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歌日記20260927:月を見る

    #月を見る

    月を見る
    やさしい嘘に騙されて
    酔いも覚めやらぬ明け方の星







    パノラマ島へ帰ろう。


    【お酒で伝えるありがとう】

    いつの頃からだろう。
    高校生くらいからだろうか。
    孤独や自己嫌悪に
    体が過剰に反応するようになった。

    様々な理由をつけながらも
    シンプルに思えば
    それだけのことだろう。
    ありのままに受け入れられない
    何かがそこにあっただけ。

    お酒はそんな症状を和らげてくれる。
    過剰に反応する免疫を抑えて
    心地よい鈍麻と眠り。
    夢から覚めて
    また夢の中に帰るような生活。

    上手に付き合える時は良いが
    上手に付き合えない時はひどい。
    ヒステリックな恋人のように
    精神的にも肉体的にも
    無慈悲で理不尽な要求をしてくる。

    それでも
    僕は
    そんな彼女が嫌いになれなかった。

    前触れもなく黙る。
    突然泣き出す。
    意味もなくはしゃぐ。
    急に怒り出す。
    貢物を要求される。
    夜中に呼び出される。

    しかし
    それらは僕の孤独を和らげ
    自己嫌悪や自己肯定感の低さから
    目を背けさせてくれた。

    バイト帰りの繁華街で
    安物のワインを買って帰る。
    バーミヤンをテイクアウトして
    アメリカのホームドラマを再現するように
    僕たちは安っぽい嘘を吐きあって
    お互いの不在をお互いで埋めあっていた。

    あれから
    何十年と時が経っても
    僕の傍には常にアルコールがある。
    埋められない過去。
    逃げられない現実。
    明日の岸辺にたどり着くために
    僕は飲み続ける。

    日本酒のように豊かで
    焼酎みたいに親しみやすい。
    ウィスキーやブランデーが
    ハートを強く蹴り上げる。
    ワインは冷やすと美味しいね。
    ジンもテキーラもたまには良いもの。
    ごめんね。ラムはあまり飲まない。


    みんな。
    ありがとう。

    これからもよろしくお願いします。


    お酒で伝えるありがとう。
    ではなく
    お酒に伝えるありがとう。
    に見えるかもしれませんが
    お酒を題材にして
    誰かに何かを伝えようとした痕跡が
    ほのかに見受けられるありがとう。
    かもしれません。


    せっかく企画に参加したのに
    トーンが暗くなってしまいました。
    ごめんなさい。


    【今週の性悪歌人】

    画像
    推敲前の性悪な部分が見えてしまっていますね

    【本日の筋肉少女帯】



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