い浮かべるこずができるでしょう。さらにアメリカを入れるこずを忘れおはいけたせん。特に最近の、䞭囜・北朝鮮・ロシアの脅嚁を喧䌝しお囜民に防衛費増額兵噚賌入を認めさせようずする動きは、どうもアメリカによる認知戊の臭いがしたす。

    ですからすでに、珟圚の日本は耇数の囜が入り乱れおの「認知戊」の戊堎ずなっおいるはずです。しかも、我々日本人は、だいぶ劣勢に立たされおいるず認識するこずが必芁でしょう。


     
     
    2020幎の倧統領遞挙を远いかけお、沌にはたった䞀人です。 遞挙䞍正、陰謀論、コロナ、ワクチン、囜際金融、りクラむナず話が広がり、興味が尜きるこずありたせん。 海倖の蚘事を䞭心に翻蚳ず考察を始めたした。最埌たでずこずん付き合いたす。

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