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Photo byグスタフ・クリムト / メトロポリタン美術館

ギャラリートーーク!

    学芸員は、お客さんの顔が見えません。これは実はやばいことです。

    美術館に限った話ではありません。商品やサービスの受け手の存在が希薄になると、どうしても独りよがりのものを生み出しがちです。
    店主のこだわりが行きすぎた独創的なラーメン。
    開発者のセンスを見せつけることに意識がいって使いにくいアプリ。
    巷にあふれる「これ何で作ったの?」という商品は、たいていお客さん不在という原因が隠されています。

    展覧会もこれと同じで、学芸員がずっと机にむかって頭をひねって企画を立てていると、どうしてもそれを鑑賞する人のことを忘れてしまいます。そして「これは画期的だ!」という自己満足の展覧会を企画して、いざ開幕してみれば閑古鳥という悲しい結果になりがちです。

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