
【図解・初心者向け】MT5で20秒足チャートを作って、S20サインを表示するまで(ゼロから5ステップ)
この記事では、ゴールド(XAUUSD)の秒スキャル用に、MT5で「20秒足チャート」を作り、サイン用のインジケーターを入れるまでを、最初から順番に説明します。
MT5には、もともと秒足がありません。そこで「秒足チャート サービス」というツールで20秒足を作り、その上にサイン用のインジケーターを入れます。
■ この記事で分かること
・20秒足チャートの作り方
・M1チャートと20秒足チャートに入れるインジケーター
・サインのパネルの見方
・テンプレートに保存して、次からすぐ同じ画面にする方法
1.完成形:2つのチャートを並べて使う

使うチャートは2つです。
・普通のチャート(XAUUSDs の M1):注文を出すチャート
・20秒足チャート(XAUUSDs_S20 の M1):サインを見て判断するチャート
20秒足チャートは「カスタム銘柄」という作り物のチャートなので、その上では注文できません。注文は、かならず普通のチャートの方で行います。
使うファイルは次の4つです。
・SVC_SecondsChart_v1_02(20秒足チャートを作るサービス。20秒足専用)
・IND_S20Lines(LWMAの線とPOの表示。M1と20秒足の両方に入れる)
・IND_S20Stoch(ストキャス。20秒足に入れる)
・IND_S20Sign v1.05(サインとパネル。20秒足に入れる)
2.ファイルを入れる

MT5の上のメニュー「ファイル」→「データフォルダを開く」を押すと、フォルダが開きます。その中の「MQL5」フォルダに入れます。
・SVC_SecondsChart → MQL5 の「Services」フォルダ
・IND_S20Lines / IND_S20Stoch / IND_S20Sign → MQL5 の「Indicators」フォルダ
配布するファイルは「.ex5」なので、フォルダに入れるだけで使えます(コンパイルは要りません)。
入れたら、MT5のナビゲーター(Ctrl+N)で右クリック →「更新」を押します。
3.手順1:秒足サービスを動かす

ナビゲーターの一番下にある「サービス」を開き、「SVC_SecondsChart_v1_02」を右クリック →「サービスを追加」を選びます。
(ダブルクリックはしないでください。ソースを開く操作になり、「not found」というエラーが出ます)
このサービスは20秒足専用なので、設定は基本的にそのままでOKです。
・InpSource:空のまま(金の銘柄を自動で探します)
・InpHistoryHours:48(起動したときに、過去48時間分の秒足を作ります)
・InpOpenChart:true にすると、チャートを自動で開きます
・InpShowComment:true(チャート左上に本当の時刻を表示します)
OKを押すと、サービスが動き始めます。一度追加すれば、MT5を閉じて開き直しても自動で動きます。
サービスを登録するときの注意

・ファイルは MQL5 の「Services」フォルダに入れます。Indicators や Experts に入れると、ナビゲーターの「サービス」に出てきません。
・ナビゲーターでサービスを「ダブルクリック」しないでください。ソースを開く操作なので「…mq5 not found」というエラーが出ます(動作には関係ありません)。登録はかならず、右クリック →「サービスを追加」です。
・登録は1つだけにします。同じサービスを2回追加すると、同じ20秒足チャートに2つから値が流れ込んで、足がおかしくなることがあります。2つ以上あるときは、右クリック →「削除」で1つにしてください。
・気配値表示(Ctrl+M)に、元になるゴールドの銘柄(XSなら XAUUSDs)を表示しておきます。サービスはここから金の銘柄を探します。
・気配値表示に金の銘柄が2つ以上ある場合(XAUUSD と XAUUSDs、XAUEUR など)は、最初に見つかったものが使われます。InpSource に元にしたい銘柄名(例:XAUUSDs)をそのまま書いてください。
・MT5 を複数使っている場合は、それぞれの MT5 で登録が必要です。
・新しいバージョンに入れ替えるときは、古いサービスを右クリック →「停止」→「削除」してからファイルを入れ替え、もう一度「サービスを追加」します。
・MT5 は最新版にしておきます(ヘルプ →「アップデートを確認」)。古い MT5 では、新しく作ったファイルが動かないことがあります。
・サービスを起動した直後は、過去48時間分の20秒足を作り直すため、チャートが数秒止まったり描き直されたりします。
4.手順2:20秒足チャートを開く

気配値表示(Ctrl+M)に「XAUUSDs_S20」という銘柄が増えます。
右クリック →「チャート表示」で開き、時間足を「M1」にしてください。この M1 の1本が、20秒足の1本になります。
注意点が2つあります。
・チャート下の日付は「2020年ごろ」の仮の日付になります。本当の時刻は、チャート左上の表示で確認してください。
・銘柄名はブローカーで変わります(XSは XAUUSDs、他社だと XAUUSD や XAUUSD+)。名前の後ろに「_S20」が付いたものが20秒足です。
5.手順3:普通のM1チャートに「S20Lines」を入れる

普通の XAUUSDs の M1 チャートに、ナビゲーターの「指標」から IND_S20Lines をドラッグします。設定はそのままでOKです。
・オレンジ:LWMA10(短期)
・青:LWMA20(中期)
・マゼンタ:LWMA75(長期)
3本が「10>20>75」の順に並んだ状態を「上昇PO」、「10<20<75」を「下降PO」と呼びます。POの間だけ、10と75の間が色で塗られます(上昇=青、下降=赤)。
右上には、POの向きと「LW10-LW75 間隔」が出ます。この間隔が、サインの種類を決める目安です。
・$5以下 → 通常サイン
・$5超 → 深押しモード
6.手順4:20秒足チャートに3つ入れる

20秒足チャートには、次の順番で3つ入れます。
① IND_S20Lines(M1と同じ線)
② IND_S20Stoch(下の窓にストキャスが出ます)
③ IND_S20Sign(サインの矢印と、左上のパネル)
S20Stoch は、ストキャス(5,3,3)の線です。白が %K、赤が %D です。20以下と80以上の帯に色が付き、%K と %D がクロスした足には点が付きます。
・上抜け:青い点
・下抜け:赤い点
・20以下からの上抜け、80以上からの下抜け(深押しの形):大きい水色・オレンジの点
点は「クロスした」という印です。サインそのものではありません。サインは、S20Sign の矢印で確認してください。
7.S20Sign のパネルの見方

パネルは、上から順に条件を確認する作りになっています。
・時間:日本時間 20〜24時か
・PO:1分足と20秒足が同じ向きのPOか
・間隔:1分足の LW10-LW75 が $5以下か($5超なら深押しモード)
・ストキャス:あと何を待っているか
・直近サイン:最後に出たサインの本当の時刻
・一番下の行:バージョン(例:S20Sign v1.05)と使用期限
ストキャスのクロス以外の条件がすべてそろうと、パネルが目立つ色で点滅します。
・黄色:通常サインのクロス待ち
・水色:深押しのクロス待ち
パネルが点滅したら「もうすぐサインが出るかも」という合図なので、チャートから目を離さないようにしましょう。設定の「InpWaitSound」を true にすると、クロス待ちに入った時に音でも知らせてくれます。
8.サインは2種類

どちらのサインも、1分足と20秒足が同じ向きのPOであることが前提です。
通常サイン(青・赤の矢印)
・1分足の間隔が $5以下
・日本時間 20〜24時
・20秒足のストキャスが、POの向きにクロス
深押しサイン(水色・オレンジの矢印)
・1分足の間隔が $5超
・時間は問わない
・買い:%D が20以下から上にクロス
・売り:%D が80以上から下にクロス
サインが出たら、次の足で成行。利確 $3・損切 $3(30pips)が、検証した形です。
時間帯(20〜24時)の制限を外す方法
通常サインの時間帯は、S20Sign の設定画面で変えられます。
① 20秒足チャートで Ctrl+I を押し、「S20Sign」を選んで「プロパティ」
② 「パラメーター」タブで、次のどちらかを変えて OK
・InpUseTime を false → 時間の制限なし(終日サインが出ます)
・InpJstStart / InpJstEnd → 開始・終了の時刻(日本時間)を変える
深押しサインは、もともと時間の制限がありません。深押しにも時間帯を使いたい場合は、InpDeepUseTime を true にします。
ただし、検証では通常サインを終日にすると成績が悪くなりました(20日分で、20〜24時は +$34 / +342pips、終日は -$147 / -1,470pips)。時間の制限を外すのは、サインの形を確認したいときなどにとどめるのがおすすめです。
9.手順5:テンプレートに保存する

一度作った画面は、テンプレートとして保存しておくと便利です。
① チャートの上で右クリック →「テンプレート」→「テンプレートの保存」
② 名前を付ける(例:普通のチャートは「S20sign_M1」、20秒足は「S20sign_S20」)
③ 次からは、右クリック →「テンプレート」→ 名前を選ぶだけ
テンプレートには、そのチャートに入っている EA も一緒に保存されます。読み込むと EA も入れ直しになるので、ポジションを持っていない時に切り替えてください。
10.使う前に知っておくこと

このサインは「勝てる保証」ではありません。
・検証はティック20日分(2026年10〜11月)で、まだ短いです。
・通常サインは217回で、1回あたり平均 +$0.16(スプレッド込み)でした。日によって大きくぶれます。
・深押しサインは48回で、1回あたり平均 +$0.63でした。ただし、基準を少し変えるだけで成績が大きく変わります。
まずはデモ口座か最小ロットで使ってください。20回以上の記録をとってから判断するのがおすすめです。
記録するときは、時刻・種類(通常/深押し)・売買・結果($とpips)を残しましょう。見逃したサインも、別に記録しておくと後で役に立ちます。
使用期限について
S20Sign には使用期限があります。パネルの一番下に「Limit 2026/12/04 お試し あと◯日」のように表示されます。
・お試し:配布開始日から30日間使えます。
・期限が切れると、矢印と通知が止まり、パネルに「期限切れ」と表示されます。
・継続して使いたい方は、noteからお問い合わせください。
(S20Lines と S20Stoch には期限はありません)
よくある質問
Q.20秒足チャートが出てきません。
A.ナビゲーターの「サービス」で、SVC_SecondsChart が動いているか確認してください。気配値表示で右クリック →「すべて表示」を押すと出てくることもあります。
Q.操作ログに「SVC_SecondsChart_v1_02.mq5 not found」と出ます。
A.サービスをダブルクリックした時に出るメッセージで、動作には関係ありません(中身のソースファイルを開こうとしただけです)。サービスは、右クリック →「サービスを追加」で動かしてください。追加しても動かない場合は、MT5 を最新版に更新してください(ヘルプ →「アップデートを確認」)。
Q.20秒足チャートの日付がおかしいです。
A.秒足を作る仕組み上、日付は仮のものになります。本当の時刻は、チャート左上の表示と、パネルの「時間」「直近サイン」で確認してください。
Q.20秒足チャートで注文できません。
A.20秒足チャートは作り物の銘柄なので、注文できません。注文は普通の XAUUSD チャートで行ってください。
Q.5秒足や30秒足は作れますか?
A.このサービスは20秒足専用です。サインの検証も20秒足で行っていて、15秒足と30秒足では成績がマイナスでした。
ツールの最新情報はこちら
https://note.com/fx_tools